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5

冴止達は話が終わった後、自分達に用意されている部屋へと戻った。

二人で一部屋。

ベットは二つで程よく離れている。

ちなみに一緒なのはカノットの願いによるものだ。

正直問題になることが起きないわけではないが問題にはなっていない。


「……ふむ」

「どうしたでやんすか?」


少し顔を抑えて考えている冴止に寝間着姿のカノットが近付く。


「いや……」

「むふふ。悩んでいるときにすっきりする方法が……」


ちらっと服の上の部分を開ける。

冴止はため息をつく。


「近づくな。わたしはそういうことはまだする気はない」

「ちぇっ……」


舌打ちをしながら自分のベットへと帰っていく。

冴止は再びため息をつく。


(いいと言われれば何もできないような気がする小娘が何を舌打ちするか!)


顔から手を離し顔をぶるぶると振る。

いろいろと考えても仕方がない。

冴止は眠ることにした。

協力の話が通るのは数日後のことだ。

悩んでいても仕方がないのだ。


(しかし……シリエルリューオの主戦力であるアストは参加するのか? いや、するにきまっているか……ディゴットーオスの戦力と我々だけで巣を攻略できるわけがない)


巣というからにはかなりの数の敵がいることが考えられる。

ディゴットーオスのコット隊も噂によるとかなりの強さを持つらしいが何分数が少ないだろう。

シリエルリューオの主戦力量産機であるアストも無論参加する。

冴止はそう考える。


(ツバサがあの話を聞いて参加もしないような女とは思えんしな)


ツバサはアスト隊の3番隊隊長である。

少なくとも3番隊は参加する。

そう思って間違いはないだろう。


「美しく闘おう……」


カノットに聞こえないように冴止はつぶやいた。



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