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最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
ジュエル国編、第2章、次なる作戦
22/51

大きな戦いの翌日

中央拠点が落とされたと言う報告はすぐさまオーブ国に伝えられた。


「中央拠点が落とされただと!?」

「はい」

「アイスはどうしたんだ!?」

「それが、アイス様の安否は不明、しかし、本拠点に戻ってないところを考えると・・・」

「死んだが、拘束されたかのどちらかですね」

「ふざけるな!アイスを倒せるような奴など!ジュエル国には居ないはずだ!」


ジュエル国は兵士の数は多いが、単体で強い存在は少ない、数での戦いが得意な国だ。


「・・・恐らくルーン国の誰かでしょう」

「こいつらか、ルーン国の中学生ども」


オーブ国は法助達の写真を手にしている、警戒対象として兵士達にも出されている。


「おそらくは」

「この写真の奴らを捕獲しろ!そうすれば褒美をやる!そう兵士達に告げろ!」

「承知しました」


こうして、法助達は危険に晒されることになった。

そして、そんな事を知らない法助達は医務室にいた。


「はぁ、また入院かよ・・・」

「死んでないだけましだと思えよ、馬鹿兄貴」

「そう簡単に死なないっての」


何もしないで寝転んでいるのは逆にしんどいんだよな。

体を動かしたいが、下手に動くと激痛が走るんだよな、面倒だ。


「で、兄貴、何か食いたい物あるか?言ってくれたら買ってくるぞ?」

「飯は食えないんじゃないのか?」

「骨だから大丈夫らしいぞ?」


今病室にいるのは俺と恋の2人だけだ、咲と燐と先生は王女様に呼ばれて報告に行ってる、

恵美は俺と同じで怪我で入院している。


「じゃあ、梨でも買ってきてくれ、あと恵美は大丈夫か?」

「恵美さんの状態は兄貴ほどは酷くないそうだ」

「そうか、なら良かった」

「じゃあ、買ってくる」


恋はそう言うと病室を出た。頼んどいてなんだが、あいつは梨を剥けるのか?

ま、まぁ、大丈夫だろう、結構前に母さんに料理を教わってたのを見たしな。

しばらく経ち、恋が帰ってきた。


「兄貴、待たせたな」

「あぁ、結構遅かったな」

「梨が見つからなくてね、結構レアなんだ」

「この国では珍しいのか」

「みたいだな、それじゃあ、切るから少し待っててくれ」


恋は皮をむき始めた。結構ぎこちない手つきだが、ちゃんと剥けてる。


「いつ!」

「大丈夫か?」

「大丈夫、ちょっと切れただけだし」


そう言うと恋は再び皮を剥き始めた、失敗はその1回だけだった。


「よし、綺麗に出来た!」

「ちゃんと絆創膏を貼れよ」

「分かってるって」


俺は梨を食いながらしばらくの間のんびりした、しばらくして咲達が帰ってきた。


「法助、大丈夫?」

「あぁ、大丈夫だ」

「結構遅かったじゃん、何かあったの?」

「もの凄く褒められてね、中々帰られなかったんだよ」


それだけ中央拠点を奪還するのは大それた事なんだろう。まぁ、オーブ国の最大戦力の一角が

防衛に当るほどの重要な拠点だからな、当然か。


「それと、1週間後に中央拠点奪還記念パーティーを開くそうよ」

「パーティー?随分とのんきだな」

「それだけ中央拠点を奪還したのは大きな事なんでしょう、それと、私達は主役ですよ」

「マジかよ!?」

「私は行かないけどな」

「恋ちゃんも来るのよ?これは強制です」

「マジかよ!?」


恋は俺と同じで目立つのは苦手だ、少し不安もあるが、大丈夫だろう。


「お二人の怪我も1週間もしないうちに回復する予想ですし、問題ないでしょう」


出来れば回復しない方が良いな、目立つのは嫌いだし。


「それでは恋さん、帰りましょう、もう遅いですし」

「いや、私はここで兄貴を見てる、大丈夫、妹だから」

「はぁ、そうですか・・・分かりました」

「私も法助の面倒を見る!」

「面倒を見る役は一人で十分です、あと、恋さん、恵美さんの面倒もお願いしますね」

「分かった」


先生は咲を引っ張って帰って行った、咲はわーわー騒ぎ、病院で騒ぐなと先生に怒られていた。


「騒がしいな」

「まぁ、咲だからな、頭の悪い天才なんてあんなもんだろう」

「頭が悪いって、酷いな、同意はするけど」


恋は笑いながらそう言った、俺も一緒に笑った。

それから2日後、恵美の傷が治り、更に二日後、俺の傷は治った、たいした医術だ。


「結構速く回復したな」

「ジュエル国の医術は有名ですからね」


そうして、残りの時間を過ごし、パーティーの開催日になった。


「よし!行こう!」

「ちょっと待ってください、その服で行くんですか?」


俺、咲、恵美、恋は私服だ、燐と先生はドレスだけどな。


「パーティーに行くのよ?そんな服で言い分けないでしょ?」

「だって、服なんてこれくらいしかないよ?」

「私も」

「俺もだ」

「全くあなた達は」

「別に大丈夫でしょう、女王様に会うときもこの服装でもとやかく言われなかったんですし」

「た、確かにそうですけど・・・」


結局俺達は服装を変えずにパーティーに参加した。

皆しっかりとドレスや紳士服を着ていた、パーティーなんて初めて見たが賑やかだな。


「すごいですね」

「いやぁ、場違い感がすごいなぁ」

「それは、そんな服装だからよ」


俺達がそんな会話をしていると2人の女の人がこっちに近付いてきた。


「あなた達がお母様がおっしゃってらした方々ですか」

「こんな場所でそんな服装なんて変わった人達ね」

「えっと、あなた方は?」

「あたしはジュエル王室の次女、アメジスト・ジュエルよ」


この人の容姿は金色の髪の毛にクルクル巻きのヘアスタイル、目の色は紫だ。

そして紫色のドレスに緑色のリボンの真ん中に紫色の宝石が埋め込まれている。

王冠は銀色で、真ん中に紫色の宝石が埋め込まれている。


「私はジュエル王室の長女、エメラルド・ジュエルです」


この人の容姿は茶色の髪の毛でロングヘアー、目の色は緑だ。

そして緑色のドレスに紫色のリボンの真ん中に緑色の宝石が埋め込まれている。

王冠は金色で、真ん中に緑色の宝石が埋め込まれている。

しかし、お姫様が出てくるとはな、今までいなかったのに。


「はぁ、これはご丁寧に」

「では、我々も名乗らせていただきます」


俺達も自己紹介を行った、やっぱり自己紹介って言うのは緊張するな。


「まぁ、それは良いとして、このパーティーの主役の半数がラフな格好って言うのは示しが着かない

さぁ、付いてきなさい、服を貸してあげるわ」

「はぁ、分かりました」


俺達はアメジスト姫の後に付いていき、ドレスや紳士服が置いてある場所に着いた。


「この中から選びなさい」

「うーん、どんな服が良いんだ?」

「私もこういうのは詳しくないんだよな」

「私に任せて!大丈夫!ファッションは私の領地!」

「おぉ、咲先輩、お願いします!」


恵美は咲を信じてるようだが、俺と恋はすごく不安だった。

まぁ、俺達よりもファッションセンスはあるし、信じてみるか。

しばらくして、咲が服を持ってきた。


「これでどう?これならいける!」

「まともだな」

「流石は咲先輩!」


俺達は咲の用意した服を着た。しかし、紳士服ってのは、なんか、動きにくいな。

ただ、恋だけは着ようとしなかった。


「どうしたの?早く来てよ」

「い・・・嫌だ!す、スカートなんて絶対に来ない!」

「大丈夫だって、ロングスカートだし」

「無理無理!私には絶対無理!似合わない、似合うわけないって!」

「そんなに嫌がらないでよ」

「無理!」


そういえば恋がスカートを履いてるところは見たことがないな、学校の制服も男子用のを履いてるし

外出する時も俺のお下がりのズボンしか履かないからな。


「あ、兄貴だってそう思うだろ!?私がこんな服装なんて似合わないだろ!?」

「ん?似合うって、お前は自分で思ってる以上に可愛いぞ?」

「か!可愛い!?」


恋は顔を真っ赤にして後ろを向いた、照れてるんだな。


「あはは、恋ちゃん可愛い!」

「ギャップがすごいですね!可愛いです!」

「うっさーい!!」


俺達はなんとか恋を説得し、ドレスを着せた。


「・・・ど、どうだ?に、似合うか?」

「あぁ、似合うぞ」

「可愛いね!」

「むぐぅ・・・」

「準備が出来たのね、さぁ、戻りましょうか」


俺達は服装を整え、パーティーに戻った。

考えてみると皆のドレス姿なんて初めてだな、因みに皆のドレスの色は

咲は白色のドレス、恋は水色のドレス、恵美は赤色のドレス、燐は黒色のドレス、

先生は藍色のドレスだ。そういえば主役ってなんだ?嫌な予感がするな。

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