モノクロス

舞台は日本のどこかにある地域、永久(とこしえ)市。
この地域には“ミタカラヒメ”という守神が存在し、眷属ルルと共に平和に過ごしていた。
また、ミタカラヒメは7つの宝石で市を囲い、結界を張ることで、悪しきものを寄せ付けないようにしていた。
しかしある日、悪神ムシバミが唆した人間によって宝石の一つ『オニキス』が奪われてしまう。
それによって崩れた結界からムシバミが永久市に侵入し、ミタカラヒメは交戦することに。
しかし、善戦するも隙を突かれ、ムシバミに敗北してしまう。
ミタカラヒメは最後の力を振り絞り、残る6つの宝石をコンパクトに変え、ルルに託す。
ミタカラヒメは力尽き、ムシバミに呑み込まれたのだった。
こうして永久市は、ムシバミの手に堕ちた。
退屈を嫌ったムシバミは、『オニキス』をとある少年に渡し、怪人を作り上げる等、悪しき力を与えた。
気弱だった少年は力を得たことで強気になり、自身を王とする世界を創ろうと目論む。
一方ルルは、託されたコンパクトを少女達に配り始め…。

これは魔法少女と悪役、2つの視点から描く戦いの記録。