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すいません。

1月に入ったとたん突然忙しくなりました。

申し訳ありません。

「ま、とりあえずは家につれてこうかと思ってな」

「鞘歌ぁちゃぁんの家ぇにぃ?」

「せやせや」


そう言うと肇孤は思いついたかのように手をポンとさせる。

鞘歌はそれを見て首をかしげる。


「ならぁ、わぁたぁしぃの家ぇと言うかぁ店ぇにぃこなぁい?」

「はれ? でも敏子ちゃんの店はこの時期開いてないんやないの?」

「特別ぅだよぉ。一応ぅ用意できるものはぁ用意ぃでぇきぃてぇるかぁらぁ~」

「マジで、ホンマに! そりゃよかったわ」


二人は手をつないでぴょんぴょんと飛んでいる。

喋り方の割に敏子は活発だ。


「あの~なんかよくわからない間に話が進んでるんだけど……」

「あ、敏子ちゃんのうちなんやけどな? 実はええ所なんよ~。この時期は開いてへんから教えてなかったんやけどな?」

「そおぉなぁのぉ。今回はぁ特別ぅだぁよぉ?」

「ほぉ特別。いい響きだ」


正宗は顔を綻ばせニヤニヤとする。

正宗はそういうものに弱い。


「まぁ、とりぃあえずぅ。行きぃましょうかぁ」

「レッツゴーやで!」

「おー!」


その掛け声とともに4人は肇孤の店へと向かう。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「ここが、肇孤ちゃんのお店……」

「せやせや」

「さあぁ、どぉうぞぉ中へぇ」


肇孤に催促されながら二人は店の中へと入っていく。

そして正宗は店の前に置かれたものを見てこう呟く。


「これって……キツネやイノシシの……剥製じゃ……」


獣耳族は特に動物を仲間として扱っていないことを正宗は今初めて知るのであった。



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