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最初の詩
死にそうな街で
死にかけの心の
世話をシテイル
凍りかけの心の
固まった指先に
硬く染め抜いた糸を
通してクダサイ
吐息と共に
温める この
独りぼっちの心を
誰かが満たす月ノなかに
浸してみたい
それが願い
心の、さりげなく限りない、正体
将来を見破ろうとして
失敗した
諦めかける
その偽りに
なにも欲しくはない
置き忘れた言葉と
眠りに落ちる前の
宵が交差し
月と星のかけらを
集める
その夕暮れの
宮殿に逢う小枝と
囀ずる鳥が今日も又
祈りつづける夢に
明日も
あればいいと
恋う




