俺の…になれ!
「ねぇ海」
「ん?何だいもみじ」
「今回の話、難産だったらしいわよ」
「!?もっもみじ?君はいったい何の話をしているの?」
「元々の話だとフィルが王子に質問攻めするはずだったんだって」
「フィル?王子?えっと何の話!? 」
「王子がしっくり来なくて書き直しまくったら、逆に高レベルな話になっちゃったって。王子はもっとアホな子だったのにって嘆いてたわ」
「え?だっ誰が?」
「作者が」
「作者!?えっ!?」
…もみじ…ソレイッチャダメダカラ…
というわけで難産だった本編をどうぞ。
「これが一番必要なものですね。他はなくても最悪どうにかなりますが、 民が居なくては国では絶対にありません」
「民が居なくては国ではない…」
「それともう一つ。これは王族だけではなく貴族もそうですが、私達が日頃使うお金はどこからきているかわかりますか?」
「…」
「わからないですか?…それは、民から徴収した税金などです」
「税金?」
「はい。毎月決まった日に決まった金額を払ってもらうんです…たがらこそ私たち貴族は、行動でお返しをしなくてはいけないんですよ…って難しいですよね」
「…」
うわぁ。俺何やってんの!?こんなの四歳児に話す話じゃないじゃんっ !ってか二歳児が話す話でもないよ!俺が大人だったらこんなこと言う二歳児怖いわっ!
俺はふと自分の今の年齢を思い出し、内心悶える。
「…つまり、俺が国を知るためにはまず民を知るべきと言うわけか?」
「え?えぇ、そういうことです」
この子、理解してる…?
王子の言葉に俺は目を見開いた。
「…俺はまだ一度も王宮からでたことがない。出る必要がなかったからな」
そう言った王子の顔には少し淋しそうな笑みが浮かんでいた。その表情は見ているこちらが苦しくなるようなそんな影を抱えていて…
「もしよかったら今度勉強しに我が屋敷に来ませんか?」
俺は無意識にそう言い出していた。
「っ!?…いいのか?」
王子はまるですがるような目で俺をじっと見た。
「えっと、はい。…まぁ王様や私の両親に許可を頂いたならですけどね」
「それでもいいっ!」
俺の言葉を聞いた王子は先程までとはうってかわって今度は年齢通りの顔(&キラキラオメメ)をしていた。
その顔を見て俺は内心ホッとした。
まぁここまで乗り掛かった船だしなぁ
なんて自分を納得させうんうんと頷いていると、
「あっ!!」
と王子がまるでいいことを思い付いたとでも言うような声を出した。
正直悪い予感しかしない。
「なぁお前俺の「お断りします!」 …なっ!?まだ何も言ってないだろ!?」
「すみません。嫌な予感しかしなかったもので」
「何を言う!お前にも良いことだぞ!」
「はぁ、えっと俺の…何ですか?」
「あぁ、ゴホン。お前俺の側近になれ!」
「…は?」




