天才はボッチをやめられない
私は天才である。
自惚れでも、頭がおかしい訳でもない。
ただ、少し以上(異常)に普通よりも出来てしまった
誰からも畏怖を向けられ、寂しかった私に
1人だけ手を差し伸べてくれた友人もいた。
けれど、恐ろしい物を見る様な目で見てきた
私を虐めていた奴らに大人数の集団で暴力を
振るわれて死んでしまった。
いつも私に行われた虐めと同じ事だ
私だから死ななかったのを知らなかったらしい。
そいつらは少年院に送られる前、
私は絶望感に襲われ、ヤケになり、
世界を憎んだ。
いつも腫れ物を触るように接してきた
両親を殺した。
いつも石を投げなたり、化け物と読んでくる
近隣住民を殺した。
いつも暴言を吐き、暴力を振るい、虐めてくる
私を笑い物、玩具にする学校の奴らを殺した。
とってもスッキリした。
とても嬉しかった。
アイツらが、
心にいれたヒビを隠す為に叩いていく度に
笑った、壊れた、泣いた、………
気づいたら死んでいた
やはり人間、銃には敵わないらしい。
来世なんて来ないよう、来ても同じように
才能がないように、全て綺麗さっぱり忘れてしまうことを願ったが神様は私を許さないらしい
なにを許さないかは知らないけれど
私は異世界の令嬢として、
あらゆる才能を持って産まれた。
5歳から魔法の才能があると分かった貴族は
魔法士の指導を受けることになる。
案の定、才能があった
指導を受け、成長していき、
国のお抱え魔法士よりも魔法に長けた。
何千年に1人の天才しか生み出せない
新しい魔法を生み出した。
『クリア』
ゴミに汚れを消す魔法。
このことは説明していないが
正確には使用者がゴミや汚れと判断したあらゆる物を消すことが出来る魔法。
前世の胸糞悪い記憶を懐かしむ程の
畏怖の視線に晒された。
10歳からは貴族の子ならば身を守る武術を
学ぶらしい。
またまた、案の定剣術、槍術、体術、弓術等々
あらゆる武術の才能があり、
その全てを学び、それぞれの悪い所の改善を
要求される程には極まった。
最終的に自分の戦い方は、
オリジナルを根幹にそれぞれの良い所を
組み込んだ我流に収まった。
結果としてこれ程の才能があると判明すれば
王の目にも止まることなど容易に想像できる。
王はその目で見たいと好奇心で約束したのだろう
しかし、後悔した事だろう。
公爵家であった家の実務のほぼ全てを1人で
こなしている上に、改善に優秀な人材の確保、
それぞれの得意な業務の割り当てを行っているのだから。
思わず「化け物」と零す王は何とも思わなかった。
それから直ぐに第一王子との婚約が決まった。
王からすれば化け物レベルで優秀な人材を
一公爵家に留まらせるのは持っていなく
反逆されれば国が落ちかねないと判断して
王子と婚約させたのだろう。
僅かばかりの第一王子に好意でも芽生えたらという希望を残して。
王城で生活することとなり引越し当日の
両親の早く出ていけとでも言いたげな視線を
感じてもやはり何も思わなかった。
それから王の業務に、王妃としての務め、
主にパーティーや国の発展である。
そんな日常を送っていたら王子に殺された。
分かっていたことだ。
恐らく嫉妬だろう。
有り余る私の才能に嫉妬し、哀れみの如く
向けられる私からの愛情、
私からすれば好きになる努力をしていたつもりではあったが………
やはり人間、心臓を刺された上に
即死級の毒が回れば死ぬらしい
死への恐怖は無くなっていた。
他の感情も自我も、本能すらも、
最後に残った終わりへの執着のみ。
三度目の正直とはならなかった。
二度あることは三度あるらしい。
どのような方法で、どのような感情で、
そんな事は最早どうでもいい
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結果として四度目の人生は始まった。
けれど記憶も朧気で、覚えているとは言えない。
残ったのは一度目の人生で人を殺した経験、
二度目の人生で極めた魔法と武術の経験、
そしてあらゆる自を理で制す経験、
プツンと切れた糸から解けた糸くずが流れる
ように経験だけを受け継いでいる。
まだ幸せとかそういうのは分からないし、
人との関わり自体無いけれど
「今、私は幸せだと思う。」
・・・・・
書いてて後悔しました。
泣きはしませんでしたが、悲しみと
自分に対して少しだけ怒りが湧きましたね。