表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
ルーン国編、第3章、決戦の始まり
46/51

始まった決戦

この戦いが始まった全ての元凶はこいつだ。

リオス・エルドナード、こいつがルーン国に攻撃を仕掛けてきた。

だから、こんな大規模な戦争になったんだ、そして今、そいつが目の前にいる。

たった1人で、俺を見て、余裕そうな表情を浮かべている。

こんな状況で戦わず逃げるのは出来ない、こいつを仕留めないといけない。

俺は武器を取り出した。


「ふ、戦う気か?いや、当然か、敵の将が目の前にいるのだ、戦わないのは臆病者のすることか」

「てめぇ、随分余裕そうじゃないか」

「当然だ、王が自らに自信を持たないわけが無い」


そう言うと、エルドナードは手に持っていた飲み物を置き、ゆっくりと立ち上がった。


「このリオス・エルドナードが貴様を直々に殺す」


エルドナードは武器を出した、その武器は美しく、明らかに観賞用だ。


「そんな武器で戦えるのか? 観賞用じゃないのか?」

「問題は無い、我は全てにおいて頂点に立っている」


そして、エルドナードは一気に接近してきた、すごい速さだ!


「ぐ!」


俺はエルドナードの攻撃を辛うじて防ぎ、その後、すぐに反撃した。

しかし、その時にはもうすでにエルドナードは俺の刃の外側に立っていた。


「・・・素早い奴だ」

「ふん、我が剣を防ぐとはな、たかだか中学のガキと思って油断しない方が良いか」


俺とエルドナードは再び武器を構えた。

ふむ、こいつは油断できそうに無いな、だが、負けられない!

そんな事を考えている時だ、無線が聞えてきた。


{法助先輩! マズいです! こっちにエルドナード近衛7柱の2人が!}

「なに!?」


マズいぞ、このままだと恵美が殺される・・・あいつじゃ、勝てない!


「ふん!」

「うわ!」


エルドナード近衛7柱・・・お、オーブ国での最強の7人・・・わ、私だけじゃ勝てない・・・

うぅ・・・せ、せめて燐先輩のお父さんだけは逃がしたいけど・・・そんなチャンスは無い。


「う、うぅ・・・」

「ふん、基地に侵入してきた割には弱いな、2人も出向くまでも無かったか」

「その様だな、まぁいい、さっさと仕留めろ、アッシュ」

「あぁ」


い、一か八かだ、今の私の武器は法助先と同じ刀・・・

一瞬、ほんの一瞬だけで良いから・・・隙があれば・・・

でも、私を殺そうと振り上げられたこの人の大きな刀・・・

わ、私の力じゃ、絶対に止められない、後ろに逃げようとしても壁だし・・・


「死ね、侵入者が」


も、もう駄目! 私がそう思って目を瞑ったときだった。


「止めろ!」

「な!」


燐先輩のお父さんが体当たりをした。

その衝撃で男の人は少しだけ怯んだ。


「人質が! 抵抗するな!」

「ぐあ!」


燐先輩のお父さんは蹴られて、私の右の通路に吹き飛ばされた。

でも、この一瞬の間に攻撃が出来る!


「てりゃ!」

「ぐ!」


私は何とかその男の人の足を斬ることが出来た。

そこまで深い傷じゃ無いけど、少しは時間を稼げる!

い、今のうちに逃げないと!

私は燐先輩のお父さんを起こし、一緒に逃げだした。


「クソ、あのガキ!」

「不甲斐ないな」

「言ってる場合か! さっさと追いかけやがれ!」

「言われなくともそのつもりだ」


もう1人が追いかけてきた、その男の人の足は速く、捕まりそうになった。

その時だ、前の通路から人が出てきて、追いかけてきた男の人を撃った。


「ぐ!」

「恵美! お父様!」

「り、燐先輩!」


燐先輩だった、私達は何とか燐先輩に合流することが出来た。

良かった、これで逃げることが出来る!

そうだ、このことを先輩方に教えないと!


「皆さん! 燐先輩と合流できました!」

{・・・・・・}

「あれ? 返事してください! 誰でも良いから!」

{・・・・・・}


返事が無かった、その代わりに激しい戦闘音が聞えた。

どうやら先輩達も誰かと戦ってるみたいだ!


{ふぅ、ふぅ、2対1は卑怯じゃ無いですか?}


先生の声が聞えてきた、話の内容からして、先生は2人の敵と戦っているみたいだった。


{ルーン国最強の戦士相手に1対1など愚策ですよ}

{だが、2対1でも互角に戦えるとは、流石最強の戦士だな}

{私は教師でしてね、戦闘はあまり得意じゃ無いんですよ?}

{嘘を吐かないでも良いですよ、情報は完全に集めていますので}


そんなやりとりが聞える・・・紀美先生大丈夫かな・・・

それに、他の皆さんも・・・でも、私もあまり他の人の心配ばかりは出来ないみたいだった。

逃げたと思っていたけど、あの2人が追いかけてきていた。


「ふん、不意打ちには驚いたが、何、大した問題は無い」

「燐よ、まさかそっちに戻るとはな、まぁ、いい、まとめて殺すのみだ」

「あまり舐めないでね? 私達はあんたらが思ってるほど弱くは無いわよ?」

「ふん、舐めた口を、良いだろう、身の程を分からせてやる!」


どうやら、戦いは避けられないみたい・・・私も燐先輩の足を引っ張らないように頑張らないと!

それにしても、先生の状況は分かったけど、愛ちゃん、大丈夫かな・・・




「うぅ・・・い、痛い・・・」

「大した防御力だな、だが、守りだけでは勝てないぞ?」

「ふ、ふん、兄貴よりも下手な攻撃しか出来ないくせに良く言うぜ・・・」

「小学生のくせに乱暴な口の利き方だな、大人にはもう少し丁寧に話すべきだぞ!」

「く、あぅ!」


つ、強い・・・兄貴みたいに攻撃が防ぎにくいんじゃ無くて、とんでもない攻撃力で押してくる・・・

回避が出来れば大した相手じゃ無いのに・・・あぁ、どうせならこいつを紀美先生に頼めば良かった。


「大人に対する礼儀って奴を教えてやる」

「いらないね、どうせならそういうのは先生に習うさ」

「あの女か、残念だがそれは出来ないな、あの女はあいつらが殺すからな」

「それは無理だね、あの先生は強いからな」


とは言え、一切心配してないわけじゃ無い、いくらあの先生が強くても

兄貴みたいに自由に武器を変えられるわけじゃ無いし、対策を練られたら厳しいだろうし。

でも、心配する余裕は無い私はこいつを倒す方法を考えないと・・・


「さぁ、礼儀を教えてやる!」

「だから、必要ないっての!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ