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最強のマルチスタイル~とある学園の劣等生~  作者: オリオン
プロローグ、この世界のルール
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世界のルール

この世界には大きなルールが存在している。そのルールとは1人の人間が出せる武器は1つだけと言う物だその武器が変異する事はあっても瞬間的に武器が変わることは無い。普通はね。


「それでは、今日の授業を始めます」


ここは俗に言う異世界だ、この世界の住民は皆、武器を召喚することが出来る。今俺が受けているのは

この世界における基本教育って奴だ。この教育を受け無い住民は居ない。


「それでは教科書の128ページを開いてください」


128ページっと、探すの面倒だな。


「良いですか、我々は皆、心に一対の武器を持っております、その武器があなた方が召喚できる武器です

基本的にこの武器が変わることはありませんが、成長によっては変異します」


これがこの世界のルールだ、しかし、俺は不思議なことにこのルールに縛られていない。

瞬間的に武器を変化させることも出来るし、その武器に即座に対応も出来る、ただ、ばれたら

面倒そうだから隠している。この世界のルールを変えるくらいの大きな物だから仕方ないが。


「それと知っておくべき事なのですが、この武器に他人が触れることは出来ません、最悪の場合

お互いが死ぬ、なんて事になりますので注意してくださいね。」


流石にこのルールを破れるかどうかは知らん、最悪死ぬからな。


「法助、私、もう飽きたんだけど」


俺の後ろから話しかけてきたこいつはさき、俺の幼馴染みだ、ちなみに俺の名前は法助ほうすけと言う、フルネームは三崎みざき 法助ほうすけだ、ついでにこいつのフルネームは月原つきは らさきだ。

容姿を言えば黒髪で長髪、そして髪に小さな赤いリボンを付けている、そのリボンは俺が小学生の頃に

こいつにプレゼントで贈ったリボンだ。今でもお気に入りらしくずっと付けている。

そして、こいつは頭は良いんだが飽き性で。しょっちゅう授業をボイコットしている問題児だ、そのくせ

1人でサボるのは嫌だとか言い、俺を巻き込みやがる。頭は良くない俺からしてみれば良い迷惑だ。


「サボるなら1人でサボれ」

「何度も言ってるじゃん、1人じゃつまんないの」

「じゃあ、俺以外を誘えよ」

「法助と一緒にサボった方が面白いし」


本当に駄目だなこいつ、第一なんで俺なんだよ。意外と友達多い癖によ。


「良いから、ほらぁ、行こうってばぁ」

「そこ!うるさいですよ!」

「す、すみません」

「2人とも廊下に立ってなさい!」

「はーい」


まただ、またこいつのせいで立たされた。畜生が、なんでこんな目に遭わないといけないんだよ・・・

俺はいつもこいつの巻き添えを食らって立たされている。こいつは楽しそうだが、俺は全く楽しくない。


「はぁ、咲、いい加減にしてくれよ・・・」

「良いじゃん、これで授業受けないですむんだし」

「俺からしてみれば大問題なんだよ・・・はぁ」


廊下で突っ立たされて、三十分が経過した頃か。放送が聞こえた。


「不審者が侵入しました!皆さん、避難してください!」

「不審者だと!?」


最近、この近場で他国の進行が多々あると言うことを聞いたが、まさかこの学校まで来るなんて!


「ど、どうしよう」

「法助君!咲さん!急ぎなさい!」

「は、はい!」


俺と咲はクラスの全員と一緒に行動した。しかし、避難訓練が役に立つことは無く、クラスはバラバラに

逃げ出した。


「皆さん!落ち着いて!落ち着いてください!」

「うわぁーー!!」

「きゃあ!」


人の波に飲み込まれた咲は流されていった、俺は急いで咲を探して前に出た。


「きゃーー!!」


しかし、今度は波が一気に逆方向に移動した、俺はその波をなんとかかき分け、前に出た、すると

そこには男達が咲を殺す寸前だった。


「あ、あぁ」

「死ね」

「させるか!」


俺はその攻撃が咲に当たる直前に止めることに成功した。しかし、その男の力は強く、押されている


「くく、たかが中学のガキの力に負ける筈が無いだろ?大人を舐めるなよ?」

「咲!お前だけでも逃げろ!」

「む、無理、こ、腰が抜けて・・・」

「はは、残念だったな!お前は誰も守れず、ここで死ぬのさ!」


確実に追い詰められている。このままだと殺されるだろう、仕方ない、やるしか無いか・・・

俺は男の剣を若干左に動かし、武器を銃火器に変化させた。若干武器を左に動かした理由は変化させた時に避けやすくするためだ、狙い通り男の剣は逸れ、俺は銃を構えた。


「馬鹿な!武器が変わっただと!?」

「新しい才能を甘く見ない方が良いぞ?」

「がは!」


1人の男は倒した、後はもう1人だ。


「さぁ、どうする?いくらあんたが強くても、よほどの化け物じゃねーと銃には勝てないぞ?」

「は!餓鬼が!舐めるな!」

「忠告はしたぞ?」

「甘いわ!」


男は俺が撃った弾丸を剣で弾いた。やっぱり大きめの剣は横にしたら盾になるな、ただそれは

想定内、俺は素早く銃口を男の足下に向けた。


「そうかい」

「ぐは!」


男はその攻撃には対処できず。大人しく弾丸に当たってくれた、その結果男は倒れ、動けなくなった。


「言っただろ?よほどの化け物じゃ無いと無理だって」

「糞餓鬼がぁーー!!」


男は最後の抵抗なのか武器を投げてきた。この世界において武器を手放すのは無謀という物だ

武器は自分の心でもある、そのためそれを手放せば最悪、死に至る。ただ、今はそんなのどうでも良い

このままだと俺が死ぬ!


「危な!」


俺は即座に武器を変化させ、男が投げた剣を弾いた、その攻撃は重かったが、弾くことは出来た。


「く、そがぁ・・・」


男は最後の力も使い果たし、男は死んだようだ。いや、武器を投げたのが原因だろう。

自らの心を投げ捨てたんだ、そうもなるか。


「・・・死んだか・・・武器を投げたりなんかするからだ」


戦ってる最中に意図せず武器を離したのなら即座に戻るから命に問題は無い。しかし、

意図的に離した場合は戻らないため。今回のように死ぬことがある、確率で言えば70%位か

これは結構有名な話で、学校の授業で最初に習うことだ。投げるな、離すな、渡すな、

この3つを親からも先生からも耳にたこが出来るほど聞かされる。命に関わるからな。


「・・・法助・・・法助ぇーー!!」


咲がいきなり抱きついてきた。こんな咲を見たのは初めてだ。


「法助、怖かった・・・怖かったよぉーー!!」

「・・・そうだな、怖かったな、でも大丈夫だ、もう、終わったからよ」


俺は泣きじゃくる咲を軽く抱きしめ、頭を撫でた。今まではうるさい幼馴染みとしか思わなかったが

この時初めてこいつを異性だと意識したな。しかし、なんか泣きじゃくる娘を慰めるお父さんの気分だ。

きっと将来父親になったらこんな風に娘に優しくするんだろうな、まぁ、結婚相手が居ないか。


「はぁ、はぁ、大丈夫ですか!?」


しばらく経ち、先生がやってきた、先生は俺達の近くに倒れている男を見ると驚愕していた。


「これは、あなた達がやったんですか?」

「えっと、そうです・・・」

「なんでこんな危険な事を!?」

「その、咲を守るために仕方なく・・・」


咲はまだ泣いている。もう俺の服はべちゃべちゃだ。


「おい、咲、もう先生も来た、大丈夫だぞ?」

「法助・・・お願い、もう少し、このままでいさせて」

「すみません先生、咲はまだ泣き止みそうにありません・・・」

「いえ、大丈夫です、保健室に行ってきなさい」

「はい」


俺は咲を連れて保健室に行った。保険の先生は避難の準備中だったのか。荷物をまとめていた。


「法助君!咲さん!どうしたんです!?速く避難してください!」

「いえ、もう不審者は制圧されました、それよりも少しの間ここに居させてください」

「制圧!?そんな報告は来てませんけど・・・」


その後、放送が流れた。放送の内容は不審者が捕まったと言うことだった。


「本当だったんですね、それじゃあ、ここに居ても大丈夫ですよ」

「あぁ、ありがとうございます、痛つ!」


俺は怪我をしていた、さっきまで気が付かなかったが怪我をしていた。そこまで血は出ていなかったから

先生達も気が付かなかったんだろうな。


「怪我してますね、治療しますよ」

「お願いします」


俺は保健室の先生に怪我の手当をして貰った。その後、咲の調子も戻った。


「二年C組の三崎 法助君、至急職員室まで来てください」


放送での呼び出し。無視するのは出来ないな、俺は職員室に行くことにしたが、咲が俺を呼び止めた。


「私も行く」

「なんでだ?」

「きっと法助があの男の人達を倒したから呼び出されたんだよね、だったら私も行く、私を庇って

戦ってくれたってちゃんと説明しないと」


確かに、咲が居てくれた方が良さそうだな。俺が自分1人で説明しても説得力はあまりないだろうし。

それなら咲も一緒の方が良いか。俺はそう結論付け、咲と一緒に職員室に向かった。

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