女子高校生のミニスカがたなびく
部屋のカーテンがたなびく
女子高校生のミニスカがたなびく
ぼくのこころの曖昧さがたなびく
そしてこれからも
何かがたなびいている
それは日常的な非日常的な日常
それはほがらかなおおらかなほがらか
それはなだらかなゆるやかななだらか
それはそれでそれがいい
そしてこうしてそしてこうして
陽が日の中に眩しさを届けて
郵便配達員が切手をおでこに貼って
届けるものの大切さに
微笑みがほほ笑む頬の笑みに
空に泳ぐメダカの目がでかい
そして大鷹の目が鋭い
この世は弱肉強食のような柔肉洋食
あの世は幽玄無限な指数関数
部屋の中で
女子高校生の髪が揺れるとき
部屋の中に
誰もいない余白の空