『くぁwせdrftgy』嬢の微妙なお気持ち(前編)
()内は主音声です。
『種族:人間』の方は副音声でお楽しみください。
よくわかりませんが、私は相棒と引き離されてしまったようです(寂)
ああ。相棒というのは私の被保護者にして保護者である方のことです(暖)
私の大事な大事な家族です(愛)
彼は視覚に障害を持っている為、それを補うのが私の役割です(勤)
仕事なんて思っていたら正直やっていられないぐらいにハードな役割なのですが、辛いと思うことはありません(誇)
だって私は家族の役に立てているのですから(鼻高)
そんな私の相棒は私を『人間』と同じように扱おうとする節があります(疑)
嬉しくはあるのですが正直ちょっと困りものです(喜&呆)
服とか必要ないです(無用)
だって私毛深いですし、季節に併せて伸びたり抜けたりしますから(無駄無駄無駄無駄)
お風呂もあまり好きではないです(熱)
屋内での仕事が多いし、相棒の近くにいなければ補助できませんから汚れをとる必要があるので仕方ありませんが、水をかけられるのは苦手です(恐怖)
でも『人間の食事』は好きです(愛+喜=浮心)
たまに他の家族に隠れて相棒がくれる『人間の食事』はびっくりするほど味が濃くておいしいです(至高美味&究極旨ーーーーーーーー!!!)
ああ、話が逸れしましたね(失礼)
そう。相棒は私をいつも私を『人間の相棒』として扱おうとするのです(喜)
まあ本心を言えばすごく嬉しいです(喜&喜)
彼にとって最大級の好意の証だってことはわかりますから(照照)
でもだからといって今回はやりすぎなんだと思います(呆&微喜)
自分ひとりでやるのは怖いから一緒にやってほしいという理由で最新鋭のゲーム機(よくわからないけどボールよりもおもしろいオモチャだそうです)を2つも購入して他の家族に大目玉を喰らってました(笑笑笑)
しかも一つは私の分だというのだから……ホント相棒は愚か者です(照照)
まあ仕方ないので付き合ってあげましたが、なんと大変な事が起こりました(驚愕)
ゲームとやらを始めた途端、相棒がいなくなってしまいました(心細)
替わりに現れた人間っぽい何かが『ですゲーム?』とか言い出しました(何者?)
何を言ってるのか良く分かりませんでしたが、最後にそいつは私に、「あー、まあご主人様の所に帰りたかったらゲームくりあまで頑張りな。君なら多分大丈夫じゃないかな?他にもっと悲惨なやつがいるしw」と言いました(大理解不能→微理解)
『くりあ』というのが良く分かりませんが、まあ頑張ってみることにします(奮起!)
要は仕事をきちんとすれば相棒の元に戻れるという事だと思うんです(多分?)
教えてもらえたのはありがたいんですが一つだけ断っておきます(断固!)
アレはご主人様ではありません……相棒です!!(激怒!!!&微照)
その後もなんだかイロイロありましたが、なんだか適当に目の前に現れた板を触っていたら適当に良く分からないお話しが進んで、それが終わると大きな広場に出ました(心躍)
とてつもなく広い原っぱには沢山の人間がいました(期待&不安)
だいぶ私は頑張りましたので、もうちょっと頑張れば、そろそろ相棒に会えるはずです(威張!)
きっとここに相棒がいるのだろう(確信)
そう思って相棒がいそうな広場の隅っこへ駆け出そうとした時、違和感に気付きました(何事?)
何だか動きづらいなと(嫌)
そう思って自分の前脚を見ると、毛がないツルツルの脚でした(無毛=貧相)
自分の脚じゃない!?(×美脚=愕然!?)
びっくりしましたが、この脚には見覚えがありました(既知)
これ『人間』の脚なんだけど?(無毛=貧相=大笑)
……ああ相棒、やってくれちゃいましたね(期待)
ついにやってくれちゃったんですね(確信)
服とか食事ならまだしもゲーム?とか思ってたけど、まだまだ私は甘かったです(納得)
まさか私を『人間』にしちゃうなんて!!!(大歓喜&神←感謝)




