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契った雲
千切れた鎖
腐りかけの時計は
針を正したけど
まだ……
動いてはくれない
忘却の淵で
絡まった蜜
に 雫をひと粒
滴らせて
壊れぬ
苦しさに安堵した
苦し紛れの濁音が
いつも
誘う
夕闇へのみちしるべ
覚えてない?
カラッポの鉦が
鳴れば
重ならない月と星の光線
託しかけていた欠片は取り戻す
手放す なんて
ない
あるわけない
暗闇の摘みたさ
わかってない
けど
わかってる
そう云いはる
から もう
渡さない
渡せない
云いはり過ぎた罪ノ地図
愚かさに併せ
瞑目する温度
タイプ0
絶対恒温




