表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
第1章、結成!傭兵部!
7/51

依頼よりも大変な後始末

最初の依頼を達成した俺達、内容はすごく簡単な物だったが、恵美は少し深めの傷を受けた。

今は、その依頼の報告を上げているところだ。


「あぁ、面倒くさいなんで書類を書かないといけないの!?」

「あなたが部長だからですよ」


報告には書類を書くことになっている、その報告書を書くのは部長である咲の仕事だ。

しかし、咲の奴は面倒くさがり屋で、かなりダラダラ書いている。


「うぅ、法助と燐ちゃんも手伝ってよぉ」

「いや、俺は書類仕事は苦手なんだ」

「私は面倒だし手伝わないわ」

「うぐぅ、酷い!2人の薄情者!」


俺は字を書くのはかなり苦手だ、字も汚いしな。だから、こういった物は全部咲に任せる事にしている。


「あ、あの、私も手伝いましょうか?」


恵美が絆創膏だらけの状態でここまで来た。怪我は絆創膏で事足りる程度だが怪我の数が多い。

だから、あまり動き回らないでくださいと紀美先生に言われた筈なんだがな。


「駄目だよ恵美ちゃん!あまり動かないようにって言われたじゃん!」

「で、でも、私も少しは訳に立ちたいんです」

「恵美ちゃん、駄目よ?」


紀美先生は微笑みながらそう言った、しかし、その表情には不思議と、とんでもない威圧感があった。


「あ、あはは、わ、分かりました・・・」


その威圧感は恵美もしっかりと伝わったようで、大人しく引き下がった。


「うぅ、仕方ない、頑張ろうかな」


咲は珍しく本格的に書き始めた、しかし、本気になるのが遅かったな、今はもう5時過ぎだそれに

今は冬だ、もう外は暗くなってる。


「はうぅ・・・もう真っ暗だ」

「そうだな、もう燐も恵美も帰ったし、俺も帰るか」

「やめて!1人にしないで!さみしいから!」


こいつは本当に面倒くさい。なんで俺だけずっとこいつに付き合わないといけないんだよ。


「はぁ、もう俺も帰りたいんだよ、暗いし」

「駄目だって!私はさみしいと死んじゃうの!」

「大丈夫だ、人間はそんなに柔に出来てない、じゃあ、頑張れよ」ガシ!


帰ろうとしたが咲に思いっきり捕まれた。


「帰らないで!さみしい!私は1人は嫌だ!」

「・・・お前が始めたんだろ?」

「た、確かにそうだけどさぁ、でも、ほら、せめて待っててよ!」


これは待たないといけないパターンだな。はぁ、なんで強制的に入部させられた上にこいつの居残りも

待ってないといけないんだよ。しかし、そんな事を考えていても仕方ない、俺は待つことにした。


「法助、ちゃんと待っててよ!?」

「分かってる、あぁ、そうだ、ほら茶だ、ちゃんとぬるめにしておいたぞ」

「おお、ありがとう!」


咲はそう言うとゴクゴクとすごい勢いで飲み干した、結構のどが渇いていたんだな。


「ぷっはぁ!ようし、頑張る!」


咲は結構な勢いで書類をかたづけていった。しかしだな、最初っからこの勢いで書いていたら

こんな時間にはならなかっただろうによ。本当にこいつは頭の良い馬鹿だな。


「よっしゃー!完成だ~!さぁ!帰ろう!」

「おい、まだ書類を紀美先生に渡してないだろ?」

「あぁ、忘れてた」


こいつは本当に、はぁ、まあさっさと届けに行くか、先生も待ってるだろうしな。


「先生、渡しに来ました」

「あら、随分遅かったのですね、こんなにかかるとは思いませんでした」

「こいつがダラダラとしていたからですよ」

「そうですか、ではあと1つ良いですか?」

「なんですか?」

「何故あなたも残っているのです?もう完全下校の時間は過ぎてますよ?」

「えっと。それはこいつが1人は嫌だとか言って巻き込んだからですね」

「ほう、そうですか・・・ふーん」


先生は明らかに怒っている、まぁ、俺に対してでは無く咲に対してのようだがな。


「え、えっと、その、ひ、1人はさみしかったので、そのぉ・・・」

「・・・はぁ、分かりました、まぁ、良いでしょう、それでは早く帰ってくださいね」

「はい」


俺達はようやく帰ることが出来た、いや、俺は本当はもっと早く帰れたんだろうけど、こいつのせいで

はぁ、まぁ、いいかもう過ぎたことだしな。しかし、この調子だと明日も同じように待たされそうだ。


「いやぁ、遅くなっちゃったね~」

「お前がさっさとその気になってくれてたらもっと早く終わっただろ」

「えっと、ほら、長いこと走ってなかったらどんだけ高性能でも動きにくいでしょ?」

「あ、そ、じゃあ、定期的に動かさないといけないんだな」

「そうそう」


そんな会話をしながら学校から家に帰った。しかし星が綺麗だな。

咲と別れ、家に帰宅した。


「ただいまっと」

「兄貴!遅すぎだろ、何かあったのか!?」

「いや、咲に振り回されてな」

「咲さんに?・・・羨ましい・・・」

「ん?なんか言ったか?」

「言ってない!」


恋は顔を少しだけ赤くし、顔を逸らして部屋に戻った。やっぱり嫌われてんのか?まぁ、良いか

今に始まった事じゃ無いか。はぁ、いつか恋と仲良くなりたい物だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ