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最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
第1章、結成!傭兵部!
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傭兵部!活動開始!

恵美が入り、本格的に活動が出来る条件がそろった傭兵部、しかし、まぁ、この部の基本方針で

まずは自己紹介からと言うことになった。今は俺達の自己紹介は一通り終わり、後は恵美だけだ。


「わ、私の名前は、水無恵美です、趣味は、えっと」


彼女の容姿を説明すると、彼女は緑の髪で、サイドテール、目の色も緑、身長はそこまで高くは無く

雰囲気は大人しめだ。


「私の趣味は、えっと、えっと、あ!テレビを見ることです!」

「普通なんだね、それと1つ気になったんだけど」

「はい!?なんでしょう!」

「その髪の毛は燐ちゃんと同じように地毛なの?」

「はい!お母さんの髪の毛の色と同じです!」


彼女の家庭は家族が自分を含め、4人居たそうだが、昔、父を亡くし、今は3人暮らしらしい。


「辛い過去があったんだね」

「はい、でも、お父さんはいつも言ってました、俺はお前達の為に戦う、もし、俺が死んだとしても

それは俺がお前達を守ったからだと思って欲しい。だから、私もお父さんみたいな立派な

兵士になりたいんです、そして、お姉ちゃんとお母さんを守りたい、でも、私は才能も無い、だから

この部活で強くなりたいんです」


恵美は力強くそういった、これが彼女の心意気か。この心意気があれば成長できそうだな。


「・・・あなた、どんな武器を扱うの?」

「確かに、気になるね、武器次第で動き方も変わるし」

「え、ええっと・・・」


恵美は出すのを渋っているようだ。そんなに出しにくい物なのか?


「その、本当に見せないといけませんか?」

「いやなの?」

「その、わ、笑わないでくださいよ?」

「大丈夫!笑わないって!」

「わ、分かりました、えい!」


彼女が出した武器は木の棒だった、確かに武器にはなるな。それと、その棒の先端には、まだ葉っぱが

沢山ついている。


「・・・これは、傭兵部はキツいんじゃ無いかしら?」

「だ、大丈夫です!頑張って成長しますから!」

「・・・そうだね、まだ諦めちゃ駄目だよ?」

「は、はい!」


しかし、木の棒じゃあ、戦えそうにも無いのも事実、本当に成長を祈るしか無いな。


「恵美さん、頑張ってくださいね、それとあなた達も恵美さんをちゃんと守ってね?」

「もちろんです」


皆同時にそういった、咲は分かっていたが、燐もそう言ったのは予想外だった。ただ、安心した。


「皆さん、うぅ、私!頑張ります!」


恵美は涙ぐみ、再び大きな声でそう言った。まぁ、この様子なら大丈夫そうだな。


「ふふ、皆さん、良い表情です、それでは、最初の依頼を発表しますね」


いよいよだ、いよいよ最初の依頼、俺達傭兵部の初陣か。まぁ、最初っからどぎついのは来ないだろう。


「最初の依頼は、この国の領内の森に出たという、小型の魔物の殲滅です。」


魔物とはこの世界で自然に姿を現す生き物だ、どうやって生まれるのか等の謎は不明らしい。

魔物の力は弱く、一匹程度なら子供でも倒せる、攻撃力も低いしな、しかし、一部の例外は非常に強く

その例外は軍隊が動かないといけないほどらしい。それと、魔物が生まれる条件は少しは分かってる

らしいが、詳しいことは覚えてない。


「魔物の殲滅って事は沢山居るんですか?」

「えぇ、と言ってもたった10程度です。これなら、あなた達でも大丈夫でしょう?」

「ええ、それ位なら楽勝です」

「大丈夫かなぁ、私、勝てるかなぁ」


恵美はかなり不安そうだ、まぁうん、木の棒だからな、だが、それでも少しは戦わせてやらないと

成長も出来ない。それに、戦いの経験は重要だ、そう言う意味ではこの依頼は丁度良い。


「大丈夫!私達が守るから!さぁ!目的地に向かおう!」

「あぁ、さっさと行くか」

「はぁ、魔物討伐なんて楽よね」

「お、落ち着かないと・・・」

「では、付いてきてください」


俺達は先生のミールで移動した、ミールとはこの世界のエネルギー、ホウルの力を利用して動く乗り物だ因みに俺達が扱う武器も、このホウルを利用し武器の基礎を作り、召喚した本人の精神力によって

武器を作り上げる、それが理由で武器の形状が変わるらしい。今日の授業で言っていた。


「先生のミールは速いですね」

「まぁ、先生もそれなりに経験豊富ですからね」


このミームも本人の精神力次第で速さが変わるそうだ、俺は詳しく知らないがな。

そしえ、俺達は今回の依頼の目的地に到着した。


「ここが目的地ですか」

「えぇ、この森の奥です、当然ですが、私も付いていきますよ、ただ、戦いには参加しません。」

「えぇ!?先生が戦ってるところ見てみたかったのに!」

「駄目ですよ、部活は生徒の活動です、それに、あなた達なら問題ないでしょうからね」


先生が言うと説得力があるな、流石は先生だ。咲も仕方なく了承した、まぁ、こいつが始めた部だ

先生には頼れないよな。


「うーん、まだ奥?」

「えぇ、まだ奥ですね」


俺達がしばらく奥に向かって進んでいると、ようやく魔物が姿を現した。見た目はスライム状で

顔はない、まぁ、魔物だし当然か。


「気を付けてくださいね、攻撃力はありませんが、相手は魔物です」

「分かってますって、さぁ!行くよ!」

「はいはい」


咲達は一気に攻勢を仕掛けた、俺は後ろで恵美の護衛だ、これは咲の指示でもある。

守るって言ったんなら恵美ちゃんをしっかり守ってねと言われた。まぁ、たかがスライムの魔物に

あの2人が負ける心配は無いな。しかしだ


「先生、どこら辺が10程度なんですか?少なくとも30はいるんですけど」


こっちの方がやばいかも、魔物が20以上押し寄せてくるし、咲達は見える範囲にはいるが

目の前の魔物しか見えてないし。


「そうですね、予想外の増援って感じですね、まぁ、法助君なら余裕でしょう?」

「まぁ、問題ありませんね」

「あわわ!た、沢山の魔物がぁ!」


俺は武器を構えた、しかし、恵美の奴は結構テンパってやがる、まぁ、あまり戦闘したことのない

なら仕方のないことか。


「恵美、落ち着け、俺が守るからよ」

「へ?」

「おら!」


いくら数が多かろうと所詮魔物は魔物、力の無い魔物を大掃除するなんざ楽だ。

人間を相手にするよりは遙かにな。


「す、すごい、簡単に魔物を・・・」

「恵美、感心してる場合じゃないぞ?ほら、一匹だけでも倒してみろ」


俺は一番弱い一匹を恵美の方へ行かせた、流石の恵美でも魔物の一匹くらいは倒せるようになって

貰わないとな、まぁ、最初の壁って奴かな。


「や、やってみます!てりゃー!」


恵美とスライムの戦いはかなりの激戦だった。スライムが攻撃を食らって、反撃、その反撃を食らって

恵美が反撃、この繰り返しだった。なんというか、地味だな、いや、頑張ってるのはしっかりと

伝わってくるんだがな。


「てい!てい!てい!」

「みゅるぅ!」

「痛たた、負けるかぁ!」


恵美が必死に一匹と戦ってる間に、俺と咲達の方は終わっていた。


「・・・助けた方が良いのかな?」

「いや、今頑張ってるからさ」

「てい!てい!」

「みゅ、るぅ!」


本当に一進一退の攻防だな、ていうかお互い守りも回避も捨てて、ただ攻撃をしているだけなんだがな


「ねぇ、退屈なんだけど?」

「燐さん、後輩が頑張ってるんですよ?応援してあげてください」

「頑張れー!そこだよ!負けるなぁー!」

「ほら、咲さんだって応援してますよ?」

「分かりましたよ、頑張れ~」

「頑張れ」


俺達の応援もあってか、恵美は順調にスライムを押していった。そして、必死の努力の末に

ようやく恵美はスライムを撃破した。


「ぜぇ、ぜぇ、や、やりましたぁー!」

「わぁ!やったね!」

「はい!これも皆さんのお陰です!」


恵美は満面の笑みでピョンピョン跳ねていた、それだけ嬉しかったんだろうな。

しかし、しばらくして、恵美はへたり込んだ。


「どうした!?」

「あ、あはは、その、安心したら急に力が抜けて、その、すみません」


怪我は結構していたが、どの傷も深くはない、軽い打撲と擦り傷くらいだ、だとしたら理由は恵美が

自分で言ってるように安心したからだろうな。


「まぁ、大丈夫そうなら良かった、それじゃ、俺が背負ってやるよ、ほら」

「す、すみません」


俺は恵美を背負って森の出口に向かった。しかし、その最中何故か咲と燐は不服そうだった。

先生はなんかニヤニヤしていた様な気がするな。

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