早や年の瀬を迎え小咄でも
◎第9波到来か
「ナゾのアレが流行ってるって話だぜ」
「何だって!そいつはてーへんだ」
「ワクチンだワクチン!」
「マスク!マスク30枚!」
「熱もねえしどこも痛くねえ。こいつは無症状感染にちげえねえや」
「何をわやわややってまんのや」
「おめえ、知らねえのかアレを」
「アレてAREでっしゃろ。阪神のスローガンでんがな」
「え」
◎武器買わされるけど敵意はないよ
「いまさらトマホーク買うって。前世紀の遺物ですよ」
「しょうがないだろ。アメ公さまのご命令なんだから」
「長距離ミサイル設置なんか中国やロシアが黙ってませんよ」
「でもロシアの防空システムでほぼ無力化されるんだろ、トマホークなんて」
「ええ。まあ、武器としてはまともな役に立たないです」
「だからいいんだ。中露にアピールできる。我が国に敵意はないと」
「そんな。…卑屈外交ですね」
「まだ被占領国だからね、アメ公さまの」
「ううう」
◎子供のマスクに株屋も危惧
「こんにちはノムーラはん。プラカード作ってまんのか」
「せやモルーカスはん。デモしよ思て」
『ノーマスクで健全社会』
『子供にマスクは狂気の沙汰』
「マスク社会はお子らの情操や成長に悪影響甚大でっからな」
「せや。マスク効用以前の最悪の社会問題や」
「顔のない社会は恐怖ですわ。わてもデモ参加しま」
「行こか。少数の声届け!」