第227話 天翔銀閃無限穿突裁決断罪連弾煌輝白銀妖精騎士姫レイピア
新たな装備を受け取った仲間たちは、広場の訓練場に集まり、実際の手応えを確かめていた。
ライオネルは大剣を振るい、衝撃波で的を粉砕。フィオナは杖を掲げ、複数の属性魔法を自在に操る。ミラは矢を乱射しながら旋回し、セレナは竪琴を爪弾き歌の力を倍加させる。ルカは双鉈を地に突き立てて衝撃を走らせ、オルドは戦鎚で模擬的な岩壁を砕き、鍛冶職人たちを驚愕させていた。
そんな中、一人だけまだ動きを見せていない者がいた。
エステルだ。
彼女はレイピアと短銃を腰に差したまま、腕を組み、薄い笑みを浮かべている。
「……どうしたんだ?」
カイが首を傾げる。
「他の皆はもう試してるのに、エステルだけやらないのか?」
ミラがからかうように言う。
「ふふ、皮肉じゃないわよ。ただ――私は最後に満を持して披露するのが好きなの」
エステルはわざとらしく肩をすくめ、腰の装備に手をかけた。
「さて、聞きなさい。これが私の装備――!」
武器:
《天翔銀閃無限穿突裁決断罪連弾煌輝白銀妖精騎士姫レイピア(エターナル・インフィニティ・プリズムジャッジメントブレード)》
→ レイピアの切っ先が光速で突き、魔法障壁すら貫通する。短銃と連動し無限連射可能。
衣服:
《白銀絢爛真理超越理想具現審美法衣(アルティメット・セレスティアル・パーフェクト・アカデミック・ドレス)》
→ あらゆる魔法を半減し、姿を美しく映えさせる。耐久性は鋼以上。
防具:
《絶対完全超硬精霊守護天界加護防護装甲(ディヴァイン・エンフォーサー・フォートレス・アーマメント)》
→ 物理攻撃をほぼ無効化。仲間を庇うと展開範囲が広がる。
靴:
《瞬速飛翔白翼舞踏天翔軌跡閃光靴(ライトニング・ウィング・エアリアル・ソニック・ステップ)》
→ 飛行可能。重力を無視し、空間を切り裂いて移動できる。
装飾品①:
《叡智神眼至高真理解析無限照明耳飾(オムニサイエンス・エターナル・ルミナス・イヤリング)》
→ 全ての魔法と技を解析し、仲間に最適な戦術を即時伝達。
装飾品②:
《運命支配審判天秤絶対均衡黄金律指環(ゴッデス・オブ・バランス・ジャスティス・オーダー・リング)》
→ 敵の強化を無効化し、仲間の弱体化を自動で解除。
仲間たちは全員、口をポカンと開けて固まった。
「……な、名前長すぎだろ!」
ライオネルが叫ぶ。
「でも……効果が、すごすぎる……!」
フィオナは目を輝かせ、指で杖を震わせた。
「チートじゃん!? アタシの弓が地味に見えるんだけど!」
ミラが頭を抱える。
「ふふ……当然でしょ。私が持つのだから」
エステルは勝ち誇ったように微笑んだ。
さらに職人が運んできたのは、特別製のアイテム二つ。
アイテム①:《無限連射魔法銃 (エターナル・ラピッド・デストラクション)》
使用者の魔力を消費せず、圧倒的速度で魔弾を撃ち続ける。最終戦用、使い捨て。
アイテム②:《広域殲滅魔法搭載小型魔法大砲 (アポカリプス・マキナ)》
一撃で都市を半壊させるほどの威力を持つ、使い捨て兵器。
訓練場は一瞬の沈黙の後、爆笑と驚愕で包まれた。
「……さすがにやりすぎだろ」
カイが呆れたように笑う。
「でも、頼りになるわね」
フィオナが苦笑しつつも安心したように頷いた。
エステルは胸を張り、最後にこう言った。
「皮肉じゃないわよ――これが、私の実力と誇りよ!!」




