自分の、弱点?
side早生井
「次?」
思わず俺は声を上げる。
その声に、サエラははっとしたようにこっちを見る。
「あ、、ごめん。つたえてなかったね。今から、後4つの機械を巡って、強くなってもらうから」
その返答に感謝と、ほんの少しの疑念が生まれる。
「なあ、サエラ、どうしてお前って、
「ねえ、さっきバリオのこと聞きたがってたじゃない?あれって何故?」
サエラに言おうとした時、煌乃に遮られた。まあしかし気になるので話に乗ってみる。
「確かに、気になる」参連がそう言う。
「じゃあ、話してあげる」
そして煌乃が話し始める。
300年前、この世界には国なんてなくて、ただいろんな種族と魔物等が敵対し合って生きていたらしい。
そんな時に突如魔物を切り伏せ、各地で名を上げ始めたグループがあった。
それが、バリオ率いる「聖夜」だ。
バリオたちは各地に自分の仲間を置き、国を興した。
その仲間につけられていた二つ名。それが俺らの持っている二つ名らしい。
ただ、その仲間達がある日突然反乱を起こした。
その時に殺された聖たちの意思を受け継いだもののみがこの二つ名を得る。
ここまで話し終え、煌乃は息をつく。
「そして、この私も、聖が一人、(炎聖)の名を受け継いでいるの」
「「「「「「え!?」」」」」」
俺たちはもちろん、サエラまでもが驚いている。
どうやら知らされていなかったようだ。
その驚きも冷めやらぬ中、次の目的地に着いたようだ。
「ここは、現実逃避研究所。あなたたちにはここで現実逃避と出会い、現実逃避用魔法を受け取ってもらう」
「は?何言ってんの?何それ」と央時田が冷めた声で言う。
「まあいいからついて来い」とサエラは強気。
「この世界には、現実逃避、と言う状態異常がある。それが何なのかがわかる場所だよ。ま、いいからここに座って」
促されるまま俺たちは椅子に座る。と同時にものすごい嫉妬心が湧き上がってくる。立ちあがろうにも立てない。
「ふんふん、アヤくんは嫉妬状態かー」
一人サエラのみが冷静に動いている。
「よし、解除っと」
サエラが何やらボタンを押すと、俺の体は何事なかったかのように動き始める。
「じゃあ、みんなの現実逃避状態と、もらった現実逃避用魔法を発表するねー」サエラが発表しようとする。
「ちょっと待って。その魔法って、誰からもらえるんだ?」と麻津浦が口を挟む。
「え?神だけど。 じゃあ発表するよー。
まず、アヤくんは、状態が嫉妬。魔法が、氷結化。条件が、悲嘆に暮れること、だね。
で、キョーくんが、状態が絶望。魔法が、本の虫。条件が、敵の攻撃を受けること。
次、キョーヘーくん。状態が、自慢。魔法が、覇撃。条件が瀕死、だね。
それで、マキトくんの、状態が暴飲暴食。魔法が、狂宴、条件が、MP切れ。
最後に、サラちゃん。状態が、激怒。魔法が、激昂祭。条件が、血を流すこと。
因みに、私の、状態が、我儘。魔法が、必殺技。条件が何かに負けそうになること。
キノちゃんが、状態が、、言いにくいんだけど、発情。魔法が、情炎魔法。条件が、飢餓。
と、まあ、こんな感じかな」
「情報量多すぎ」伊家山がそう言って頭をおさえた。




