表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死神さんとレクイエム  作者: タコスマン
7/9

誰かの日記

1日目

今日から日記を付けようと思う

どうせ短い命だし

これをいつかジンが見つけてくれる事を願って

今日はジンが作曲を教えてくれた

音楽に対する真剣さが伝わってきた

僕が死んだら鎮魂歌でも作ってくれるかな


2日目

今日買い物をジンに行かせたらボロボロになって帰ってきた

あいつは僕より早く死んでしまうかもしれない

いや、それはないか

もしかしたらあいつには死神でもついてるのかもな

僕が死んだらあいつの死神になって寄り添えないかな


3日目

明日はついに僕の病気の手術だ

本当なら入院しないといけないんだけど無理を言ってジンとの生活を続けた

楽しかったよ

きっとジンは僕が手術に行くなんて言ったら止めるだろうからこっそり抜け出そう

あと、今日は寿司を食べに行ってジンの寿司にワサビ入れてやった

寿命を忘れるぐらい楽しかった


4日目

なんとか家を抜け出して病院に来ることができた

どうせ治らない病気だけどジンの為に手術を受けよう

別れぐらい言えばよかったな

だけどそしたら未練が残るから言わなくてよかったとも思っている

この日記はいつかジンが見てくれるように書いた

見ることは無くても僕の気持ちを整理するために

ジンにメッセージをのこすなら「真っ直ぐ生きてくれ」

三というあだ名をつけてくれて嬉しかったよ

三号郎より

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ