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最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
ルーン国編、第1章、母国の暖かさ
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ルーン国への帰国

ジュエル国での最後の滞在日が終わり、俺達は先生のミームでルーン国に帰っている道中だ。

なんだか、久々に帰れるとなると、なんだか楽しみだな。


「久し振りだなぁ、お母さん、元気かなぁ」

「・・・多分大丈夫でしょう」

「どうしました?先生、元気が内容ですけど?」

「いや、その、少しだけ心配事がありまして」

「心配事?」

「はい、あなた達があっちの学校に行ってから1週間ほどで私はいなくなってたでしょう?」

「はい、そうですね」


先生は1週間ほどで何故か学校に来なくなった。

理由を聞いても教えてくれなかったし、何か訳ありなんだろうと思っていた。

だから、その間は俺達が授業をしてたってわけだ。


「実は無いんですよ」

「何がですか?」

「仕事です、ルーン国からの仕事の要請が無くなったんですよ」

「へ?」

「私はあなた方を見守っている間に、ルーン国からの仕事の処理を行ってました」

「はい、それは知ってます」

「それが、あの日以降、何の報告も無く、ぱったりと途絶えたんです」


俺は少しずつ嫌な予感がしてきた。

先生はルーン国でかなりの重役もこなしている。

あくまで噂だが、先生の実力なら普通だろう。

その重役に仕事が来なくなるなんて、普通じゃ無い。


「・・・ほ、本当ですか?」

「えぇ、ここで嘘を吐いても何の意味もありませんし」

「それは・・・もしかして、ルーン国に何かあったって事ですよね?」


俺がそう言うと、咲達の表情も一変した。


「はい、あくまで推測ですが」

「そんな!じゃあ、何で早く戻らなかったんですか!?」

「確証が無かったんですよ、確証が無い状態で援軍の私達が下手に動くわけにはいかなかった」

「でも!何か起こった後じゃ意味が無いじゃないですか!」

「無理に戻って、ルーン国とジュエル国の同盟関係に亀裂が入るのは困ります」

「でも!それでルーン国が滅んでたら意味が無いじゃないですか!」

「ですが、何でも無い可能性もあります、その場合は亀裂が入る方が重傷でしょう」

「でも!」

「落ち着きなさい、先生も分かってるわ、私達以上にね」


先生は頭が良い、だから同盟に亀裂が入る事が現状のルーン国にとって

どれだけ致命的かは知ってるだろう、俺はよく分からないけど。

もしも、同盟が崩れれば、ルーン国はオーブ国に勝つことが出来なくなる。

今、重要なのは両国の関係を保ち、なおかつどっちの国も滅ぼさないことだ。

でも、不安なのは変わらない、俺達は沈黙した状態で国に戻った。

そこには少しだけ攻撃の後があったが、被害が少ないルーン国だった。


「良かった!無事だ!」

「ふぅ、良かったな」

「良し!急いで母さんの所に行こう!兄貴も一緒に!」

「分かってる」

「じゃあ、今日は解散ね」

「あぁ!」


俺と恋は家に帰った。

家には一切の被害は無く、無事だった。


「ただいま!」

「あぁ!法助!恋!無事だったのね!」ぎゅ!

「ひゃー!!お母さん!止めてって!」

「本当に止めてくれ、何で俺まで抱きしめるのさ」

「子ども達に久し振りにあったのよ!嬉しいに決まってるじゃ無い!」


母さんは泣きながら俺達を抱きしめていた。

一応、せめられた事について聞きたいんだが、どうにも聞ける雰囲気じゃ無い。

ここは、素直に父さんが帰ってくるまで待つか。

そして、しばらくして、父さんが帰ってきた。


「ただいま、ん?靴が・・・もしかして恋!法助!戻ってるのか!?」

「あぁ!戻ってる!お帰り!父さん」

「そうか、はは、久し振りに家族4人だな!」

「あぁ!」


俺達は久し振りに家族4人で晩飯を食った。

懐かしい味だ、向こうで高い料理をいくつか食ったが、やっぱ、家のご飯が1番美味い。

そして、飯を食い終わり、俺は父さんに国がせめられた話を聞いてみた。


「いつここが襲撃されたんだ?」

「丁度1週間ほど前だ」

「良く無事だったな」

「重役の人達が珍しく防衛に出たんだよ、確か、その内の1人だけ帰ってきてないって言う

 噂があるが、真相は分からない、もしそうだとしたら、国としても黙っていたいだろうしな」

「ふーん」


重役の1人が戻ってないか・・・誰がそんな話を広げたんだ?意味は無いだろうに

むしろ、国としてはマイナスにしか働かないだろうし、よく分からない。


「それはそうと法助、向こうはどうだった?」

「あぁ、良いとこだったよ、まぁ、国の方針があれで、戦術は苦手なようだったけど」

「どんな戦術だった?」

「数で攻める、基本的にこれだけだった」

「・・・良くそれでジュエル国は無事だったな」

「凄く押されてたぞ?」

「だろうな」


そんな会話をしながらしばらく経過し、風呂の時間になった。

そして、俺は風呂に入る事にした。


「ふぅ、何か、落ち着くなぁ」バタン


ドアが閉まる音がした、多分ドアをしめるのを忘れていたんだろう。

それで母さんか父さんが閉めてくれたんだろうな。

そして、少しして、今度は風呂の扉がゆっくりと開いた。


「うわ!兄貴!何で風呂に!」

「あぁ、悪い悪い、先に入ってる」


恋が入ってきた、どうやら俺が入ってることに気が付かなかったんだろう。


「・・・その、服を着直すの面倒だし・・・わ、私も入って良い?」

「お?良いぞ?いやぁ、久々だな!家の風呂で一緒に入るのは!」

「あ、あぁ」


こいつが小さい頃は良く一緒に入ってた。

あの頃は良くはしゃいでたな、今日は随分と久々だ。

俺は恋と一緒に風呂に入った、うん、なんだか、懐かしいな。

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