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 そして、中国の南北分裂に匹敵する大事件がまたもや起こった。

 中東の結束。中国動乱。キリストおよびユダヤ教の影響力減衰。そして慢性的な不況から、アメリカは中東から軍隊を完全撤退。もはや平和になった中東にまで手が回らなくなっていたのだ。

 世界的には喜ばしいニュースとして受け止められた米軍撤退だったが。イスラエルはアメリカの庇護を失った形となる。


 周辺諸国の復讐を恐れるイスラエル。

 そこにイギリスが、かつての三枚自舌外交によりイスラエルの統治を委任したのは間違いであったと、公式に謝罪してしまう。背景にはイスラム系イギリス移民のロビー活動があったとも、オイルマネーと引き替えの謝罪だったとも、複数の説があるが、定かではない。

 どのみちイギリスは中東問題からサッサと逃げ出してしまった。


 英米からハシゴを外され、イスラエルは建国の意義を失ってしまう。加えて、パレスチナでの民間人虐殺を撮影した動画が、ネットで拡散したのも痛かった。これはプロパガンダの手法を学んだ、パレスチナ住人の仕業だったとも伝えられている。

 そしてローカリズムにより、宗教という物語が、古来より続く強さを失ってしまったのがトドメとなった。


 宗教的な理由で集まった人間から、イスラエルを離れだした。国境外を少しずつフェンスで囲み、入植地として領土を広げてきたが。人口減少で入植地の維持が不可能になる。ついには国体維持すら困難になった。

 イスラエルは無血解国され、大量に生じたユダヤ難民が大きな国際問題となる。後の第二ディアスポラ(民族散逸)である。

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