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幼女が保護者な男の話  作者: やまき
2/2

転生そして…




俺は転生し新しい世界に召喚されようとしている。俺を包み込むようにあった感覚は無くなり、そして瞬間俺の視界は一気に開けた。俺が召喚され最初に見たものは森そして森を貫くように伸びた道を行く集団の頭上だった、、、、そう智也は上空約20メートルほどに召喚されていた。


[うぁーー!]

智也は重力に逆らうことなく森の中へと落ち、木にぶつかり衝撃を和らげながら地面へ落下し死ぬことはなかったが、そのまま気を失った。



目が覚めると俺はテントの中にいた。俺は誰かに助けられてここに寝かされていたのだろうか…寝てる間に変えられたのか服装はいつの間にか上下とも簡素な物になっている。……まさかバンツまでと思い確認したがそれは大丈夫だった。誰が変えたのか知らないが良かった……。



そんなことを確認しているとテントの入り口が開きそこから女の子が顔を覗かしていた。外は暗く寝ている間に日が落ちたのだろう。

[あっ…]

俺は今自分のパンツを確認するためズボン下ろしていた。それに気づき俺の頭は一瞬思考を停止した。だが、すぐに動きだしあわてて女の子に弁明しようと思ったが女の子はもう何処かへ行ってしまっていた。次あったら謝ろう…多分大人を呼びに言ったのだろう…勿論俺が起きたことを報告に…決して変態としてじゃないことを祈ろう……。


女の子が出ていき5分もせずに恰幅の良いやや中年の男性が入ってきた。年は30歳後半だろうか

[おぉやっと起きられましたか、待ち遠しかったけですよ]

と話しかけられた。どうやら変態として報告されてはいないらしい。

[あの、助けていただいてありがとうございます]

と俺はまず助けてもらったことへの感謝をした。


[いえいえ、当然のことをしたまでですよ起きたばかりで申し訳ありませんが質問をよろしいですかな?]

と笑顔で応えた。俺は男の質問に答える意思を頷き示した。

[では最初の質問です。なぜあのような場所に?]

と質問された。俺は

[それは俺にもよく分かっていなくて…なぜあの場所に召喚されたかは…]

と答えた。


[召喚?転移などではなく?]

しまった…召喚されるなんて言うべきじゃなかったな……

[すいません間違えました転移です……]

流石に無理があると思うがが一様訂正してみよう…

[いえいえ大丈夫ですよ。では次の質問ですが、づばり貴方は召喚された勇者様ではないのですか?]

訂正はしてみたが流石無理があったらしい…だが勇者?俺がか?そんなことは女神様からも言われてないな…


[そんなに不安にならなくても結構ですよその黒髪黒目そして変わった材質の仕立ての良い、いや良すぎる服を来ていられましたから]

と言われてしまった。確かに言われてみればこの男は茶髪で目も茶色っぽいな…さっきの女の子も銀髪で青っぽい色の目だったな…スーツもそれなりに高いものだしこんな服ならすぐおかしいと思うか…そうだ服はどうしたのだろうか?



[はい…確かに私は別の世界から召喚されました…あの?服はどうしましたか?]

と俺は嘘をつくのを諦め正直に答えた、ついでに服をどうしたか聞いてみた。

[おぉやはりそうでしたか。して、どこの国で召喚されたのは聖国か、ここから近い王国なのでしょう。服は汚れていたので綺麗にしています。迷惑でしたか?]

[いえ、ありがとうございます。王国で召喚ですか?私はさっき転移と言い直したんですが…あの時あの場所に召喚されました…。普通は違うんですか?]

と答えた。


[なんと!そんな話聞いたこともない!が…本当のようだな…ははっなんて私はついているんだ!そういえば名前をまだ聞いていなかった]

俺の答えを聞いた男は声が大きくなり態度も高圧的になった。

[名前ですか?田中智也ですけど?]

とフルネームを答えた、答えてしまったのだ。



[これで契約も成立した…]

男はそう呟いた。契約?なんのことだ?俺はまだ理解していなかった。ここは日本じゃない、魔法があり人権がどんな場合でも守られている場所ではないと……。

[田中智也、これでお前は私の物です精一杯私を儲けさて下さい]

[物?どうゆうことだ!]

男がそう言ったとたん胸元が熱く痛んだ。

[ぐっ!なんだこれ!?]

俺の胸元は簡素な服の上からでも分かるほど紫色に光る紋様があった。

[それは奴隷紋お前が名前私に名前を教えたことで私の奴隷になったんですよ。]

[なんだよそれ!そんなの認められるか!]

俺は勿論嫌で拒否しようとしたがそうすると胸の痛みは増した。

[くっそ…!どうしたら……]

痛みは熱した鉄を押し付けられるような感覚で俺の反抗の意思を奪っていく。


[お前はもう俺の奴隷だ私に逆らおうとすればそうなる。言うとおりにすれば良いだけさなに、別に丁寧に扱うさ大切な商品になるのだから。]

商品?まさかこいつは!俺がやっと気付いたからなのか男が自己紹介をした。

[私はグレゴリー主に奴隷を扱っている商人だこれからよろしく頼むよ?智也]


俺は召喚されて初日で奴隷へと落ちてしまった。




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