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異世界の常識破壊者【オーバーブレイカー】  作者: しまらぎ
二章 〜襲来を超えて〜
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『王都リトラス』

 ーー翌朝ーーー


 僕らは当初の予定通りとはいかなかったけど、王都を目指して出発することになった。

 ゆぅと僕がパートナーになったこと、それ故にゆぅも一緒に旅に出ること。それらを村長さんに話しに行ったら、昨日の夕方にゆぅからもう聞いていると言われた。

 ゆぅの方に目をやるとなんだか気まずそうに目を逸らされる。

 うーむ……ゆぅは全部こうなることを見越して……ま、結果良ければ、だね! 伝える手間も省けたし。

 とりあえずお礼を言って、村長の家から出てきた。


 さぁ、出発だ!


 多くの村人が見送りに来てくれる中、僕らは村の門をくぐり、王都へと向かった。




 僕らが精霊の村を出てから1日がたった。

 あれから歩きに歩いてついに王都に辿り着いたのだ。今僕らがいるのは、王都の入り口。この国は検問もないため、すぐに入ることができた。


 大きな門をくぐると、目の前には大通りがあり、その突き当たりのところに、大きく煌びやかな城がある。全体的に白く、見るからにお城といった見た目だ。どこだかの国の世界遺産かな? なんとか教会だったか……いつか見たクイズ番組を思い出す。

 だけど、テレビで見る城よりはるかにでかい。いったいどんな人が住んでいるのか……まぁ王様なんだろうけど。

 お城を眺める僕の横で、2人が声を上げる。


「うっわぁ大っきいです〜!」

「お城だけでうちの村数個分はありそうだよ! それにこの人の数、さすが王都だよ!」

「まさかここまですごいとは思いもしなかったなぁ……」


 王都『リトラス』円状の城壁に囲まれ、その中央には大きな城がそびえ立つ。城を中心に城下町が広がり、いろんな種族でいつも賑わっている。3つある門からはどこも大通りが城へと伸びていて、大通りと大通りの間が住宅地となっているようだ。

 そのうちの1つの大通りを、表に出ている屋台を見ながら歩く。初めてリッタに会った時もこんな感じだったな。ここよりは少し小さな大通りにたくさんの店が出ていた。そんなに昔の話ではなく、むしろ最近の話だけど、何故だか懐かしく感じる。


 一応最初の目的は宿を探すことなんだけど。横の2人は目の前の珍しいものに興味津々だ。目がキラキラしてる。2人とも自分の町や村から出た事ないと言っていたし、当然と言えば当然か。

 僕も異世界の城下町と考えたらなんだかワクワクしてきた。今日はもう少しだけこの都を見て回ろうかな。

 そうして僕らは城下町の大通りを歩き続けた。




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