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最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
ジュエル国編、第1章、初めての大仕事
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暴かれる秘密と疑問点

前哨基地攻防戦の少し後、オーブ国に自軍敗北の報告がやってきた。


「・・・まさか、ジュエル国に敗北するとは、初めてですね」

「あぁ、それに報告によれば今までの猪っぷりが無く、統率のとれた動きだったそうじゃ無いか」


ジュエル国は兵力は多くとも統率を取ったり、計略を練るのが苦手だった。

配置も駄目で、防衛部隊を置くことも稀、実際援軍に向かった100の手勢は敵拠点を制圧する

目的の別動部隊だったが、しっかりと防衛が組まれていたため制圧を諦め、加勢に行こうとしたのだ。


「ふむ、妙だな、あんな烏合の衆が突如統率が取れるようになるなどおかしい」

「ええ、私もそう思います」

「おい、あの戦いで他に異常な事はあったか?」

「あ、狙撃がありました、そして、我ら別動部隊を壊滅に追い込んだ砲撃も」

「何故それを早く言わない!?」

「すみません!」

「まぁ、良い、おい、ルリ」

「何でございましょう?」

「前、ルーン国に前哨基地を奪われた事があったな、その時の資料を出せ」

「何故その資料が必要なのですか?」

「その時も同じような異常事態があったような気がしてな、それを探りたい」

「承知しました」

「可能性は潰しておきたいしな」


場所が変わって傭兵部

大きな戦闘が終わり、法助達は今医療施設にいた、法助の傷は軽く脱臼とかすり傷程度だが

恋の傷は結構な物だった、なんせ5発ほど撃たれていたから。


「恋、大丈夫か?」

「兄貴も心配性だな、大丈夫だって」

「なら、良いんだが」

「それより、当たっただろ?私の堪、私がいなかったら兄貴死んでたんじゃ無いか?」


恋はにこにこしながらそう言った、いや、避けられたことだから良いんだが。


「は、そうだな、お前が来てくれて助かったぜ」

「あはは、もっと私に感謝して、いい?私の堪は結構冴えてるんだぞ?悪い堪だけ・・・」

「あはは、そうか、悪い堪だけか、ま、良いじゃないか良い勘だけ当たるよりは」

「何でだ?」

「だって、悪い堪の方が最悪の事態に備えられるからな」

「確かにそうかも」


俺も嫌な予感は妙に当たるもんだ、これは家系とかが関係してるんだろうか。

そんな事を考えていると女王様から城に集まれとの招集が掛かった。


「今度は一体何だ?」

「きっと昨日の攻防戦についてだよ」

「まぁ、それ位しか思い当たらないからね」

「何か変な事したでしょうか」


俺達はダラダラ話しながら城に向かった。そして城に着き、早速女王の元に行った。


「良く来てくれました、今回呼んだのはあの作戦の事です」

「はい、承知しております」

「実はいくつか言いたいことがあるんです、聞きたいこともね」

「はい」


女王が俺達に聞きたいことを話した。まず最初に言いたいことは俺達の活躍に対する称賛

しばらくの間ここにいて欲しいと言うこと。この2つだ、そして次は聞きたいことだ。


「聞きたいことは、狙撃、爆音についてです」

「はい」

「あなた方の中で銃を使えるのは燐さんだけの筈ですね、ルーン国から頂いた資料にもそうあります

咲さんは槍、法助さんは剣、紀美さんは鎌、恋さんは盾剣、恵美さんは短剣とあります」


俺は小さく息をのんだ。やっぱ目立ったか俺の秘密を知ってるのは咲、恋、燐、恵美、俺の5人だけ

先生も国も俺が自在に武器を変化させれるとはしらない。


「一体、誰が狙撃、爆撃を行ったのですか?」


どうするか、言った方が良い様な気もするが、言ったら言ったで面倒そうだ。

しかし、ここで言わないと思いっきり疑われる、どうするか・・・

俺が必死に悩んでいると咲が言った方が良いと言った、俺は咲の言葉に従って言うことにした。


「はい、俺です、俺がやりました」

「しかし、あなたは剣でしょう?」

「はい、しかし、俺には秘密がありまして、武器を自在に変化させることが出来るんです」

「な!!」


咲、燐、俺を除く他全てが驚愕した、当然だ自在に武器を変化させるのはこの世界のルールに叛する

俺は本来あり得ない力を使っているんだからな。


「その様な力があると証明できるのですか!?」

「証明した方が良いですか?」

「当然です!」

「では、分かりました」シュン


俺は手元に武器を出した。普通ならあれだが証明するには武器を出すしかない。


「では行きますよ」ガチャン

「!!まさか本当に!」


俺は手元の武器を槍に変化させて見せた、他にも薙刀、短剣と色々と変化させた。

その現象を見たジュエル国の女王は驚愕するも受け入れたようだ。


「いかがでしたか?」

「信じがたいことですが本当のようですね、分かりました、これで聞きたいことは無くなりました

下がって良いですよ」

「それと、出来ればこのことは内密にしていただきたいのですが」


咲がこのことを内緒にしてくれと説得を試みた。多分内緒にしてもらえる手立てがあるから

あの時、言った方が良いと言ったんだろうな。


「何故ですか?」

「オーブ国に情報が漏れた場合、不意を突くことが出来なくなります、そうなれば戦術も

立てにくくなりますし、それだけ勝算も落ちます」


それを聞いた女王はその事を了承した、流石は咲だ、こういうときは本当に頼りになるな。

その後、俺達は下がって良いと言われ、帰ることにした。

その道中先生に軽く問いただされた。


「一体どういうことですか?なんでその事を先生に言わないんです?それに咲さんと燐さんの態度

からして2人も知っていたのでしょう?何故言わないんですか?」

「すみません、出来ればこの事は誰にも知られたくなかったので」

「・・・確かに気持ちは分かります、ですけど先生には話して欲しかった、そんなに先生が

信じられませんか?」

「いや、そういうわけじゃあ」

「はぁ、まぁ、良いです、隠したいことはあるでしょうし」


先生はそれ以上俺達を問いただすことはしなかった、もっと言われると思っていたから驚いたが。

まぁ、先生だしな、俺らの気持ちも分かってくれたんだろう。俺達は病院に行き、恋と恵美の

見舞いをした後に宿泊施設に戻った。


「ふぅ、今日も大変だった」


恋は少しの間入院だから今日は俺1人だ、何となく部屋が広く感じるな。

そんな事を思いながら寝ようとしたとき、扉が叩かれる音がした。


「法助?入るよ-」ガチャ

「おい、せめて許可が下りるまで待ってろよ」

「良いじゃん、どうせここにいるのは法助だけなんだし」

「よかねぇよ、で、なんで来たんだ?」

「うん、燐ちゃんが聞きたいことがあるらしいからさ」

「聞きたいこと?」

「えぇ、疑問に思ってることがあるの」


何で咲と来たのかと聞いたら私も行くってうるさかったかららしい。


「あなたは武器を自在に変えれるのよね?」

「あぁ、それが?」

「でも普段は隠している、なのにどの武器もあんなに扱える理由はなんなの?それが知りたい」

「あぁ、その事か、それなら簡単な事だ」


俺は何故武器を変化させてもあれだけ扱えるのかの説明を開始した。


あれは簡単な物で例えば1つの武器の能力が100点中90点だった場合別の武器に切り替えても

その90点の扱いが出来るだけだ、つまり、俺は1つの武器の扱いが上手ければ他の武器も同じように

上手くなる、たとえ初めての武器だった場合でもすぐに扱い方がわかり、実践することが出来る。


「こんな所だ、分かったか?」

「えぇ、つまりあなたは剣の腕さえ鍛えておけばどんな武器でもそれと同じ能力が出せると言う事ね」

「あぁ、だから利便性が高いんだよ」

「本当にあなたの力はチートね、でも絶対に追い抜いてあげるから、覚悟しなさいよ」

「俺も今だって鍛えてるんだぜ?」

「分かってるわ」


燐は笑ってそう言った、本当にこいつは負けず嫌いだな。

俺は2人が帰った後、鍵を閉め、寝ることにした、明日はどうなるか。

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