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王楽記―おうがくきー  作者: 上平英
神様との出会い
1/21

プロローグは神様と

初めての異世界転生もの!

思いつきで書いた3つ目なので更新不定期です!

しかし、調子に乗って一日に何話も更新するかも知れません!


あれっ? ここどこ?


気がついたら何も無い真っ白な空間にいた。


俺はどうしてここにいるのだろう?


確か、仕事が終わって会社の独身寮に帰って、帰る途中で買った小説でも読もうとして・・・。


なぜだ・・・? そこから記憶が無い・・・。


俺の名前は・・・葉山はやまとおるで・・・今年で25歳。


うん。記憶喪失とかではないようだな。


しかし、それならここは・・・この白い部屋から考えられることは・・・。


・・・。


・・・・。


おおっ!? いきなり光が集まりだした!?


まさか・・・まさかこれは・・・!?


あれか!? あれなのか!?


光がどんどん集まり、ネグリジェのようなゆったりとした服を着た綺麗な女の姿に変わった。



「私は、神です・・・。あなたに新たな生を授けましょう」


「キターーーーーーーーー!!!」


キタッ! キタッ! キッターーーーーー!!!


ヤバイ! ヤバイよこれ!? 転生! 転生物ですよ!


「どうしたのです? 頭がおかしくなりましたか?」


神様の美人さんが、心配そうに近づいてきた。


おおっ! やっぱり神様と言うだけあって美しい容姿をしている。


身長は170cmぐらいで、真っ白でシミひとつ無い肌、腰まで伸びた黄金のキラキラしたストレートの髪、整っている顔、そして、グラビアモデルも驚きのダイナマイトなスタイル!


ドストライクだ!


「本当にどうされたのですか?」


おっと、マズイ、マズイ。


美人さんが心配している。


「はい! 大丈夫ですっ!」


「そうですか・・・それならいいんです。では、今から新しい世界に転生させますね」


美人さんがいきなり手を俺に向けてきた。


まさか!? チート能力なしなのか!? ていうか普通に転生させられるのか!?


そんなことさせるか! せっかくの転生チートの希望を失ってたまるのもか!


俺は、美人さんの手を掴み、抱き寄せる。


「なあ、どうして俺は死んだんだ?」


「えっ!? そっ、それは・・・」


歯切れが悪い、目を逸らした。これは、もしかすると・・・。


「なあ? 教えてくれ、俺はどうして死んだのかを・・・」


「それは・・・それは・・・」


美人さんの表情がどんどん崩れ声が震えだした。


あたりか・・・あたりだなっ!


「お前が・・・お前が俺を殺したのか・・・?」


ワザと声を震わせて、地に手をつき、号泣する。


我ながら芸達者だ。美人さんには、自分の死を受け入れられずに泣き崩れる哀れな人間に見えるだろう。


「すみません・・・すみません・・・すみませんっ・・・」


美人さんは、泣き出し何度も土下座をして謝った。


頭を下げることで胸が重力によって強調される。マジで眼福ですね!


それにしても・・・泣きながら謝罪している美人さんを見ると心が痛むな本当はラッキーだと思っているし・・・。


「なんで俺は死んだんだ・・・?」


少しだけ自分の死因について興味があった。


最初に考えられる病死と事故死は無いだろう?


去年の健康診断では文句なしの健康体と言われたし、寮の部屋の中にいた記憶まである。


他に考えられることは、強盗・・・いや、寮の鍵はしっかり閉めていたし可能性は低い。


それなら、天災で死んだのか?


さあ、美人さん。俺は何で死んだんだ?


「私が・・・」


「私が・・・?」


「私が間違ってあなたを殺してしまったんです・・・」


「はっ? お前が俺を殺したのか・・・?」


「はい・・・。私は、死神の仕事に興味があって知り合いに代わってもらったんです・・・」


いろいろツッコミどころがあるな!?


「それで・・・なんで俺が死ぬんだ? 俺は病気だったのか?」


「いえっ・・・あなたは健康体でした。100歳まで生きれるぐらいの」


「じゃあ、事故か? 他殺か? 天災か?」


「・・・天災と言えば天災ですね・・・今回のあなたの死因は、私が間違ってあなたの魂を刈り取ったことが原因なんです・・」


「・・・」


「本来なら、あなたの隣の部屋に住んでいる人間の魂を刈り取るはずだったんです」


「それならなにかぁ? 俺は、間違いで殺されたのか?」


再び泣き崩れる・・・。


今回は、演技やウソではないっ!


俺の隣に住んでいたのは、嫌味な上司だったからだ!


死因が、好きでもない人間と間違えられて殺されてたってのは最悪だ!


俺の今までの人生はなんだったんだ!?


「クソッ!」


真っ白な床を殴りつける。


「すみません・・・」


俺を殺した美人さんが再び土下座をした。


クソッ! こいつのせいで・・・こいつのせいで!


俺は土下座した美人を憎悪に満ちた目でみ・・・。


「・・・クッ! クソおぉぉぉぉ!!」


男の本能がっ・・・!


男の本能が、美人に敵意を向けることを拒絶している・・・!


男だったら殴っただろうが、女の顔を殴るなんて俺には出来ない!!


「すみません・・・! お怒りは、わかります・・・私に出来ることならなんでもしますから・・・」


美人さんが、俺の目の前に座り、澄んだ青色の瞳で見つめてくる・・・。


ん? そう言えばなんでも? なんでもするって言ったか?


「ううぅぅぅ・・・うわーん・・・!!」


俺は、泣きながら美人さんの胸に飛び込んだ。


「すみません・・・あなたに悲しい思いをさせてしまって・・・」


美人さんが聖母のように優しく抱きしめてきてくれた。


顔がにやけそうになるのを我慢しながら、手を美人さんの服へ伸ばし美人さんの体をまさぐ


「ちょっ!?・・・あんっ・・・や・・・やめ・・・やめてください・・・」


美人さんが呼吸を荒げてきた。


俺は必死に引き剥がそうとしている美人さんの唇を無理やり奪い、そのまま舌を絡めた後・・・溜めにためた男の欲望を開放した・・・。

6/22日 誤字直しました。

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よかったら他にも小説を書いているので読んでください

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