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 《小咄菊造くん》の基本機能とは、設問者の問いからズレた答えを返すことにある。つまりは設問者の思い通りにならない物語を作る。ゆえにアンチプロパガンダとして機能した。

 もしかして、だから世界はプロパガンダとは逆方向へ進んでしまったのかもしれない。世界は統一する兆しどころか、更に対立と自立の入り乱れた混乱が加速しているように見える。


 けど、世界統一のプロパガンダに対する「アンチ」の物語とはどのようなものになるのだろう?

 恐らくは、対話か、さもなくば戦争の混乱ということになるか。このふたつのアンチ・プロパガンダ。人類はどちらを選ぶのだろうか。


 ボクは童話作家になる才能がなかった。けど人の喜ぶ顔は好きだった。

 人生を振り返って、思い通りにならないことばかりで、悲しい別れもあったが。だからこそ思いもかけぬ、嬉しい出会いもあった。それで構わないと今でも信じている。

 ボクにはまだやるべき責務が残っている。ボクは約束を果たす旅に出ることにした。

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