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蛇はどこまでも追いかけてくる  作者: カエル
第一章
24/73

栗鼠と言う生き物


 栗鼠という生き物は一見、木の実などを食べる草食動物のように見える。

 しかし、実際の栗鼠は雑食であり、木の実や種子などの植物性のエサ以外にも昆虫、トカゲ、鳥の卵や雛、他のげっ歯類、時には蛇すらも捕食することがある。

 確かに栗鼠は臆病で、用心深く、可愛い生き物だ。だが、栗鼠はその可愛らしい外見とは裏腹に、非常に残虐な一面も持ち合わせている。


「……なるほど。波布さんが私を疑った理由はよく分かったよ」

 波布の話を聞いていた栗鼠山は「ふう」と長い息を吐き出した。

「波布さんの言う通り、奏人の中にいたのは『白い大蛇』じゃなくて、大きな『トカゲ』だったよ。奏人は『トカゲの化物』が見ている物と同じ物を見ることが出来るって言ってた」

「やはり、そうでしたか」

「あーあ」

 栗鼠山は大きく背伸びをする。

「あの時、奏人とは違ってちゃんと波布さんの……えっと、『シロちゃん』だっけ?にも目を向けていたのにな」

 栗鼠山が波布の横で固まっている『シロちゃん』にチラリと視線を向ける。

「そうですね。奏人さんとは違い、貴方は『シロちゃん』から視線を逸らすことなく、雨牛君と私、鰐淵先輩が見ている方向を一緒に見ました。実に自然な動作だったと思います」

「そう、ありがとう」

 栗鼠山は感情のこもっていない波布の称賛に、無感情で応える。

「私も一瞬、目を逸らしそうになった。だけど、皆が同じ方向を見ている時に、自分だけ違う方向を見ていたら、おかしいって思っただけだよ。奏人は気付かなかったけどね」

 栗鼠山はどうでもよさそうに手を振った。

「私からも質問をしていいですか」

「何?」

「雨牛君から聞いたのですが、栗鼠山さんと雨牛君は幼馴染だそうですね」

「そうだよ」

「でも、中学は別だった」

「うん」

「雨牛君は奏人さんとは二年前に会ったと言っていました。二年前、つまり中学生の時です」

 波布と雨牛は現在、高校一年生。

 雨牛と奏人が出会ったのは二年前の中学二年生の時だ。

「ということは、栗鼠山さんと奏人さんは高校に入学してから、お知り合いになったのですよね?」

「うん」

「その時、奏人さんに何かされませんでしたか?」

「……何かって?」

「奏人さんが鰐淵先輩や私を憎く思っていたのは『雨牛君を独占したい』という強い執着心からでした。奏人さんにとって、雨牛に近づく女性はみんな敵であるはずです。だとすると、最初に奏人さんが襲うのは、雨牛君の幼馴染で、彼と最も一緒にいる時間が長い栗鼠山さん、貴方のはずです。しかし、実際に襲われたのは最初に鰐淵先輩、次に私でした。貴方と奏人さんは敵対するどころか、友人にまでなっています。鰐淵先輩を『奇妙な生物』に襲わせたのは貴方であったにも関わらず、奏人さんは自分がやったと言いました。おそらく、貴方を庇ったのでしょう。あれだけ、雨牛君に執着していた奏人さんにしては不思議でした」

 波布は首を傾げる。

「どうして、貴方は奏人さんと友人になれたのですか?」


「フフッ」

 波布の質問を聞いた栗鼠山はおかしそうに笑った。

「波布さん。奏人が私のことをどうして襲わないのかって聞いたけど、それは違うよ。私はもう、奏人に襲われているの」


 奏人と栗鼠山は最初から、仲が良かったわけではない。

 雨牛と奏人が出会ったのは中学の時。雨牛と栗鼠山は幼馴染だが、中学は別。だから、高校になるまで、栗鼠山と奏人には面識がなかった。

 高校に入り、栗鼠山が雨牛と再会した時、雨牛の隣には彼と同じ高校を受験し、合格した奏人がいた。栗鼠山は再開した雨牛とはよく話したが、奏人とはほとんど話すことはなかった。

 ある時、奏人はインフルエンザに掛かり、一週間ほど休んだことがある。

 一週間ぶりに登校した奏人は栗鼠山を人気のない場所に呼び出すと

「もうアマに近づくな!」

 と怒鳴り、体の中から出した巨大な『カナヘビ』に栗鼠山を襲わせた。

 奏人は自分の中の『化物』をもう使うまいと思っていた。だが、既に『化物』の力に飲まれていた奏人は、その誓いを破ってしまった。

 奏人の中にいる『カナヘビ』に人を殺傷する力はないが、噛まれるとその場所に激痛が走る。奏人はこの力を使い、栗鼠山を痛めつけ雨牛から遠ざけようとした。


 奏人にとって誤算だったのは、栗鼠山の中にも『化物』がいたことだった。


 栗鼠山の中にいる『化物』は奏人の中にいた『化物』よりも強く、奏人は逆に激しく痛めつけられた。


「それから、私、奏人に聞いたの。どうしてこんなことをしたの?って。そしたら、色々話してくれたんだ。雨牛君のことが好きなことや、体の中にいる『化物』のこと……そして、自分は『男』なのか『女』なのか分からず、悩んでいることもとか、全部。そんな奏人に私はこう言ったの『私と貴方と同じ悩みを持っている』って、『私も貴方と同じで自分の性別が分からず悩んでいる』って言ったの。そうしたら奏人、その後、泣き出しちゃって……。自分と同じ仲間を見付けられたって、喜んでたな」

「ちなみに、それは本当なのですか?」

「そんなわけないじゃない!ただ、そう言えば、信頼してくれるかなぁって思っただけ」

「ですが、奏人さんは、それを信じた」

「うん、あっさり信じてくれたよ。拍子抜けするぐらい。あの子頭悪いから、何でも簡単に信じるの。私が『奏人と同じ悩みを持っている』ってことも信じたし、『私は雨牛君のこと好きじゃないよ。だから、安心して!』って言葉も信じてくれた」

 栗鼠山は奏人を嘲笑するようにクスリと笑う。

「そうして、奏人さんの信頼を得て、友人になったのですね」

「うん」

「奏人さんと友人になったのは、最初から利用するためですか?」

「そうよ。私以外に体の中に『化物』を飼っている人間を見るのは初めてだったし、殺してしまうよりは、何かに利用できると思ったから友達になったの。じゃないと、あんな頭の悪い子と友達なんかにならないでしょ?」

 栗鼠山はイラついた様に口調を荒げる。

「大体、あの子喋り過ぎなのよ。私に負けた時だって、自分の悩みをペラペラ話すし、貴方を襲った時もそう。問い詰められた時『確かに波布さんを襲ったけど、鰐淵先輩のことは何も知らない。白い大蛇ってなんのこと?』って誤魔化しとけばいいのに、あの女を襲ったことも話すなんて……しかも、余計なこと口走ったせいで、私まで波布さんに疑われるし、ホント最悪!」

 栗鼠山は顔は大きく顔を歪める。

「だから、殺したんですか?」

「そうよ。このままじゃ、警察で私のことも話しかねないからね。あの子の中にもう『トカゲの化物』はいない。だから、利用価値もない。だったら、警察に話される前に、殺そうって思ったの」

 栗鼠山は波布をじっと見つめる。

「奏人から聞いたよ?あの子の中にいた『トカゲの化物』、貴方の『化物』が食べちゃったんでしょ?」

「はい、あのカナヘビは『シロちゃん』が食べました」

「そうよね」

 栗鼠山はニコリと微笑む。

「最初は奏人に、あの女を襲わせようとしたの。『雨牛君の部活に仲がいい女の先輩がいる』、『あの女は雨牛君を狙っている』そう言ったら、直ぐにあの女に憎悪を燃やしてくれた。後は、奏人の中にいる『トカゲの化物』が、あの女を事故に遭わせてくれるはずだったんだけど……」

「その前に、私の『シロちゃん』が奏人さんの『カナヘビ』を食べてしまった」

「そう!」

 栗鼠山は真っ直ぐ人差し指を波布に向ける。

「奏人、雨牛君がラブレターを貰ったって知って、『トカゲの化物』でこっそり、貴方達の様子を見ていたらしいの。そして私の時と同じように『トカゲの化物』を貴方にけしかけた。私の時とは違って、今度は貴方の『化物』に自分の『トカゲの化物』を食べられてしまったけどね」

「それで、貴方が代わりに鰐淵先輩を事故に遭わせた」

「そうだよ」

 栗鼠山は笑顔で頷く。

「奏人から貴方の『化物』に自分の『トカゲの化物』を食べられたって聞いた時は、本当に驚いた。まさか、体の中に『化物』を飼っている人間がこの学校に、まだいるとは思わなかったから。でも、それ以上に驚いたのは雨牛君だね。まさか、雨牛君も『化物』が見える様になっていたなんて……本当に驚いたよ」


 奏人が操る『カナヘビ』が波布の中にいる『シロちゃん』に食べられる直前、『カナヘビ』は波布の傍にいた雨牛も視界に捉えていた。

 雨牛はとても驚いている様子で、明らかに奏人の『カナヘビ』が見えていた。

 奏人は雨牛にも『化物』を見ることが出来ると知った。そして、奏人はそのことを栗鼠山にも話した。


 波布は「そういうことですか」と言って頷く。

「雨牛君にも『奇妙な生物』が見えると知った貴方達は、私が鰐淵先輩を襲ったと雨牛君に疑わせることにした」

 栗鼠山は軽く髪を掻き上げる。

「波布さんの中に『化物』がいるって知って、雨牛君にも『化物』が見えるって分かって、だったら……って思ったの。波布さんの中にいる『化物』に私の『化物』が勝てるかどうかは分からなかったからね。奏人も、それで納得してくれた。まぁ、失敗したけどね」

 栗鼠山は少し不満そうに目を細める。栗鼠山と奏人の思惑通り、雨牛は最初、波布を疑った。だが、最終的に雨牛は波布を信じた。

「失敗したおかげで、その後、大変だったよ。雨牛君と波布さん、みんなの前で『付き合っている』って言ったでしょ?私には直ぐ嘘だって分かった。雨牛君、昔から嘘を付くのが苦手だったから……きっと、雨牛君と波布さんは二人して、何か企んでいるって気付いた。もしかしたら、あの女を襲った犯人をあぶり出そうとしているかもしれないって。でも、奏人はそう思わなかったみたい」

 栗鼠山は馬鹿にするように「ふっ」と笑う。

「雨牛君と波布さんが『付き合う』って言って少し経った頃、奏人からメッセージが来たの『波布光を殺したいから、協力して欲しい』ってね。『私達のやり方は甘かった。敵は徹底的に排除しないといけない』とも書いてあったな」

「それで、貴方は何と?」

「『あの女を始末して、まだ少ししか経っていない。もう少し、時間を置いた方がいい』って返信したの。そしたら、『なら、一人でやる!』って返ってきたから、条件を出したの。この条件を守ったら、波布さんを襲ってもいいってね」

「条件?」

「うん。『波布さんが一人でいる所を襲う』『顔を見られないようにする』、『以前教えた防犯カメラがない場所で襲う』って三つ」

 栗鼠山は右手の指を三本立てる。

「『貴方の体の中にもう“化物”はいないから、これくらいは用心しないと駄目だよ』って言ったの。もしかして、波布さんを始末してくれるかもって、ほんの少しだけ期待してたんだけどね」

 栗鼠山は心底呆れたように「はぁ」と息を吐き出した。

「なるほど。ところで、奏人さんのスマートフォン。見付かっていないそうですが、持ち去ったのは貴方ですね?」

「うん」

 栗鼠山はあっさりと答える。

「警察に見られたら不味いメッセージとかも色々あったからね。スマートフォンを捨てさせるように誘導して回収したの。もちらん、防犯カメラに映らない位置でね」

「町中の防犯カメラの位置を記憶しているのですか?」

「もちろんだよ。じゃないと何かする時、困るでしょ?」

 栗鼠山は「何を当たり前のことを聞いているのだろう?」と不思議そうな顔で波布を見る。

「そのスマートフォンは今、どこに?」

「細かく分解して燃えないゴミに出した。もうとっくに回収されてどこかに行ってるよ」

「そうですか」

 波布は納得したように頷く。栗鼠山の話を聞いて、いくつかのことが分かった。


 奏人が波布を襲った時のことだ。


 奏人が波布を襲った時、奏人はナイフを使って、波布を殺そうとした。

 それは、波布の予想通りだった。波布は奏人が自分を襲うなら『白い大蛇』以外の方法で襲って来ると思っていた。

 奏人が『白い大蛇』を使って波布を襲わなかったのは、波布の中にいる『シロちゃん』を恐れているから。もしくは、奏人の中にいる『白い大蛇』そのものが波布の中にいる『シロちゃん』と戦うことを拒否しているからだと、波布は推測した。

 しかし、実は奏人の中にいたのは『カナヘビ』であり、奏人が波布をナイフで襲ったのは、既に『カナヘビ』を波布の『シロちゃん』に食われていたためだったのだ。

『カナヘビ』を失ってしまった奏人は、ナイフで波布を襲うしかなかったのだ。


 波布の『シロちゃん』を警戒していたのは、奏人ではなく、栗鼠山の方だった。


 栗鼠山は奏人に比べるとかなり、警戒心が強く慎重な性格だ。

『奇妙な生物』による犯罪は、証拠がなく罪に問われることはない。それにも拘らず、栗鼠山は最初、自分ではなく奏人に鰐淵を襲わせようとしていた。

 波布の『シロちゃん』によって、それは出来なくなり、自分で直接、鰐淵を襲うことにした栗鼠山だったが、視線に気を付ける等、出来るだけ自分が疑われないように行動した。

 奏人が雨牛と波布の罠に掛かり、暴走した時には、それを利用して波布を始末しようとした。

 そして、奏人が警察に捕まると、取り調べで栗鼠山のことを話す前に始末した。

 本当のことを話しても警察が奏人の話を信じるはずがない。万が一信じたとしても、法律で栗鼠山を裁くことはできない。

 栗鼠山にもそれは、分かっていた。だが、用心深い栗鼠山は奏人を始末した。

 実際には、奏人は波布のことを警察に話すつもりはなかったのだが、仮にそれを栗鼠山が知っていたとしても、栗鼠山は奏人のことを始末していただろう。


 臆病さと残酷さの二つの面を持つ本物の栗鼠のように。


「最後に、もう一つ聞いてもいいですかは?」

「……いいよ。何?」

 波布は真っ直ぐ栗鼠山を見る。


「奏人さんの他に、今まで何人殺しましたか?」


 波布が質問をした瞬間、栗鼠山の顔から表情が消えた。波布は構わず続ける。

「貴方は先程、こう言いました」


「あの子頭悪いから、何でも簡単に信じるの。私が『奏人と同じ悩みを持っている』ってことも信じたし、『私は雨牛君のこと好きじゃないよ。だから、安心して!』って言葉も信じてくれた」


「“『私は雨牛君のこと好きじゃないよ。だから、安心して!』って言葉も信じてくれた”、“信じてくれた”つまり、貴方が奏人さんに言った『私は雨牛君のこと好きじゃない』という言葉は嘘だったということになり、『私は雨牛君のことが好きだ』ということになります」

「……」

「栗鼠山さん、貴方も雨牛君のことを愛していたのですね?」

「……」

「奏人さんと同じように貴方も『雨牛君を独占したい』と思っていた」

「……」

「鰐淵先輩を襲ったのは、雨牛君と仲の良かった鰐淵先輩を排除しようとしたからですね?奏人さんに吹き込んだ『雨牛君の部活に仲がいい女の先輩がいる』、『あの女は雨牛君を狙っている』という言葉はあなた自身が思っていたことだった」

「……」

「奏人さんを殺したのは、口封じの他に『自分がいない間に、雨牛君と仲良くなった奏人さんを許せなかった』という理由もあったのでしょう。利用価値があるからと奏人さんを生かしていた貴方ですが、奏人さんが警察に捕まらなかったとしても、いずれ殺すつもりだった」

「……」

「私が鰐淵先輩を襲ったと雨牛君に疑わせて、私達の中を引き裂こうとしたのは、ほんの一時的なものでしかなかった。私の『シロちゃん』を調べ上げ、自分にとって脅威の存在ではないと分かれば、その時点で貴方は、私のことを殺していたでしょう。そして……」

 波布は冷たい目を栗鼠山に向ける。

「私には、貴方が人を殺したのは、今回が初めてとは思えません」

「……」

「貴方と雨牛君は幼馴染です。貴方は昔から、雨牛君を独占するために雨牛君の周囲の女性を排除していたのではないですか?」

「……」

 栗鼠山は長い時間能面のような表情をしていたが、やがて「ふう」と息を吐いた。


 そして、不気味なほど口の端を吊り上げて、笑った。


 栗鼠という生き物は、突如凶暴化することがある。

 飼っている栗鼠が突如、凶暴化し、飼い主に襲い掛かったり、海外では野性の栗鼠によって、何人もの人間が大怪我を負う事件も発生している。

 何故、栗鼠は凶暴化するのか?はっきりしたことは、分かっていない。

 ただ、こんな仮説がある。栗鼠が凶暴化する原因は、食料の乏しくなる時期に貯めこんだ食料を奪われないようにするためだ、というものだ。

 自分の大切な物を奪われないように、他の生き物を本能的に排除しようとする。それが、栗鼠が凶暴化する原因なのだという。


 栗鼠山は口をゆっくりと開き、静かにこう言った。


「多過ぎて覚えてないよ」


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