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譲れない想い

カラン


通りに面した二方向が開けたオープンテラスのカフェには、木製のテーブルセットがゆったりとセットされ、地元の方々が新聞を読んだりしながらのんびりと過ごしていた。


隣の建物との間に内階段が設けられてらいて、ペンキがところどころ禿げている淡い緑の扉を開けて、その階段を登って行った。


「また来てくれるなんて、ありがとう」

「近くに立ち寄ったのと、昨日のお礼に」


昨日と同じ部屋に通される。


そっと「みるく饅頭」を差し出す。

スキルの中に「ネットスーパー」が入っていた。


お支払いは無料。というか軍資金からの出費だった。

軍資金は俺の生涯年収より明らかに多かった。

一体、何をさせられるのだろうか。


「あら、これは何?」

「日本のお菓子でお土産物の定番なんだ」

「え?俺知らないんですけど」


たむくんを、つい見てしまった。

「お土産定番って坂角のえびせんじゃないんですか?」

このやろう、岩手銘菓を知らないのか?ままどおるといっしょにされがちだが、あれは福島銘菓だ。坂角のえびせんは名古屋銘菓だろう。親会社からの出向者のお土産定番だ。


「よくわからないけど嬉しいわ。食べて参考にさせてもらいます」


コーヒーに昨日のペースト、あとはケーキをお願いする。

「軽食は大丈夫?スープとサンドイッチならあるわよ?」

「パスタじゃないんですね」

「観光客向けにパスタも置いてある店はあるけど、パスタはトラットリアなの。ここはカフェだから軽食のパンになるわ」

「あ、ならサンドイッチとスープを軽めに貰っても?」

「あなたはどうします?」

「俺もお願いします」

「なら、先に軽食をお持ちしますね」


お水はサービスにしとくわ?熱中症予防にしっかり飲んでね?とお水が差し入れされた。


「心配されてるのかな」

「俺からもお願いします。カフェイン飲料は熱中症予防にはならないんで」


困ったな、と差し出されたスパークリングウォーターを飲んだ。

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