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氷河期無双のエトセトラ―逆襲の日本ダンジョン化計画―  作者: ご飯食べたい
日本迷宮化計画〜日本をダンジョンにしてしまえ!〜
17/48

スレ番9の『買い出しも大事な準備です』

すみません、昨日忙しくて更新忘れてました。

今日はもう1話更新します。

「それじゃ、いってくるね」


 アニメ鑑賞中のめーちゃんに俺はそっと声をかける。

 何も告げずに出掛けるのは、めーちゃんを軽く見てる気がするのだ。

 無断で出掛けて後でめーちゃんに俺が怒られるのは避けたい。 


 それに俺だけが怒られるなら、まだいいけど、怒りが世界全体に及ぶんだりしたらと思うと……

 絶対歴史に名を刻む事になる。刻める歴史があればいいけど、下手したら人間の歴史がそこで終わる可能性もあるからなぁ。

 なので、声を掛けずに出掛けると言う選択肢は俺にない。


 でも、もしかしたら『やっぱりアタシもやっぱりいくっ!』って言われるかもと身構えて、小声での声かけになっちゃったのはご愛嬌だ。 


「いってらっしゃーい」 


 めーちゃんの視線は画面に釘付けだけど、ごく普通そう返してくれた。


 良かったー、御大ってやっぱり偉大だよ。

 多分、心のどこかではめーちゃんも留守番せざるを得ないって言うのが分かっていたんだろうなぁ。


「ご飯の材料も、出掛けるついでに買ってくるけど、何かリクエストある?」


「特にないかな。リュちゃんの料理なら何でも美味しいし……でも、なるだけ大きいサイズのソースせんべいは、出来るだけたくさん買ってきて欲しいかも」


 ソースせんべいって、色々種類あるけど、『出来るだけ大きいサイズ』って指定があるって事は多分屋台の出店によくあるタイプのヤツだよな。

 薄くて大きくてソースとか梅ジャムとか塗って食べる的なアレ、めーちゃん好物なんだな。


「了解ー、じゃあ行ってくるねー」


 そうして俺は今後の生活に必要なものを買いに出掛けるのだった。

 

 買い物するにあたって特に変わった出来事はなかった。

 あえて言うなら、結構な種類のオンラインゲームの前ver以前のパッケージ版がワゴンで投げ売り価格だったのがラッキーって事と、ショップの品揃えが結構よくて買い物がほぼ1店舗で終わったくらいかな。


 ラ◯ナロクオンライン以外は買う予定なかったんだけど、安かったので、ついつい買ってしまった。


 その後は普通に他のリサイクルショップ回って、普通に食材買って終了だ。

 現在時刻午後2時ちょっと早めだが、めーちゃんの洋服とかをネットで選んだりしたら、夕飯準備するのに良い時間になるだろうから、帰宅時間にはちょうど良さそうだ。


「ただいま~」


「おかえりー、リュっちゃん!」


 俺が買い出しを終えて、玄関のドアを開けると、めーちゃんが出迎えてくれる。


 台所に向かい食材に食材を入れつつ、そこからリビングを覗くと、7つの球を集める冒険譚の1シーンが一時停止になっていた。

 結構見進めてたようで、一時停止されていたのはみんなから力を分けてもらった玉を野菜の王子様に、ぶつけるシーンだった。


 めーちゃん、見るの途中で止めてまで出迎えてくれたんだ……そう思うと心の奥が温かくなる。


「留守番ありがとうね、めーちゃん。はい、好物のソースせんべい! 一応塗る用のソースとかジャムも買ってあるからね」


「好物?? ありがとう?」


 俺はエコバッグからソースせんべいを取り出し差し出した。めーちゃんはそれをきょとんとした顔で受け取る。


 何かめーちゃん、やけに腑に落ちてない顔してるなぁ。梅ジャムじゃないところに疑問があるのかな?

 アレも経営者が高齢化で引退して、二度と食べられなくなったからなぁ。


 説明してもいいんだけど、時の流れにめーちゃんがまたショック受けるかもだから、聞かれるまでは答えないでおく事にしよう。


 機会があれば、オリジナルで梅ジャム作ってもいいかもな。


「あ、そうだ、これも渡しておくね。安かったから予定してなかった作品も買ってきたけど、それは急ぎで読み込まなくてもいいから」


 俺は粗方食材を冷蔵庫に入れ終えると、掲示板でデフォルト設定にすると話した作品シリーズと、予定になかったオンラインゲームのパッケージ版を別々に渡す。


「分かった、リュっちゃん」


 そう言うとめーちゃんはアニメ鑑賞に戻ろうとする。


「そうだ、めーちゃん。もしよかったら、これから一緒にネットショッピングしない? 今朝言ってた、めーちゃんの日用品や洋服とか買いたいって思ったんだけど……」


「えっ!? リュっちゃん一緒に洋服選んでくれるの?」


 めーちゃんの顔がとろけると言う表現がぴったりなほどに緩んでいる。

 そしてリュっちゃん好みの服着たら、リュっちゃんが……と何やら、めーちゃんが呟いていた。


「俺そんなにセンスないからね? 日常生活で浮かないような服しか選べないよ?」


 先に言っとかないと、めーちゃんのハードルが上がってしまう。


「じゃあ、リュっちゃんはどんな服が可愛いかだけ、教えてくれればいいからさ。早くお買い物しよ?」


 まあそれくらいなら出来るかな。オジサンだから若者の可愛いとズレてると思うんで、あまり自信はない。


「はいはい、んじゃPC立ち上げるね」


 俺はネットショッピングをするべくPCの電源を入れ、2人でしばし立ち上がりのを待つ。

 今までは1人で立ち上げ画面を見ていたけど、これからはめーちゃんと見る事も増えるんだろうなぁ。

 今まで何とも思っていなかった画面の光が、今は温かいもののように思えた。

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