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最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
ジュエル国編、第1章、初めての大仕事
18/51

今日は皆で観光だ!

城に呼ばれた日から3日が過ぎた、恋も恵美も無事退院することが出来た。


「法助!」バン!


咲がすごい勢いで扉を開けた、まぁ、いつもこんなハイテンションなんだが

今日は一段とテンションが高い。


「なんだよ、もう少し静かに扉を開けろよ」

「そんなの良いじゃん!さぁ!観光だよ!」

「観光だと?」


そういえば咲の奴は先生のミームで移動していたときも観光したいとか言ってたっけ。

到着後すぐ次の日に呼ばれたからいけてなかったな。


「なんで今観光なんだ?」

「だってさぁ、恋ちゃんも恵美ちゃんも入院してたし、でも今は退院して元気でしょ?」

「別に私たちを待たなくても良かったじゃないか」


恋がいつもの調子で出てきた。恋はもう歩くどころか走ることも簡単にできるほど回復している。


「2人だけ置いてけぼりってのも嫌だし、皆で言った方が楽しいでしょ?」

「確かにそうかもしれないけどさ」

「それにほら、恋ちゃんも法助と観光したいでしょ?」

「な!そ、そんな分けねーし!」


そういえば最近恋と散歩とかしてなかったな。


「照れないでって、大丈夫だよ、お兄さんの事が好きなのは普通だって」

「好きじゃねーし!それに!あんたは兄貴なんて居ないだろ!?」

「あはは、そうだね、でも、もし私が法助の妹だったら毎日遊んでもらうと思うよ?」

「普通は兄貴と毎日遊ばねぇーよ!」


咲と恋は仲が良いのか悪いのかイマイチわからん。しかし、もしも咲が俺の妹だったらか

うん、毎日が今以上に騒がしくなるだろうな。


「照れない照れない。まぁ、それは良いとして、さぁ!皆で観光行こう!」

「良くないだろ!待て!」

「あはは、こっちだよ!法助も早く来てね?」

「待てー!」


咲と恋は追いかけっこをしながら部屋から出て行った。小学生に追いかけ回される中学生って

普通逆だろうと思うが・・・まぁ、いいか。俺はとりあえず2人の後を追うことにした。


「はぁ、はぁ、あ、相変わらず逃げ足が速い・・・」

「ふっふっふ、伊達に法助に追いかけ回されてないからね」

「え?あ、兄貴から逃げてた事があるのか?」

「うん、法助にちょっかい出しては追いかけ回されてた時期があったし」

「兄貴も大変だな、こんな幼馴染みがいて」


俺が2人に追いついたとき、恋はかなり息が上がっている。咲の奴は逃げ足が速いからな

良くここまで追いかけたもんだ。


「もう2人は来てたのね」


声がする方を振り向いてみると、燐、恵美、先生が一緒に来ていた。


「あ、3人とも遅いよ」

「ごめん、恵美の支度が長引いてね」

「すみません、どの帽子が良いか迷ってました」


恵美は白い帽子をしている。今までずっと学生服だったから新鮮だな。

皆の服装を簡単に説明すると、燐は黒いふりふりが着いた服に黒いロングスカートに黒い靴

そして、黒のリボンを付けている黒ばっかだな。

恵美は白いワンピースに白い帽子、白い靴と白ばっかりだ。

先生はピンクのブラウスにジーンズ、青っぽい靴と大人な感じだ。

咲は茶色のTシャツにチェックの入った白っぽいミニスカートで靴は茶色で俺がプレゼントした

髪飾りを頭に付けている、咲は良くこの服装で歩き回ってる。

恋はグレーのパーカーでグレーのハーフパンツにグレーのスニーカーだ

恋は基本的に家の中でもこんな服装でうろちょろしている。

俺の服装は黒のTシャツ、Gパン、黒のスニーカーだ、まぁ、あり合わせだな。


「皆、新鮮だね」

「咲は相変わらずじゃ無いか」

「法助もそれあり合わせでしょ?」

「よく分かるな」

「もちろん、法助が服装なんて気にする人な訳ないし」

「喧嘩売ってんのか?」

「事実じゃん」


確かに俺は基本的に服装は気にしない、式とかがあった場合は流石に気にするが

そういうとき以外は基本的にあり合わせだ。


「ねぇ、恋ちゃん、気になったんだけど、その服は法助のお下がり?」

「え?まぁ、そうだな、パーカーも昔兄貴が着てた物だし、このズボンも兄貴のお下がりだ」

「恋ちゃんも服装とか気にしないタイプ?」

「もちろんだ、たかが服装に金をかけてる奴の気が知れない」

「そういう所も似てるんだね2人とも」

「私と兄貴のどこら辺が似てるっての!?」

「色んな所だよ」


恋は俺と似ていると言われて嬉しくないのか、俺は嬉しかったんだがな・・・

まぁ、うん、気にしないようにしよう。


「喧嘩は後で良いでしょ?ほら、速く観光に行きましょうよ」

「あ、そうだね」

「こら!私の質問に答えろ!」

「分かったよ、私が思う恋ちゃんと法助が1番似てるところを言うね」

「あぁ」

「それは、自分よりも誰かを守ろうとするところ」


確かにそうだな、恋もあの時自分を盾にして俺達を守ってくれたし。

でも、俺が自分よりも誰かを守ろうとした事ってあったっけ?


「俺、自分よりも誰かを守ろうとした記憶が無いんだけど」

「え!?」


先生を除いた全員からえ!?って言われた。


「えっと、私の記憶では少なくとも2回はしてるんだけど」

「法助、あなたは自覚が無いのね」

「法助先輩、もう少し自分の功績とかを覚えててくださいよ」

「ていうか兄貴が居なかったら私も居ないし・・・」

「え?」


よく分からないが、皆が俺に呆れているのは分かった。


「・・・まぁ、良いか、法助だし」

「そんな軽い事なの?」

「うん、さて、それよりも観光!観光しよう!」

「待ってました!」


よく分からないが完結したようだ、結局俺はいつ自分を捨てて誰かを守ったっけ?

もしかしてあの時か?でもあれは反射的だったし違うよな、そもそも負けるつもりも無かったし

自分を捨てた訳じゃあ無いしな。


「さぁ!何処に行こうか!」

「そうね、このスポーツジムに行きましょうよ」

「それは皆で行くような所じゃ無いよ。皆で行く定番はゲームセンターかショッピング!」

「ゲームセンターは駄目ですよ?」

「う、先生が居たのを忘れてた」

「ここは、映画でも見に行きましょうか」

「あ、それが良いですよ!」


俺達は先生の提案で映画を見に行くことにした。

そして、映画館の目の前に来たのは良いんだが。


「えっと、なんですか?これ」

「何って、最新の映画の夢の始まりですよ?」

「いや、その、なんだか難しそうな映画なんですけど・・・」

「問題ないでしょう、大丈夫、きっと良い映画ですよ」

「はぁ・・・」


俺達は先生に負けて見ることにした。内容は妙に難しく、理解が難しかった。

最初にあなたは夢を持っていますか?と問いかけがあり、いきなり大富豪に買われた奴隷が出てくる。

その奴隷の1人が夢を持ち、その夢を動力源にして、大富豪から逃げ出す内容だった。


「いやぁ、良い話でしたねぇ」

「・・・む、難しくて理解できませんでした」

「奴隷って大変なんですね」

「ていうか奴隷って実際に居るもんなのか?」

「大国にはあるみたいよ、奴隷制度、まぁ、詳しくは知らないんだけど」

「よく知ってるな」

「結構勉強してるのよ、当然でしょ?」

「とにかく!次は遊園地!遊園地に行こう!」


咲はたまに突拍子も無いことを言うことがある。しかし、遊園地かあるのか?

俺は軽く周囲を見渡した、すると結構近くに遊園地があった。


「あそこか?」

「もちろん!」

「遊園地なら行っても大丈夫ですよ、存分に楽しんできてください」

「やった-!」


俺達は遊園地を存分に楽しんだ。あ、でもジェットコースターで恋と恵美がグッタリしてたな。

それ以外にもコーヒーカップにのったら咲が思いっきし回して目が回ったり・・・

ま、まぁ、そういうのも入れても楽しかった。

ただ、もう二度と咲とは一緒に遊園地に行かないと決心しただけだ。


「楽しかったね!」

「うぅ・・・」

「はぁ・・・」

「う、うぅ・・・」

「どうしたの?なんでそんなにグッタリしてるの?」

「い、いや、コーヒーカップはキツいなと思っただけだ」

「もうジェットコースターは乗らない」

「私もです・・・」


俺、恋、恵美は結構なダメージを負ったが今日の観光は結構楽しめた。

今日はもう宿泊施設に戻り、休むことになった、さて、明日はどうなるんだろうか。

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