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最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
ジュエル国編、第3章、新しい学園生活を始めよう
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ジュエル国の新たなる学園生活の狼煙

先生が機嫌が最悪状態で大暴れしたその日の午後、俺達は姫様に呼ばれた。

お呼びが掛かったのは俺と先生だけだ、もしかして午前の襲撃の話か?

俺達は先生と一緒に姫様の場所に着いた。


「良く来てくれましたね」

「エメラルド姫がお呼びとは珍しいですね」

「えぇ、それと、私の事はエメと呼んでください、エメラルドなんて長いですからね」

「良いんですか?」

「はい、妹の事はアスト姫と呼んでいるんでしょう?なら、私の事もエメと呼んでください」

「はぁ、分かりました、エメ姫」

「はい、それで良いです」


なんか、お姫様をあだ名で呼ぶのってどうかと思うけど、まぁ、本人が良いって言ってるんだし。

俺は言われたとおりにエメ姫、アスト姫と呼ぶ事にした。


「それでは、本題に入らせていただきますね」

「はい」

「今回、あなた方を呼んだのは学園についてです」

「学園ですか?」

「はい、我が国はそこまで知識に重きを置きませんでした、その為、我が国は

 ただ、数で攻め込むという戦略しか取れませんでした」


ジュエル国の基本的な作戦は、全て数での制圧だけで常に同じ戦略だった。

俺はそう言う作戦とかに詳しくなく、俺はとりあえず猪作戦と覚えていた。


「そして、数ばかりに重きを置きすぎ、兵の個々の力は大したことはありません」

「はぁ」

「そこで、あなた方にジュエル国の学園に少しだけ入学して欲しいのです」

「え?なんでですか?」

「あなた方は各々でかなりの才覚があります」

「そうですか?」

「そうです、そこであなた方は生徒兼先生と言う形で入学して欲しいのです」


まさか、ジュエル国の学校に入学してくれなんて言われるなんてな。

それも、先生としても活躍して欲しいなんてよ。


「それに、紀美様もいらっしゃいますしね」

「あら?私も入学するのですか?」

「いいえ、紀美様は純粋な先生としてお願いします」

「はい、問題ありませんよ、私は先生ですからね」

「ただ、あなた方はルーン国の援軍です、もしも、敵軍が攻めてきたり、攻撃作戦の時は

 学園は後にしていただき、作戦に参加してください」

「はい、それは分かっています」

「では、このお話が私がお話ししたかったことです」


エメ姫は深々と頭を下げた。

当然、俺と先生も同じように頭を下げた。


「では、後日、正式な書類を兵士に送らせますね」

「はい」

「それでは、私は失礼します」


エメ姫はにっこりと微笑み、城の奥に消えていった。

しかし、学校か、なんだか久々な気がするぜ。

今までずっと戦い通しだったからな。


「ふふ、久々に授業が出来そうですね」


先生はえらくご機嫌だ。

多分、先生は授業を教えるのが好きなんだろう。

きっと、今まで授業が出来なくて少し寂しい思い出もしてたのかもしれない・・・


「先生は授業を行うのが好きなんですか?」

「えぇ、最近は授業を行う機会が無かったので、いつかあなた方を集めて特別授業をする予定でした」

「えっと、どんな内容ですか?」

「私が担当する、歴史、国語、道徳、体育を同時に行う総合授業です」


その授業内容を話している先生は終始笑顔だった。

歴史、国語、道徳、体育を同時に行うって・・・厳しすぎる気がする。

俺は学校の話が来て良かったと心の底から思った。

俺と先生はしばらく歩き、皆と合流した。


「おや、皆さん、ここに居たんですね」

「先生、あの、どんなお話でしたか?」

「このジュエル国の学園に少しの間入学することになりました」

「え?私達がですか?」

「はい、生徒兼先生としてですけどね」

「先生ですか!少し興味があります!」


意外な事に咲が食い付いた。

こいつの事だし、面倒くさいとか言うのかと思ったが、意外だな。


「先生兼生徒ですか、面白そうですね」

「私に先生なんて出来るのでしょうか・・・」

「どうせ私は小学校だろうな」

「あぁ、恋ちゃんも中学校の方に来れるように働きかけますよ」

「え?」

「皆さんが私の目の届く範囲に居ないと困りますからね」

「せ、先生・・・」


恋は結構嬉しそうな表情をしていた。

それにしても、もしも先生の働きかけが成功すれば、俺は中学になって初めて恋と一緒に

登校することが出来るのか、ふ、楽しみが少しだけ早まりそうだな。


「あ、それと皆さん、もう一つ良い報告がありますよ」

「なんですか?」

「今週の休日に、私が考えた特別授業が待っていますよ?」

「え!?」


先生は満面の笑みでとんでもない事を発表した。

この特別授業は学校の話が来たからもう無いと思ったのに!


「あ、あの、それは学校の話が来たから、もう無いんじゃ・・・」

「何を言ってるのです?あなた方は長い間ルーン中学の授業に出られないんですし

 この特別授業で一気に勉強していきましょう」

「いや、勉強はジュエル国の学校で・・・」

「駄目です、それではルーン中学の授業ではありませんからね」


先生はいくら言っても引きそうにない。

でも、同時に4つの教科をするのはヤバいに決まってる!

なんとかして逃げたいが・・・


「えっと、その特別授業ってなんですか?」

「私が担当する国語、歴史、道徳、体育を同時に行う授業です」にっこり


先生の笑顔には何故か悪意が見えた気がする。

いや、正確には悪意はないんだろうが、悪意無き地獄って事になりそうだ。


「はは、なんだか分からんが、兄貴達は大変そうだな!」

「ふふ、安心してください、恋ちゃんも参加ですので」

「え!?で、でも、私はまだ小学生ですよ!?」

「えぇ、ですけど、これから中学生の授業を受けるかもしれないんですよ?

 今からでも中学生の勉強になれないといけません」にっこり

「うぅ・・・」


先生の笑顔は咲を絶対に逃がさないだろうな。

はは・・・これは、大変な事になりそうだ・・・。

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