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商人2
結局一睡もできずに朝を迎えた、人々はまだ半数も起きてはいないのだろう。いつもなら、まだ寝ているのだが、好奇心というものはやっかいなものだ。
城門についたが、ケイトの姿はない。せっかくだし、情報でも、集めようかなと思ったが失敗に終わってしまった。そもそも、コミュ障に話しかけるなんてレベルが高すぎるんだ。
そんな意味のないことをしていると、ケイトがやってきた。
「よし、行くか。ここから、南東に約三日くらいかかる。覚悟していこうぜ。」
「そう、ここら辺はただの草原のだけど。そんなにかかるんだ。」
「まあ、森を通っていくんだけど、その前に一休みを兼ねて野宿をしよう」
「野宿か・・・」
あ・・・・、テントもってきてない・・・
は、男と一つ屋根の下とか信じられない、え、こんなのが、初めてとかありえない。
「なーに、顔赤くしてるんだし」
「い、いや、そんなことない!」
笑いながら、歩を進めていく。
ああ、笑い事じゃないのに、そんなことを思いながら、歩いている。
そこに恋心が、小さくもできているのに、気づかずにいた。




