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最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
ジュエル国編、第3章、新しい学園生活を始めよう
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傭兵部員達の模擬戦闘

あまり乗り気では無いが、咲達との1対4の戦いを始めることにした。

たいした連携スキルが無い、ここの生徒達相手ならたいした事は無いんだが。

連携能力もあって、最強の盾と正確な射撃は驚異的だ。

そんな状況で1対4とか洒落にならん、だが、やらないと満足はしてくれないだろうな。


「それじゃ、いくわよ、覚悟しなさい」

「分かってるよ、ただ、俺も本気でいくぞ?」

「もちろんさ!兄貴がこの状況をどう切り抜けるか、楽しみだ」

「いくぞ!」


俺は一気に2人に近寄った。


「そら!」

「てい!」


当然、俺の初撃は恋に防がれてしまった。

こいつの防御力の高さは本当にヤバいな。


「そこよ!」


恋が俺の攻撃を防いだとほぼ同時に、後方から燐の弾丸が飛んでくる。

これは少し予想が出来ていた。


「と」


俺は少し後方に身を引き、その弾丸を回避した。

そして、地面に着地した瞬間、地面を蹴り、一気に燐の方向に飛んだ。


「マジ!?」

「無謀ね」


燐は冷静に俺に向けて弾丸を撃ってきた。

少しは怯むかと思ったが、全く怯まなかったな。

まぁ、こう来るのは分かってた。

俺は武器を縦に構え、その弾丸をちょっと逸らした。


「へ!?」

「うわ!」


俺が弾丸を逸らした方向には恋がいた。

恋は急いで盾を上に戻し、弾丸をギリギリで弾いた。

そのすきに俺は一気に燐に接近した。


「そら!」

「く!」

「!」


俺の攻撃は燐には当らず、別の物に当った。

それは咲の槍だった。


「ふふ、やらせないよ!」

「てりゃーー!!」


今度は側面から攻撃が飛んできた。

その攻撃は恵美の攻撃だ。


「おっと」


俺は素早く移動し、その攻撃をギリギリで回避できた。


「そういや、この戦い、4体1だったな、忘れてたぜ」

「酷くない!?」


俺はつい2人にばかり警戒してしまい、咲と恵美の存在を忘れてた。

そのせいで、少し失敗しちまった。


「ふぅ、危なかったわ」

「兄貴!何しれっと弾丸をこっちに流すみたいな神業してくれてんだ!」

「燐の癖は知ってるからな、どこら辺に弾丸を飛ばすかは分かるんだよ」

「え?私、そんなに大きな癖ってあったの?」


咲は急いで次を撃つときにほぼ確実に狙う場所がある。

それは、胸部だ、それも心臓を狙ってる。

それもかなり正確にだ、つまり、そこを守れば剣でも対処できる。


「心臓、お前は急いで撃つときに正確に心臓を狙う」

「そうなの?気が付かなかったわ」


無意識に心臓を狙うとか怖すぎだろ、何処の殺し屋だよ。


「にしても驚いたぜ、まさか咲と恵美に邪魔されるとはな」

「これでも戦闘順位は学園第10位だよ、甘く見ないでね」

「と言うか、咲よりも恵美に驚いた」

「へ?私ですか?」

「あぁ、動きがまるで違う」

「えへへ」


恵美は異常な程の成長スピードだ、前までも恵美ならあのタイミングで追撃なんて出来なかったろう。

それが、動きは遅かったが、完璧なタイミングでの追撃だからな。

何でこいつは戦闘順位が下位なのか分からん。


「さて、そんじゃ、再開しましょうかね」

「ふ、今度こそ撃ち抜いてあげるわ」

「もう驚かないからな!」

「しゃ、行くぞ!」


俺は再び素早く恋の方に接近した。


「防ぐ!」


恋は当然、盾を構え、俺の攻撃を防ぐ体勢だ。

でも、少し構えるのが早すぎだ。


「ほら!」

「え!?」


俺は恋の目の前で素早く体勢を低くし、恋の足を攻撃した。

恋の盾は大きいが、足はギリギリ見えている、そこを狙った。


「そこね!」


しかし、燐はその行動に素早く合わせてきた。

正確に俺に狙いを定めた、流石の速さだ。


「おっと」

「な!」


俺は燐に向かって、砂を飛ばした、低い体勢だったから、砂を蹴ってだけどな。

この行動は少し驚いたのか、燐は少し身を引いた、俺はその隙に素早く立ち上がった。


「く!」

「次だ!」

「あれ?今度は私?」

「そうだぞ」

「うわわ!」


俺は一気に咲に近寄った、しかし、咲はちゃんと防いだ。

良く冷静に対処できたなと思ったが、別に問題は無い。


「この!咲を壁にしないでよ!」


俺は咲を壁にして、燐の攻撃の遮蔽物にしている。

こういう場合は当然の行動だ。


「ぐぐぐ!!負けないよ!」


咲はかなり力を入れている、明らかに全力でって感じだ。

でも、こんなに力を入れてたら。


「力みすぎだ」

「きゃ!」


俺が武器を引っ込めたら一気にバランスを崩す。

俺は咲がバランスを崩している間に軽く追撃を入れた。


「それ」

「あう」


咲が倒れた直後、燐は俺をしっかり狙ってた。


「これでどう?」

「おっと」

「へ!?」


俺はその攻撃を回避した、そして、俺の後ろにいた恵美にその弾丸は当った。

予想通りに恵美は動いてくれたって所だ、燐には俺が影で見えないしな。


「痛い、うぅ、まさか当っちゃうなんて」

「あぁ!ごめんなさい!」

「謝らないで良いぞ?俺の狙い通りだし」

「しまった!」


俺は燐が恵美に弾丸を当ててしまって、焦っているときに接近した。

銃相手に堂々と接近するのは自殺行為だしな。


「そら!」

「く!」


トン、俺の攻撃の方が先に燐に当った。

しかし、あの状況でもしっかり狙ってくるのはすごいな。


「・・・まさか負けるなんてね」

「お前らの癖はよく分かってるからな」

「私達はあなたの癖とかは分からないのにね」

「俺は色々な戦い方をするんだ、癖も何も無いさ」

「あるんじゃ無いの?いつか見つけてやるわ、意地でもね」

「へ、そうか、じゃあ、頼むよ、自分の癖はわかりにくいからな」

「大丈夫よ、後ろの3人にも協力してもらうから」


少しだけ楽しみだ、自分の癖を知るのがな。

しかし、最後の授業は疲れたな。

こんなに授業で疲労したのはルーン国でのあの授業以来だぜ。

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