奏葬の亀
早生井達は、あっという間に中ボスの前に立っていた。
「強そう」と伊家山。
その言葉を幕切りに戦いが始まった。
〔奏葬〕
そう亀が呟いた途端、場の空気が変わった。
早生井達は何が起こったのか分からぬまま吹き飛んだ。
「は、速い」と央時伝。
「スキル 居合 範囲」
あたりに斬撃が飛び交い、それを弾かれることにより亀の居場所がわかるようになった。
「魔導 付与 炎撃 追跡」
この一言により、炎を纏った斬撃が亀のみを狙うようになった。
「ナイス」と伊家山。
「天雷 一点」
雷が亀に降り注ぐ。
凄まじい炎と雷の中から何かが落ちるような音と共に、突然攻撃が掻き消える。
早生井達が驚いていると、亀が呟いた。
〔スキル 活性化 水操 奏葬 無苦〕
見ると、水を纏った亀が飛んできていた。
「解析したところ、そいつには単純な物理攻撃しか通らない。韋駄天とやらを上下移動させてくれ」と央時伝。
「俺が斬る」と麻津浦。
そこに〔待たれい〕と声。
蒼虹が引き受けてくれるらしい。
早生井が韋駄天を移すと、虹色の光と青の光がぶつかり合い始めた。
10分後そこにいたのは、無傷の蒼虹と、倒れている蒼葬だった。
「何故無傷」と麻津浦が問うと、
〔圧倒的上位ではなく、しかも亀じゃないから。〕と答えた。
《中強種 水操亀 奏葬 をテイムしますか?》
「はい」と早生井が即決する。
《奏葬がテイムされました。名前を(以下略)》
「湊で」と参連。
「勝手に決めるな」と言わせは憤慨するが
《湊ですね。 湊はミムラに忠誠しています。》
こうして湊は参連の獣魔になった。
ステータス
湊
種族:水操亀
スキル:奏葬LV- 水操LV43 無苦LV89 無傷LV49 活性化LV7 斬撃LV77




