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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

孤独

僕は、成績が良かった。

ただ、よかったのではない。学年一位を全ての考査で取るような、将来が嘱望されている人間だった。

でも、僕はアウトローになってしまった。


「おい中地、一緒に帰ろうぜ。」友達の笹賀遊星が言った。

「ごめん、僕塾があるんだ。ごめんなあ。」僕は言った。

「ちぇ、つまんねえの。相変わらず付き合い悪いな。」遊星は言った。

彼が言うのも当然だった。僕の通っていた学校は中高一貫校の私立で受験勉強とは程遠い中学三年のはずなのである。

しかし、親がいい大学に入れるために塾に入れたのである。

僕の父はあまりいい学校に行けず、土木業をやっていた。

だから、父は自分のようなまねをしてほしくないと思い、塾に入れてくれたのである。

成績は全ての教科で90点を下回ることは決してなかった。

毎回成績がいいおかげでだんだん自分を過信する様になっていったのである。

そんなある日、転校生がやってきた。

彼はシンガポールからの帰国子女だったのである。

でも僕はふんっと聞き流していた。

しかし、彼にとって気の毒だったのはその優秀さであった。

僕は次の年のテストで全て負けた。

父は怒った。どうして彼に勝てないのかと何度も言われた。

次第に僕は彼を恨むようになった。

高校も同じ大学に進学した。

しかし一度も勝てないままに高三を迎えた。

そして三月。

僕は京大に受かった。彼は東大だ

った。彼は最後まで僕に勝った。彼が勝った時に僕は力の差というものを実感した。

彼は家庭教師がいて、さらに大金持ちのむすこだったのだ。

殺すしかない、そうおもった。

次の日、僕は家から包丁を持ち出した。

学校に行くといつものように人気者の彼の元には人が集まっていた。

僕は包丁を出して切りかかった。

「グサッ!」血しぶきが飛んだ。

彼は青ざめた顔をして倒れた。

しかし、当たり所が悪かったせいですぐに起き上がって言った。

「そんなことやっても君のためにはならないんじゃないか。まあ罪は罪だ。しょうがない、みんな警察を呼びに言ってきてくれ。君も頭を冷やしたらどうだ。」

僕はその言葉を聴いてムカッと来た。

そして全速力で、彼を刺した。

ちょうど心臓に当たり、本当に今度は動かなくなった。

僕は初めて自由になった

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