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のぞき穴

作者: 奥田 繭

のぞいてごらん ちっぽけな穴さ 

ちょっとかがんで片目をつければいい


そこにはなにが見えるだろうか

暗闇 草原 だれかのお部屋


それともなにかの瞳だろうか


なにをこわがることがあろうか

手招きするのは良きものかもしれないのに


それともなにか悪い予感がするのかね


知ってるよ 君はのぞかずにはいられない

もう呪文からはのがれられない


強くてすてきな呪文が踊る

預言者ババアのてのひらの上で


ほらごらん この穴がちっぽけに見えるだろうか

こんなに大きく君を飲み込む


目覚めた先はどこだろう

絶望 希望 夢の続き


すべてにおいて注意をおこたるな

一番こわいものは君の中にいるんだよ


でも知ってるんだろう 

もう生きることからのがれられないってことを


君は求める 穴をみつめるその瞬間の自分自身を

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