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すべては変わる

作者: シサマ


 季節が変わる

 草木は色を変え 徐々に夜が長くなる

 

 慌ただしかった 選挙も終わり

 俺の住む街には 新しい市長がやってきた


 また物価が上がり

 電気料金の補助も終わる

 苦しい暮らしの人々は

 生き残るために 顔色と態度を 

 変えてしまうかも知れない


 世の中は変えられなくても

 自分は変えられる

 だから何だ?

 そんな腑抜けたアドバイスを 俺は聞かないぞ

 

 例えば愛するひとを 変えないように

 時には努力や我慢もするだろう

 綺麗事のひとつも貫けない 男になるなら

 闇バイトにでも 応募するがいい

 きっとそこでも捨てられる


 

 すべては変わる

 何の悩みもなかった

 あの時代(ころ)とは 何もかもが違う

 

 でも 結局俺は変わらない

 悪い方に変わりそうな 弱い心は

 俺か それとも愛するひとか 

 誰かが どうにか変える

 

 それで今日が終わっちまうんだ

 明日もそれで終わっちまうんだ

 残念だが 嫌ではないな

 

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― 新着の感想 ―
『残念だが 嫌ではないな』 最後のフレーズに、ニヤリとしました。 変わったり変わらなかったりするだろうが、そんな自分が嫌ではない。 大人の述懐だなと思いました。
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