作戦を考えよう
奪還計画を告げられ、2週間ほどが経過した。
学校も現在は動いておらず、その間俺達は動きの確認を行なっていた。
「分かった?」
咲の作戦はかなりの強引な作戦だった。
「お前、本当に別動部隊が好きだよな」
「燐ちゃんを抑えて、それの間に燐ちゃんのお父さんを見つけないと駄目だからね」
かなり危険な作戦になるが、確かにその2つを同時に遂行するにはそれしか無いか。
下手に砲撃を仕掛けたりして刺激するのは得策じゃないしな。
「変装道具があれば楽に侵入できそうだけど、そんなの無いからね」
「・・・いいえ、ありますよ」
「え!? あるんですか!?」
「はい、前に襲撃してきた人物の1人を捕縛したのです、その1人の服を利用すれば変装できますよ」
前に襲撃してきた人物? そんなのいたっけ、まぁ、良いか。
とりあえず、変装手段があるならそれで良い。
「それにしても1人だけですか」
「うーん、だとしたら恵美ちゃんに変装は任せるよ」
「え!? わ、私ですか!? 先輩それは無茶じゃ!」
「だって、私達は目を付けられてるから変装してもバレそうだし」
確かにそうだよな、俺達は派手に暴れすぎてるし、顔が割れててもおかしくないか。
だとすると恋か恵美のどっちかが変装するのが無難だが、恋は身長が低すぎるし。
やっぱり咲の判断通り、変装するとしたら恵美かな。
「それに、恵美ちゃんはそこまで胸も無いし」
「ありますよ!」
「どれくらい?」
「び、Bカップ・・・」
「本当は?」
「その、Aです、はい」
恵美は顔を下に向けてそう言った。
てか、今更だが何カップってどうやって決まるんだ? 分からん。
「まぁ、いいや、で、潜入するのは恵美で良いのか?」
「はい、もうそれで良いです」
やけに暗いな、多分緊張しているんだろうな、潜入となると1人だし。
でも、大丈夫か? 不安だ。
「じゃあ、その服を貰わないと」
「分かりました、取ってきますね」
そう言うと先生は席を立ち、部屋を出て行った。
そして、少しして先生が戻ってきた。
「これです、洗濯はしているので大丈夫ですよ」
「はぁ、サイズは合うんでしょうか」
「試しに着てみたら?」
「分かりました」
そして、3人は席を立ち、別室に入った。
俺は恋と一緒に待機だ、まぁ、当然だよな。
「恵美、大丈夫だと思う?」
「潜入か、どうだろうな、多分大丈夫だと思うが・・・」
「ハッキリしないな、兄貴も心配なんだろ?」
「当然だろ?」
潜入作戦となるとかなり危険が伴うからな、なんせ単身で敵地に赴くんだからな。
もしバレたらただじゃすまない、だから心配なんだよな。
少しして別室に入った3人が出てきた。
「着てみましたけど、かなりブカブカですね」
「そうだね」
「あの、2人から見たらどうですか?」
「ブカブカ過ぎて違和感しか無いな」
「同じく、馴染んでるかどうかはもうちょっとぴったりじゃ無いと分からないな」
「そうだよね、仕方ないや、何とか修正するよ」
「私も手伝いますね」
そして、3人は再び別室に戻った。
少しして、再び出てきた。
そして、今日はもう解散と言うことになった。
その後、3日ほど経過した頃、女王様から呼び出しがあった。
俺達はその呼び出しに従い、城まで行った。
「よく来ましたね、では、お話しします」
「はい」
「今回は向こうとこちらの戦力を確認しながら、奪還作戦の計画を練ろうと思い、呼びました」
「分かりました」
「では、こちらに来てください、そこで計画を練ります」
俺達は女王様に従い、奥の方の部屋に入った。
そこにはルーン国の重役が勢揃いだ、そんな中に俺達が入るのか・・・場違い感がすごいな。
「では、現状戦力を説明いたします」
王女様によると現在の戦力はルーン国兵力2000、ジュエル国戦力20,000だ、ルーン国少ないな。
そして、オーブ国の推測戦力は20,000ちょいだ、兵力だけでは負けてるな。
更に、相手には燐、その上、エルドナード近衛7柱の6人もいる。
戦力差はかなりの物だろう・・・、単純に勝つだけなら難しいが、燐と父親の回収だけなら可能性はある。
「では、この情報を元に作戦を考えましょう」
「はい」
そして、作戦会議が始まった、一体どんな作戦になるんだろうか・・・
まぁ、俺は良い案は出そうに無いがな。




