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異世界の常識破壊者【オーバーブレイカー】  作者: しまらぎ
一章 〜異世界と旅立ち〜
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『見えなかった世界に目覚め』

 

「う、うぅ……ん、ここは、どこだ? 死んだのかな、僕」


 あれからどのくらいの時間が経ったのだろうか?

 まだ少しぼやぼやしてる。

 終わったんだよな、僕は。光に包まれて。


 時間が経つにつれ、少しずつ意識が戻ってくる。


 おっ? だんだんなにか見えて来たな。

 なんだここは? 夢の続きか?

 でもさっきよりももっと意識がしっかりしてる。


 終わってしまったんじゃないのかな?

 実際に消滅した事がない僕には、今のこの状況が掴めなかった。

 よし、もっかい抓ってみるか。


「痛っ‼︎ てぇー」


 痛い。とても痛い。強くやりすぎた。ってそうじゃないだろ。ここはどこだよ? 少なくとも日本じゃない。

 僕はベッドで寝てた筈だし……それにさっきの夢? の続き……ではないだろうし。

 一体全体どうなってんだよ⁉︎


 ほんとに何がどうなっているのやら……。

 僕は死んだ訳でも消えた訳でもない。

 かと言ってもともといたはずのベッドの上にいる訳でもない。


 僕の目の前に広がる世界。今自分の見ている世界。

 そこには、綺麗な景色が映っている。

 空は青く、周りには何もない草原が広がる。

 そんな景色の中、ただ1つ目を惹くものがあった。

 この丘から見える町だ。数キロはあるだろうこの距離からでもよく分かる。とても現代日本とは、いや、あの世界とは思えない町。

 異世界……そんな言葉がふと頭に浮かぶ……いや、ないない。アニメも漫画も大好きだし、あったら嬉しいけど、流石にありえない……で……しょ⁉︎


 うおーい! あ、あ、あれ、あれは……‼︎

 ドラゴン⁉︎ ドラゴンだよな!


 翼が生えてて、とても大きくて、アニメや漫画に出てくる。黒く光を反射する鱗、口元から出ているドス黒い闇のような煙。

 僕の目の前を飛んでいたのは、まさに想像のまんまのドラゴンだった。



 ここがレイの言っていた見えない世界……なのかな?

 僕がいくら信じようと思っても、唯一信じきる事が出来なかった世界。

 今、その世界が目の前に広がっている。

 どうやら信じるしかないようだ……ほんとに来てしまった。


 異世界に‼︎


次回もお楽しみ!

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