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離れる  作者: 隅間 宣
1/1

どうでもいいはずなんです

かけがえのないつもりでいても、

1回離れると、もう前の“それ”ではない。

なんだかどうでもいいような。

心が離れて、離れて、浮かんでいるような。

仕方なく居るような、中途半端で不快。


返事に気持ちがない。

どうでもいいから。

返信をする気が起きない。

どうでもいいから。

前のような気力が湧かない。

どうでもいいから。

なんでもいいよ、と言う。

どうでもいいから。

言うことには全て肯定しておく。

どうでもいいから。

意思がないと言われる。

…だってどうでもいいから。

無気力、無抵抗で否定がない。

本当はどうでも良くないのでは?

そんなことをふと考える。

でも、結論は出ない。

ちっとも出やしない。

全てあなたのせいにしたい。


あなたの発言のせいにしたい。

あなたの性格のせいにしたい。

あなたの能力のせいにしたい。

あなたの幼稚さのせいにしたい。

あなたの██のせいにしたい。

あなたのあなたのあなたの


…あなたのせいにしたかった。

どうでも良くないから。

どうでも良くないこと、許せないこと。

許せない?なぜ。

思い出せない…抽象的で、ぼんやり。

でも確かにある、嫌悪、憎悪、恨み。

許せないぼくのせい?

必ずしも、受け入れないといけない?

受け入れられないぼくは幼稚?

ぼくは、ぼくは…


変わってしまった。

あんなに身近で大切だったのに。

変わってしまった。

あなたが?

変わってしまった。

ぼくが?


離れる、離れる。

剥がれ落ちていく。

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