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第215話 議長の反撃

 七色の閃光が収まり、法廷は瓦礫の山と化していた。

 メルティナの黒金の装束は裂け、光剣も砕け散っている。

 だが――。


「……ふふ……やるじゃない」

 崩れた瓦礫を押し退け、メルティナは立ち上がった。

 その身体は血に染まり、呼吸も荒い。

 それでも瞳の奥に宿る冷徹な光は消えていなかった。


「まだ……立つのか」

 カイが息を荒げながら構える。

 仲間たちも信じられないものを見るように目を見張った。


「当然でしょう?」

 メルティナが黒金のガントレットを鳴らす。

「私の人生は、法を背負い、数字を積み上げてきた。

 あなたたちの“絆”程度で揺らぐはずがない!」


 次の瞬間、彼女の体から黒金の炎が迸った。

 拳に宿るのは、これまでに蓄えた最後の怨嗟の力。


「《債鎖終審撃デットチェイン・ラストヴァーディクト》ッ!」


 黒金の拳が振り下ろされ、瓦礫の山を衝撃波で粉砕した。


「くっ……!」

 ライオネルが剣を構えるが、その一撃で吹き飛ばされる。


「まだ……これほどの力を……!」

 フィオナの声が震える。


「……分かるかしら」

 メルティナの足取りはふらつきながらも、笑みは崩れない。

「私は負けを認めない。たとえ地に伏しても、数字と法が私を立ち上がらせる」


 仲間たちは息を呑み、再び身構えた。

 カイも拳を握り直し、血を拭う。


「……なら、俺たちももう一度立ち向かう」

 蒼紅の光が拳に宿る。

「絆は、一度光れば消えない!」

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