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オレの想像が創造されてしまった件について  作者: 海藤 正孝
第五章 大地を制する獣と偉大な英雄!
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「け、形状が変化してるっすよ!」

「完全変態のアリがさらに変わっていいのかよ!」


目の前で赤リアビは姿を変えていく。

赤い色がさらに赤くなっていく。

さらに顎が鋭くなる。

足の先も鋭くなりもはやアリではなくなっていく。

いや、そもそもリアビとアリは全く違うものである。

正宗達はそれを理解できない。

二重の意味での変態である。


「ああ、どんどん変態していくっす!」

「って違う! こういうのはまってちゃ駄目だ!」

「はっ! お約束に流されてこれが現実だってことを忘れてたっす!」


二人は『お約束』に縛られていたことに気がついた。

そもそも完全に変態する前に倒してしまえばそれで終わりだ。

バリッダーは左腰にあった銃をとる。

そして右腰にあったカートリッジをとる。


「ファイアカートリッジセット」

「目標認識。完了」

「よし、ファイア!」


赤リアビに向けて引き金を引く。

銃身から炎の弾丸が赤リアビに向かって飛んでいく。

その弾丸はリアビに直撃する。


「……」


直撃した赤リアビは燃えている。

動いている様子も見える。

まだ倒し切れてはいない。


「先輩。もう一発行くっすか?」

「ここは、カートリッジを変更する」


そう言って銃からカードりっじを取り出し、腰からとったものと入れ替える。


「エレキカートリッジセット」

「目標はとっくに認識済みっす」

「よし、しびれて動きを止めやがれ!」


再び赤リアビめがけて引き金を引く。

再び命中……


「グオォオォォオォォォ!」

「!? 避けた!」

「燃えているのにっ!」


赤リアビは横に避けた。

そして体を震わせる。

そしてなかから赤リアビが現れる。


「っ!?」

「な、ななな!」


そこから現れたのは二足歩行の赤リアビだった。


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