表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

アルドノアワールド

ウィーン


かれこれ10分ぐらいこのエレベーターに乗っているがなかなか着かない。 エレベーターの中には階表示の様な物はなくただただ作動音が響くだけ。 もしかして騙されたんじゃないだろうか。このまま地下を進みながら老いていく。


こんな感じで死ぬのだけは嫌だ。


そんな事を考え始めた矢先 チーン と音が響いた。


「おおぉ。どこだここ。」


エレベーターから出たところには草原が広がっていた。かなり先には街の様な物も見える。


「おぉっと危ないリュック忘れるとこだった。スマホとかも入ってるのに。   …え?」


振り向くとエレベーターはどこにもなくただ草原が広がっていた。

冷や汗が流れ落ちる。スマホ無しの生活?何?ニートの俺はあれがないと死んじゃうよ?


「…とりあえず街まで行くか。」


                   ☨

「ハァ、ハァ、どんだけ遠いんだよ。鬼畜だろ。よし行くか。」


「待ってください!!」


「えっ?誰?」


「私は創造主?うん、創造主です。」


「なぜに疑問形?まぁいいや。所で何なんだよ。」


「え?驚かないんですか?」


「こんだけ色々あったらこの程度の事じゃ驚かないよ。」


「そうですか…じゃあ説明しますね。」


「この世界はアルドノアワールド。十八年後に破滅します。」


「そうですか…ん?俺がこの世界にいるのって何年だっけ?」


「二十年です。」


「つまり死ねという事ですね。じゃあお望み通り死んできま…「違いますよ。」


「この世界は自然界と魔族界に分かれていて、今は均衡を保っていますが徐々に魔族側に押されていき、魔族界に十七年後に魔王が復活し十八年後にはこの世界は

三神によって滅ぼされます。 そこであなたにこの世界を救ってほしいんです。」


「救うって俺ただの人だぞ。ニートだし。」


「そこであなたに力を授けるんですよ。頭の中でメニューと念じてください。」


すると目の前に半透明の板の様な物が現れた。そこには様々な項目があった。


「今あなたの前にメニューが開いていると思います。その中の装備の欄を選択してください。」


「なんかどっかで見たような画面が出てきたぞ。」


「ニートのあなたなら装備するぐらいできますよね?」


「まあなんとなくわかるけど扱いひどいな。」


               *一五分後*


「…つまりこの世界でモンスターを倒し、レベルを上げ、スキルを鍛え、装備を作り、不満があれば日記に書き、十八年後の滅亡までに世界を変えればいいんだな?。」


「まあざっくりいえばそんな感じですね。最後にこの地図を授けます。」


「ありがとう。この剣のマークはなんだ?。」


「この世界には現存している三神以外にも過去の神がいました。その魂を封印した神ノ剣という物のありかです。それ無しには魔族界の敵とは戦えません。」


「そうか。色々教えてくれてありがとな。」


「どうかこの世界に絶望しないでください。」


「え?」


「っ!!何でもありませんっ!!」


「どうい…っ!!お前消えかけてるぞっ!!」


「あぁ、タイムリミットの様ですね。あと日記は毎日書いてくださいね。」


そして創造主(自称)は消えた。


最後の言葉はなんだったんだろう。


                  ☨

「はぁ~。危うく口を滑らすとこだった。このエンドレスゲームについて」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ