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うちのメイドちゃんは強いんです!

作者: 夜月 うさぎ
掲載日:2025/10/25

美しく照らす太陽、頬を微かにくすぐる風。そんないい陽気に活気溢れる大通りで1人の少女がにこやかに出店を見て回っていた。その身なりから、どこかの貴族の令嬢なのであろう。ご令嬢様が護衛も付けずになんの用事だろうか...


スキップ気味で大通りを歩いていると案の定、人にぶつかってしまった


「あ、すみません」


咄嗟に謝ったが、当たった相手が悪かった。なんてったって相手は、少女からは大きな壁にしか見えない大男2人組だったから


「おいおいじょーちゃん?俺、痛かったなぁ」


大男が腕を押さえて痛む振りをする。


「え、大丈夫ですか?お怪我は?」


「あーあ、腕の骨折れちゃってんじゃね〜?」


すかさずもうひとりが心配口調で話す。...はっきり言って滑稽である。


「すまんがちょっとこっちきてくんねぇかぁ?」


「え?ごめんなさい。悪い大人にはついていくなって母上に....」


「今の状況、どっちが"わるいひと"だろうなぁ?」


「...わかりました。」




大通りから1本だけ逸れた道。そこは大通りの賑わいを一切通さないかのように不気味で薄暗い道


「ここで私に何をするつもりなんですか?」


少女が不安そうな声でそう聞く


「いや?ただ、折れた骨の治療費を貰おうかなって」


「いやでもだっt」

「嬢ちゃん、どこかのご令嬢さんだろ?それぐらい払えるよな?」


戸惑う声を覆い被さるように男は声を上げる


「払えないならそのカラダでもいいんだぜ?」


気持ち悪く笑う声に少女は思わず小さく悲鳴を上げる。


「さぁ、どうするんだよ?」


壁が1歩、1歩と迫ってくる。少女は涙を浮かべて叫んだ


「助けて!!カリエラ!!!」


その声に答えるように空が一瞬キラリと輝く


「助けを呼んでも無駄だぜ?どうせすぐには来れないだろうs....!?」


赫色の光が辺りを照らし、衝撃が走る。それはまるで彗星が落ちてきたようだった。しかし、その衝撃で起こった砂煙で彗星の正体は分からない。煙の中からプシューと短く圧力を解放する音だけが聞こえてきた。


砂煙の真ん中から刃が伸び砂煙を引き裂く。その刃はさきほどの大男達の顔ふたつを合わせた大きさと比べてもどちらが大きいかが明白にわかるほど大きく、薄暗闇の中で金属特有の光を淡く発していた。


砂煙が完全に晴れ、彗星の本体認識できる。立っていたのはブロンドとクリームイエローを混ぜたような色合いのポニーテール、燃えるように赤く輝く瞳、淡く光る機械仕掛けの右腕と左脚、そしてメイド服。その圧倒的な威圧感はまさに"機兵"の名を冠しているようであった。


「だ、誰だお前!?」


男が聞くが、メイドは口を開かない。話さないことを察して男は勢いにまかせて女に殴り掛かろうとする。しかし女はこの拳をひらりとかわし、打ち上げるような軌道を斧で描く。男はまるで弾丸のように打ち飛ばされ、大通りのひとつの屋台に突っ込んで屋台を破壊した。通行人が騒然とするのは言うまでもないだろう。


メイドが屋台に突っ込んだ男の方に向かう。男は血を流しているが、意識はあるようだ


「あんたは一体なんなんだ!!」


そう聞かれて女はようやく口を開く


「私はクリナヴェーラお嬢様にお仕えするただのしがないメイドです。」


見下したような顔でそれだけ言うと、ただのメイドは大通りを歩いていく。それを見て、小さなクリナヴェーラは大男を少し心配しながらも急いでついて行く。


「ありがとう!カリエラ!」


「どういたしまして、お嬢様。

...しかし、なぜこのような場所にわざわざ出向いたのですか?」


「ふふ、それはねぇ〜」


後ろで手を組み、ニコニコ笑顔でそういう彼女をカリエラは不思議そうな目で見つめている


「ジャジャーーーン!!」


と言って少女は後ろで隠していた手を前に突き出した。手にはプレゼント包装のされた細長い箱が握られている


「...これは?」


「ブレゼントだよ!プ・レ・ゼ・ン・ト!」


「ぷれぜんと...?」


メイドは首を傾げる。シラを切ってる訳ではなく、本当にわかっていないのが声質と表情で察することができる


「えーっとね、こういうプレゼントを贈ることで日頃の感謝を伝えるんだよ」


「なるほど...では、お嬢様は私に感謝を?」


「もちろんよ!」


「...なぜでしょうか?私は感謝されることなんてやっていないのに...」


「いやいややってるよ!いつも身の回りのお世話してくれるし、こうやってわたしのことを守ってくれるし!」


「でもそれはお仕事としてやっているだけd.」

「私が嬉しいと思ったらそれでいいの!日頃の感謝ってそういうものなの!」


「...はぁ、」

まだ理解していないが何となく相槌を打つ。そんな声をメイドは漏らした


「...まいいや、開けてみて!」


そう言われてメイドは包装を丁寧に剥がし、箱を開ける


「これは...」


少女はカリエラの喜んでくれる顔を期待して、目を輝かせる


「...なんでしょう?」


小さな体が綺麗にずっこける。さすがにここまで知らないとは思わなかったのだろう


「お嬢様!?大丈夫ですか?」


「う、うん。大丈夫大丈夫〜...分からないんだね、よし!私がつけてあげる!」


「は、はぁ...」


「それじゃっ!首出して!」


「え、.........わかりました」


そういうとメイドの目からハイライトが消えた。そして彼女は小さな小刀を懐から出し、自分の腹に....


「違う違う違う!!付けやすいように髪をどかしてってこと!!なに切腹しようとしてるの!?」


叫ぶように少女は言う。こればっかりはさすがに焦ったようだ


メイドはその言葉に少しほっとしてポニーテールを前に持ってくる。その行動を見て少女はひとつ深呼吸をしてから所々痛々しい傷が残っているその首にネックレスをつける


「ありがとうございますお嬢様。この..装飾品?大事にしますね」

メイドが立ち上がり、ガーネットをあしらったネックレスが重力によって下がる。少し傾いた日によって胸元の瞳がキラリと輝いた




数日たったある日の早朝、カリエラはバタバタと急ぐ足音と自分を呼ぶメイド長の声で目を覚ました


「カリエラ・スピンドール?ご主人様が至急お呼びです。行きなさい?」


「はい?..わかりました」


頭に疑問符を浮かべながらカリエラは主人がいる部屋に向かう。それには先程自分を呼んだメイドも同行するようだ


「この皆さんの焦りようはなんなのですか?」


「それは..ご主人様の口から話されることでしょうから今は、」


「そう..ですか」


カリエラは何となく向かう足を速める。


しばらく歩いていると周りより一回りぐらい大きい扉の前に着く。ご主人様の部屋である。メイドが3回ノックをしてから入る


「失礼します。カリエラをお連れ致しました」


「ありがとう。下がっていいぞ」


「失礼します」


大きな扉がバタリと閉じる。するとバタバタという足音は途切れ、静寂がやってくる。少しの間の後、カリエラは口を開く


「...それで、お話というのは?」


「ああ...行く途中使用人たちが焦っていたのがわかっただろう」


「ええ、なぜ皆あんなに焦っていたのですか?」


「...端的に言うと、、」


主人は間を置いてからそう言葉を放つ


「クリナヴェーラが魔王軍によって連れ去られた。」


カリエラの鼓動が速くなる。魔王軍.......その言葉に少し動揺する


「...お前の出自についてはクリナが連れてきた時に把握した。その上で頼みたい。」


焦りと恐怖で汗ばんだ顔が勢いよく下を向く


「クリナヴェーラを救って欲しい」


震えた声でそういう主人。カリエラは迷っていたが、決意を固めた


「顔をお上げください。ご主人様。今のわたしの心はクリナヴェーラお嬢様のものでございます。お嬢様を救う為ならこの炎、燃え尽きても構いません。」


淡々と言う目の前のメイドに涙ぐんだ顔がそちらの方へ向く


「...ありがとう。今頼れるのはお前しかいない。...頼んだぞ。」


「承知致しました。必ず、クリナヴェーラお嬢様を魔の手から救って見せます」


胸元のネックレスの赤は落ち着いていながらも激しく燃えていた





薄暗闇の中、1人の少女が目を覚ます


「...あれ?ここは?」


自分の声が辺りで響き、やがて闇に消える。返ってくるのはコンクリートの隙間から滴った水の、粒が弾ける音だけだった。


気味悪く思っていると、闇の奥からコツコツという音が響く


「おや?お目覚めですか?お嬢さん☆」


闇から出てきたそれは人型をしているが頭からは威圧的な角が2本、手からは恐ろしい程に尖った爪を生やした男性。魔王軍幹部の一人、ダイモス。私をここに連れてきたのもおそらくこいつ。わたしは無意識にそいつを睨んだ


「おいおい〜そんな怖い顔しないでくれよぉ。かわいい顔が台無しだぞ?☆」


妙にハイテンションな口調でそういう男


「わたしに何をする気なの?」


この妙な雰囲気を壊すかのようにそう言ってのける少女。...数日でうんと強くなったものだ


「君になにかしでかそうとはしてないから安心して☆」


「だったらなn」

「君のメイドちゃんだよ」


声のトーンを落とす彼に、少女は少しドキッとした


「君のメイドちゃんって"機兵"でしょ?街で騒ぎが起こってたから見てみたらびっくり!いや〜久々に見たよね〜"赫い彗星"。前よりもちょっと強くなってたから欲しくなっちゃったんだ☆」


上機嫌な声でそういう彼はまさに狂気そのものであった


「そう簡単には来ないと思いますけどね」


「いいや来るさ☆ たしかに前までの"機兵"なら来ないかもしれない。だけど"機兵"はネックレス?を貰った時、僕の見たことない顔をしていた。それだけ君に心を奪われていたんだろうね。だから...」


一瞬室内が赫く染まる


「ほら☆」


天井が弾け飛び、彗星が地面に落ちる。辺りにはとてつもない轟音が鳴り響く


彗星が敵を視界に入れると、軽く舌鼓を鳴らした


「おいおい酷いじゃないか〜人の顔を見て舌打ちするとか無礼にも程があるだろ〜?☆」


「二度とそんな口聞けなくしてあげますよ」


お嬢様が聞いたことないくらいに低い声でそういう彼女。表情にはあまり出さないが怒っている。たしかにそう感じた。


「も〜殺意高いな〜もっと楽しめって毎回言ってるじゃ〜ん」


「うるさい。黙って戦いなさい」


「はぁ最近の子は血気盛んで良くないね...あ、まって準備運動ぐらいはさせて?」


間髪入れずに彗星は突進する


バチィイィイィイィン


金属の刃が衝突し甲高い音が響く


速度を乗せて全力で振りかぶったその一撃は、片手で軽々と止められてしまっていた


「だから準備運動ぐらいさせてよ〜すぐ終わっちゃうじゃん☆」


「...化け物が」


「化け物じゃなくて魔族ね?☆」


尖った爪を彗星に向かって振りかぶる。彼女はギリギリのところで避け、地面を蹴って距離を置く


「いい動きだね☆ だけど今のままじゃ僕には通用しないよ?...どうする?ねぇねぇどうする?」


彗星は先程とは違い、左脚を後ろにして斧を構える。そして姿を消す。ように見えるほど速く地面を蹴った。


次の瞬間、とてつもない轟音が木霊する。思わず決まったと思ってしまうほどに凄まじい攻撃。だが、その思いは男の軽い言葉によってすぐにかき消されてしまう


「さっきよりも速いね〜☆」


その右手はまたもや攻撃を軽々と受け止めて見せていた


「でもあともうちょっと速くしないと僕にその刃は届k」

彗星は腕の圧力を一気に解放し男を吹き飛ばす。彼と激突した壁は粉々に砕け、微かに雨粒が隙間から振り込んでいた


パラパラと遠くで瓦礫が退けられる音がする


「いや〜痛いねー☆ 機械の足を使った高速の踏み込みと2段階の衝撃。だいぶ機械の手足に慣れてきたのかな? これも僕が切ってあげたおかげかな?☆」


遠くからの反響した不気味なその言葉に"機兵"は少し怯む


そう、人魔戦争と呼ばれた人類と魔王軍の大戦争で1度このふたりは対峙している。その時にあの恐ろしく鋭い爪で彼女の脚を太ももから抉るように引き裂き、腕を引きちぎられた......そうして今の右腕と左脚があるのだ


"機兵"は思わず口に手を当てる。こんな嫌な思い出を思い出して少なくとも嬉しがる人は居ないだろう


「あれ〜?体調悪いの?大丈夫?口に手を被せちゃって〜自分の体は大事にしなきゃいけないよ〜?」


平然とそんなことを言ってのける魔族に怒りを覚える。 "機兵"は無言で魔族を睨んだ。そしてまた同じ構えをし、瞬間的にトップスピードを出す


「もう、心配してあげたのに〜...出番だよ、()()()()()


....おにいちゃん?その言葉を理解する前に背中に激痛が走る


「.....っ!?」


痛みによって体が硬直し、体勢を崩す。気配なんてまるで感じなかった。明らかに手練れなのが分かる


大斧が重力に負けて落下し、立て膝をつく


「いつもお前は人遣いが荒いんだよ、ダイモス」


後ろから聞こえたその声は目の前の魔族と似通っていた。


カツカツと移動する音が自分の後ろ..横...前に移動する。やがてダイモスの横で止まる。その容姿もまた瓜二つであった。一つだけ違うとすると、瞳がダイモスはクリーム色、その隣の魔族は赤褐色であるという点だろうか


「いつもごめんね〜 頼りにしてるよ()()()()()()()()()☆」


やれやれといった表情でフォボスがため息をつく


「...それで?"機兵"ちゃん、君はどうするの?」


「どう...とは?」


「お前は重症、そして1対2。圧倒的に不利な盤面だ。」


「そう☆ だから大人しくこちらについてはくれればあのお嬢さんの安全は確保したげる☆どう?こっちにつく気にならない?」


メイドは黙り込む。お嬢様を取るか、プライドを取るか...答えなど考える必要もない。メイドが立ち上がろうと右足に力を入れた時、カゴの中から声がした


「...だめだよ、カリエラ。悪い大人について行ったら」


少女の小さなその手に黄緑色の魔法陣が生成され魔力が練り込まれていく。


「"グレートヒール"」


可愛らしくも覚悟を決めたかのようなその声に答えるように緑色の光が漂い、メイドを包み込んだ。その内部は暖かく、傷がみるみるうちに癒えていった。


「お嬢様、なぜ私に...?」


「...だってうちのメイドちゃんは、強いんだから!...だからこんなところで負けたら許さないよっ!」


力強く言い放つと、その小さな体は糸が切れたように倒れた。


少女が使ったグレートヒールは第3等級の魔法。本来子供が第5等級以上の魔法を使うことは禁止されている。しかしそんな制約を無視して少女はメイドのために力を使ったのだ。当然その体は急な負荷に耐えることができない。


「お嬢様!.........」


少しの間の後、メイドが何かを決心したかのように立ち上がる。


「これは...交渉決裂かな?☆」


右手に持った斧を見て、そういう魔族。しかし、カリエラは何も言わない。ペンダントの赤は燃えんとばかりに輝きを放っていた。


「...そうか〜残念だな〜、なら先にいかせてもらうよっ!☆」


ダイモスが地面を踏み込み、爪をこちらに向けながら突撃してくる。"機兵"は軽く右に逸れ、突撃に合わせて斧を円軌道で振る。その刃は正確に魔族の爪だけを切っていく。魔族はそのまま壁に激突し、土煙が姿を覆った。


後ろからフォボスが奇襲を仕掛ける。


「...遅い」


"機兵"はひらりと身を翻し、フォボスの後ろに回る。そして左足を上げ、瞬間的に圧力を放つ。その圧にフォボスは土煙がたっている方へ吹っ飛ばされた。


土煙が舞う中、男が声を放つ


「いや〜急に強くなったね〜どうしよっか〜」


「油断するなよ..死ぬぞ」


「まぁまぁ、そんな気張らずにさ☆」


そう話していると煙が晴れてきた。


「さて、がんばります...か?」


煙の向こうにメイドの姿はなかった。逃げた?いやそんなことはない。こんなとこで逃げ出しはしないはずだ。


そう考えてると突然目の前に()()が突風と共に現れた。その者は体勢を低くし、斧を構え、黒いドレスを靡かせていた。目の前のメイドは斧を強く握り、呪文を放つ。


「『彗赫(すいかく)』」


そう言うと、斧の刃が赫色に染まっていく。


「まずっ......」


反応する隙も与えないほどのスピードで斧を振り上げる。


魔族の外殻は一般人には傷ひとつすら付けられないほどに強固なものだ。しかし、その赫い刃はまるでバターを切るかのようにダイモスの体を左の脇腹から右肩に向かって赫い残像を残した


フォボスは反射で上にジャンプし、なんとか回避した。それを見た"彗星"は左足に重心を置き、圧力を解放してフォボスと同じ高度まで迫り、横1文字に斧を振る。男は咄嗟に両手でその攻撃を受け止める。が、その重い一撃がジリジリと首元に迫る。


防御している時、機械の腕の圧力が解放された音がした。その瞬間ものすごい推進力を得て、フォボスの首を赫い刃が駆け抜けた


2つずつに分断された体はやがて黒い灰になって空へ舞った。


辺りに静寂が戻ってきた。早朝だったはずの空はもう色付き始めている。お嬢様を解放しよう。そう思ったが身体の力が全て抜けていて動けない。『彗赫』の反動である


パチパチパチパチパチパチパ


そんな音が辺りに響く。


「いやぁ素晴らしいものをみせてもらったよ、」


影からそんな声が漏れ出てきた


「...敵討ちですか?」


内心諦めた声でそういうメイド


「いいや?そんなナンセンスなことはしないさ、まぁマーズだったら確実にやっていただろうけどね」


「じゃあ何のためにここに来たのですか?」


「何って...あぁ、自己紹介がまだだったね」


1拍置いてから彼は口を開く


「私は七大魔王"アステリズム"が1人、カウス・アウストラリス。以後、お見知り置きを、未来のチャレンジャー」


「魔王........それで目的はなんなのです?」


「あれ?わかんないか、魔王達ってねほぼ戦闘狂の集団みたいなものなの。そして、目の前に強そうな奴が現れました...もうどうするかわかるよね?」


「お嬢様には手を出すな...!」


「わかってくれて良かったよ。でも今君、抵抗出来ないよね?この子と一緒に待ってるからね〜」


そういうと、彼はお嬢様を抱えて矢のように消えていった。


「....くそっ」


悔しさで地面を見つめていると、黄金色の蝋で封蝋された青い手紙が風に乗って舞い込んできた。そこにはこう書かれていた


『カリエラ・スピンドール様

"星狩"へのご招待』






「星狩~4人の"最強"は世界に朝日を灯す~(仮)」に続く


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