好きな女の子に“好き”となかなか言えない告白!
【どうか! ぼくと付き合ってください! お願いします!!!】
【___もちろん! いいよ!】
【ありがとう!】
___ぼくは夢で、何度も同じ女の子に告白して上手くいく夢を
見るのだけど、、、?
・・・実際は、ぼくは勇気もないし。
その女の子に、ぼくから好きなんか言えないよ。
___もし? フラれたら、ぼくはショックで立ち直れないし。
それにフラれた後、、、どんな風に彼女を見たらいいの?
___ぼくね?
本当に、彼女の事が好きなんだ!
▼
___ぼくの名前は、『伊東 清人』6歳で、小学1年生だよ。
ぼくの好きな女の子は、同じクラスの『相野 福美ちゃん』
ぼくと隣の席に座ったことで、ぼくは彼女の事を意識するように
なったんだよ。ぼくは、クラスの女の子の中で福美ちゃんがダントツ
に可愛いと思っているんだ!
___それに、クラスの男子からも人気がある女の子なんだよ。
ぼくの好きな、【福美ちゃん。】
・・・ぼくの好きな福美ちゃんにぼくの親友の暁登君が好きと
告白すると、ぼくは暁登君から直接、聞いたんだ。
___暁登君に、好きな女の子がいる事は知ってたのだけど?
まさか!? その女の子が、【福美ちゃん】だなんて、、、!
聞いてないよ! 暁登君!
・・・もしね?
福美ちゃんが、暁登君に告白されて! 二人が付き合いだしたら?
ぼく、どうしたらいいのかな?
___ぼくだって!
福美ちゃんの事が大好きなんだって!
暁登君に言った方がいいの?
・・・二人が、好き同士になったら? ぼく嫌だよ!
ぼく、性格悪いよね? ぼくの親友の暁登君が好きな女の子と付き
合えたら? 素直に喜んで、“よかったね” って!
言ってあげられる自信がないよ。
ぼくは、福美ちゃんを暁登君でも他の男の子にも取られたくないんだ!
ぼくだけの、福美ちゃんでいてほしい、、、!!!
___ぼくは、他の女の子とは?
普通に話せるんだけどね! 福美ちゃんだけは、どうしても意識して
しまって、言葉が上手く出てこないんだよ!
顔も真っ赤になって! 福美ちゃんにぼくの気持ちを知られたくない。
___だから?
ぼくは、あまり福美ちゃんの傍にはいないんだ。
本当は、福美ちゃんの隣で笑っていたいよ。
・・・だけど? ぼくには、無理だな。
*
___福美ちゃんは、僕の気持ちを知ってか知らずか?
たまに、ぼくに不意打ちに話しかけてくる時があるんだ!
ぼくは、タジタジでオドオドして何も言えずにスタスタと
その場から離れる事しかできないんだ。
___福美ちゃんは? ぼくに何を求めてるの?
ぼくは、福美ちゃんが大好きだよ。
・・・だけど? ぼくは福美ちゃんに告白なんかできないよ。
でも、、、ぼくがモジモジしていたら? 暁登君と福美ちゃん
が付き合っちゃう!
___それは! どうしてもダメ! 絶対にダメ!!!
ぼくだって! 福美ちゃんの事が好きだから。
*
【スタスタスタススターーーーーーー】
『・・・ハァハァハァ、あのねあのね?』
『___えぇ!? 清人クン、どうしたの?』
『___ごめんね、暁登君! ぼくね、福美ちゃんの事が好きなんだ!
ずっと黙っててごめんね。』
『・・・別にいいよ! 福美ちゃんも清人クンの事が好きなんだって!
だからね? 気にしなくていいよ!』
『・・・えぇ!? 本当に!?』
『うん! 実は、ずっと思ってたよ! 福美ちゃんも清人クンの事が好き
なんじゃないかって! だって! 福美ちゃん清人クンの事よく見てた
からさ~!』
『・・・う、うん。でも? 本当に、ぼくでいいのかな? 福美ちゃん。』
『もちろん! いいと思うよ! 福美ちゃんから直接、聞いてみればいいよ!』
『・・・ううん! ありがとう、暁登君!』
ぼくは、暁登君に言われた通り福美ちゃんに聞いたら? 上手くいったよ!
ぼくは、福美ちゃんに告白できたんだ。
それと? ぼくと福美ちゃんは両想いだったよ!
そして! ぼくと福美ちゃんは、付き合うことになったんだ。
___ぼくの気持ちは、バラ色だよ。 最高の気分なのさ~!
最後までお読みいただきありがとうございます。




