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悪役なんて嫌!〜モブはモブらしく控えています〜

久しぶりに書く小説のため分かりずらいと思います...ですが楽しんで頂けたら幸いです!!

Prologue



ーーーー『エクリプス〜白と黒の世界〜』ーーーー


私は彼と共に追ってから必死に逃げた。だが捕まるのも時間の問題だ。手遅れになる前にどうしても彼に伝えたくて私は立ち止まった。


「結衣っ!何してるんだっ!」


「春舞くん…私ね…私っ…父に逆らっても…春舞くんと一緒にいたいっ!たとえ世界がそれを許さなくてもっ…春舞くんと一緒なら乗り越えられる!だからっ…春舞くんのそばに居させてっ!」

「結衣っ!…俺も…君とならっ…!」



パンッ……




その時銃声が鳴り響いた。



「駄目だよ…結衣さん…この世界に反しているをことしたら駄目だよ…。」


後ろを向くと銃を構えている雪音くんがいた。


「結衣っ!!!」


痛みが襲ってきた…どうやら私は撃たれたらしい。春馬くんはとっさに倒れる私の体を支えてくれた。


「あ…春舞…くん…私…」

「結衣っ!!駄目だ!!」


(意識が朦朧としてきた…目の前が霞む…。)


「掟は破っちゃ駄目だよ…?馬鹿だね…(笑)。」

「雪音ぇ”え”え”!!貴様っア”ア”!!」


「うるさい…。ていうか君が一番この世界のルールを守らないといけないんじゃないの?善の支配者だっていうこと忘れた?もういいや…時間の無駄…死んで?」

「雪音ぇ”え”え”!!!!」



パンッ……



銃声とともに見えたのは最愛の人が死ぬ光景だった。



〜BAD ENDING〜




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「はあ”あ”あ”???いやっ…もう無理だろ…!またバッドエンドかよっ!!クソゲーじゃねぇかっ!!!あ”あ”あ”!!!」


私、七瀬花凜(ななせかりん)は最近ハマっている(?)ゲームがある。

表向きは乙女ゲーム…でも実際やってみるとホラーゲーム。自分もよく理解していないゲームにハマっていた。題名が『エクリプス〜白と黒の世界〜』略して『エクリプ』で少し厨二病っぽいが高校生の私には十分刺さった。動画の途中で広告が流れてきて題名のかっこよさに惹かれてやってみたところめちゃめちゃハマった。だが…かれこれやり始めて一ヶ月になるのだが正直辞めたい。理由は簡単…このゲーム…全然クリアさせる気がないからだ。選択肢を間違えればデッドエンドまっしぐら…マジ勘弁してほしい。


「あ”あ”…疲れたあ”あ”…このゲーム頭イッてるだろ…!内容は良いんだけどなぁ…キャラがクソ…でもビジュは良い…っ!」


ゲームの内容としてはこうだ。

まずエクリプの世界は上半分の善と下半分の悪の世界に完全に分かれていてそしてこの世界を8人の支配者、攻略対象達が管理している。分かれている理由として、交わったら考え方の違いでいつか揉め事が起きて戦争が起こる可能性があるからだ。

善の世界では良い行いしかしない人間が集まり、逆に悪の世界には悪い行いしかしない人間が集まる。境界線があることによって平和を保ってきた。

だがそんな時、ある少女が悪の世界に現れた。

そう、ヒロインでありエクリプの主人公、向月結衣(こうげつゆい)

本来悪の世界に生まれた子どもは周りに影響され悪に染まっていくがその少女は違った。悪事を嫌いこの世界を変えようとした。

このゲームの舞台であり、善と悪の人間が唯一一緒に通える学校…私立紅乱(しりつこうらん)学院に転校した彼女は攻略対象とともに世界を変えようとする。

このあらすじを読んだ時、ザ・乙女ゲームだな〜と思ったのだが実際プレイしてみると…エロ、グロ、ホラーのトリプル…普通に成人向けのゲームだった。


「うわっ…うわっ!!内臓ぉおおおおお!!!キモチワルッ!!」


毎回何かしらグロ映像があり、内容はハリウッドホラーなみに怖い。そして物語の後半は攻略対象とのピーーーシーンやピーーーなどがずーっと続く。


「どうしよう…辞めたいけど…悔しすぎるっ…あと一歩だったのにっ〜!!キャラのビジュアルとストーリーは良いんだけどなぁ…難易度クソだろ…!はぁ……無理…諦めるとか絶対に無理。もっかいやろ…。」


ちなみに私が現在攻略しているのは善の世界の支配者、相葉春舞(あいばはるま)というキャラでビジュがとてつもなく美しい。なので私は迷いなくこのキャラを選んだが、このルートでの悪役…闇の世界の支配者、高橋雪音(たかはしゆきね)にすぐ殺されてしまう。理由は簡単、善を好む結衣が気に入らなかったからだ。


「邪魔だあ”あ”あ”雪音え”え”え”!!!!!」

「花凜!!晩ごはんできたわよぉ!!降りてきなさ〜い!!」

「あ……はぁ〜い!!」


下からお母さんの声が聞こえたので一旦手を止めて向かおうとした。


(どうしよっかなぁ…攻略するキャラ変えてやってみようかな…ん〜どうしよ…)


スッ……





「え…?」




色々考えながら階段を下っていったら…踏み外した。そう…階段を踏み外したのだ…。


「あ”あ”あ”?!!?!!?!!」


ドスッ…





頭から落ちたせいだろう…即死だったのかもしれない。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の小説は最終回まで書きたいな...(笑)

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