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小説家になろうに作品投下するのはかなり久しぶりですね。

にじファンが無くなって以来でしょうか。

まぁ更新はゆっくりになると思いますが読んでいただけると嬉しいです。

タイトルに関しては最近のラノベ風にしてみました。

「のどか、のどか。のどかはいいことだ」


周りは緑。

のどかで平和そのものだ。

恐ろしい出来事など何もない。


「ま、だけどさ……それって楽しくないよね」


そう呟いて目の前にあった地球儀を回してボクは笑う。

そうだ、面白いことを考えたよ。


「劇薬投入。してみようか」


そうしてボクは地球儀をくるくる回し続ける。

そうだな、いうならば邪悪さのかけらもない笑いをしながらという感じで。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


とある青年がいた。

青年は本当に普通な人間だった。


「ここは……」


周りを青年は見渡す。


「なんなんだここは……」


辺りは青くつつまれた空間


「さあ、準備OKです。やりますよ!」


後ろから聞こえる元気な声。

目の前にいるのは化け物。


「くそう! よくわからないがやってやる! おれの目的のために!」


さて、これを見ている皆様にはどういった経緯でこうなったのかわからないだろう。

ではここまでに至った経緯を皆様にお教えしよう。

そう……あれは前日の出来事……


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


ここはとある高校の教室。

時刻は夕方であり後はHRを待つばかりというところである。

周りはざわざわとしゃべる声が広がる。


「はぁ……」

「どした委員長? ため息なんかついちゃってさぁ~」

「退屈でな……あとうるさくて」


委員長と呼ばれた青年は眼をつぶり机の上にうつ伏せに

なりながらボケーっとしながら再びため息をついた。


「何にもないっていうか……」

「はっはー。じゃあ何か委員長らしいことしたら?」

「アニメみたいな委員長は幻想ですー。やることなんて特にないですー」


青年はさらに不貞腐れてため息をつく。

声をかけた青年はやれやれと言った手振りをしてその場を離れる。

それを見ながら青年は目をつぶり始める。


「暇ってきついな……」


そう言いながら青年は眠りに……


「おい、早河。委員長が寝てたらあかんやろ!」


その言葉ののちにぼかっと青年、早河 正宗(はやかわ まさむね)は出席簿で殴られた。

叩かれたところが痛いのか正宗は手で押さえた。


「はわぁぁ……あ? 先生? あーもうHRですか?」

「もうHRもあるかい。6時間目終わってすぐだろ」

「ですね……」


終りの会ことHRは授業が終わってすぐに行われるものである。

今回は先生が移動教室で他のクラスを教えていたので遅れたのである。

先生はやれやれという顔をしている。

正宗がこうなのはいつものことなので特に怒ることもない。


「て言うか特にすることも言うこともないですよね? さっさと挨拶して帰りましょうよ」

「まぁ、そうだが。だからと言って委員長が言うセリフじゃないだろう」


正宗の発言に先生はやれやれと頭を押さえていた。

そんな先生を置いておき正宗は姿勢をただした。

他のクラスメイトも黙り静かになる。

それを確認した先生はしゃべりだす。


「えーHRを始める。何か連絡のある委員会はあるかー」


特に反応もない。

隣の席等との会話の声が少し聞こえるほどだ。

先生はパンパンと手をたたく。


「特にないならここまで」

「はい、終り。起立!」


正宗の号令とともに全員が立ち上がる。

そして正宗がお辞儀をする。


「「「「ありがとうございましたー」」」」」


ちゃんとあいさつするものしないものとまばらな声が響き

それとともにクラスから人が消えていく。

それを見ながら正宗はカバンを肩にかけ立ち上がった。


(さてと……帰るか……)


そう言って正宗はクラスを後にした。

誰も特に話しかけてくる様子もない。

正宗はクラスでは他人とよくしゃべるが学校以外では会話はあまりしない。

そのため遊びに誘うクラスメイトはいない。


(帰ってネットでもするか……)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


正宗は自宅の玄関の前まで戻ってきた。

古びれてはいるが立派な平屋である。



「ん?」



ポストからはみ出ている手紙を見つける。

はみ出ている手紙は会社等から送られてくるような手紙ではない。

レターとでも言われるような袋に入っている。



(珍しいな……なんだ?)



とりあえずポスターに入っている手紙をとる。

宛名を見た正宗はアッと驚く。



「涼村から……」

(小学校卒業して以来だな。久しぶりすぎるがなんだ?)



そう思いながら手紙を持って家の中へと入った。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



自室に戻り着替えた正宗は手紙を手に取りへーパーナイフで封を開けた。



「さて、何かな……」



中に入っていた手紙をとり読み始めた。



『久しぶりだな。元気にしてるか? おれは元気だ』



相変わらずの出だしに昔を思い出し、ふっと失笑する。

そして再び文章に目を通す。



『突然だが早河は覚えてるか? タイムカプセルのことを』



その文章を見てさらに昔を思い出す。

それは小学校の頃の話だ。



『小2の頃に埋めたタイムカプセル。10年後に開けようって約束してたよな』



そう、正宗は思い出していた。

あの時のことを……



『と、言うわけで。堀に行かないか? あのときの思い出をさ。17日にあそこで待ってるぜ!』



と、短い文章はここで終わっており、残りの部分には地図が描かれていた。



「描いてなくてもわかるのにな……ん?」



ふとカレンダーに目をつける。

今日は16日である。



「明日か……って明日かよ!」



正宗は慌てふためき明日のための準備を始めた。

それが始まりであることも知らずに……

昔は作品の最後に「続く」とか書いてたんですが

今回はないです。

まぁ、とにもかくにもぼちぼちやっていきますんでよろしくです。

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