第188話:ポルトガル・フンシャルの夜、乱闘の真実
187話なんでかないので飛ばします。
■Scene1:空からフンシャルへ、再び“異国”に立つ
韓国・仁川空港から約17時間。朴凛奈は再び旅立った。
目指すはポルトガル・マデイラ諸島。
世界的サッカー選手――クリスティアーノ・ロナウド・ドス・サントス・アヴェイロの故郷、フンシャル。
到着した瞬間、潮風とともに凛奈の鼻をくすぐったのは、異国の香辛料とパンの香り。
凛奈(心の声):「これが……ロナウドが育った街……」
地元の観光ガイドから温かく迎えられ、彼女はエスタディオ・ド・マデイラ(マデイラ・スタジアム)へと向かう。
その日の試合は――ポルトガル代表 vs ドイツ代表。
スタジアムは、まるで祭りのような熱気に包まれていた。
■Scene2:試合の終わり、奇妙な“怒号”
スコアは2-1でポルトガルの勝利。
しかし、試合終了後、突然観客席の一角で大きな怒号と悲鳴が走る。
地元警察も混乱し、複数人が殴り合う乱闘騒ぎに発展。
そのうちの一人が突然、凛奈の足元に倒れ込んできた。
「助けて……俺……悪くない……!」
だが、周囲はすぐに制止され、加害者も被害者もどこか“異様な”顔をしていた。
■Scene3:味が導く記憶の風景
凛奈はホテルに戻り、
買っていた**地元特製の“魚介とピリ辛パプリカのキムチ”**をひと口。
その瞬間、視界が揺れ、まるで記憶の断片が匂いと共に押し寄せる。
凛奈(内面モノローグ):
「この味……怒りと悔しさ、それに“すれ違い”の記憶……
視えた……スタジアムの外で、あるドイツ人男性とポルトガル人男性が話してた。
その後ろで、“通訳ミス”をした青年が震えてる”……それが原因?」
凛奈は翌朝、通訳担当だった現地の青年・ルイスを訪ねる。
青年は言った。
「僕が、“お前のプレーは恥だ”と誤訳してしまったんです……。でも、本当は“今日は調子が悪かったね、また次だ”だったのに……」
凛奈:「その言葉が、あの怒りを生んだ……でも、あなたが悪いんじゃない。味が“訴えてた”のは、誰かが怒りを言葉に乗せてぶつけたことじゃなく――
それを理解されず、心に溜めたまま試合を終えた“虚しさ”だったの」
青年は涙をこぼしながら頭を下げた。
■Scene4:凛奈、グラウンドにて独り佇む
夕暮れ、試合が終わったスタジアムに再び足を運んだ凛奈は、
空っぽのグラウンドで一人立ち尽くす。
風がそっと吹く。
凛奈(心の声):「ロナウドのような強さはないけど、
私にも“言葉じゃない何か”で真実を伝える力が、あるかもしれない」
そして、手帳に記す。
『フンシャルの夜、怒りの味は、ただの辛さじゃなかった。
心の奥にある“誤解された想い”が、爆発しただけ。
キムチはそれを、静かに教えてくれた。』
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
もしこの物語に少しでも「面白い!」と感じていただけたなら——
ブックマーク & 評価★5 をぜひお願いします!
その一つひとつが、次の章を書き進める力になります。
読者の皆さまの応援が、物語の未来を動かします。
「続きが気になる!」と思った方は、ぜひ見逃さないようブックマークを!
皆さまの応援がある限り、キムチ探偵の物語は、まだまだ続いていきます。
感想・レビューも大歓迎です!一言でも励みになります
それでは、また次の事件でお会いしましょう!




