第15話 ポレの気遣い
僕らは賭博場を後にした。もともと下見のつもりで来たのだから、これで用は済んだ。
町を出て、僕はポレの背中に抱きついた。ポレは宙を飛び、城へ向かう。窓が開いたままの僕の部屋が見えてきた。僕らは部屋の中に入り、笑いあった。このことは秘密にね、と。
もう夕暮れ時だ。ポレは職務のために部屋を出て行った。そういえばこの後就任式があるんだっけな。配下たちに僕の威厳を示さなければ。舐められてはいけない。……やっかいだな。
僕は煙草を吸いながら、式の様子をイメージしていた。まぁでも、背筋を伸ばして座っていればなんとかなるだろう。
暇になったので僕はこの目新しい自分の部屋を物色し始めた。飾り付けは全部ポレがやってくれたものだ。僕は棚に並んだ本を手に取った。表紙は何も書いてない。ひらいてみると僕は思わず声が出た。
「あっ!」
そこには煽情的な裸の女が描かれていた。僕は慌ててページをめくった。どれも同じような感じだ。
「エロ本じゃないか!」
僕は他の本も適当に選んで手に取った。見てみると、どれもこれも裸の女が描かれてる。
「全部エロ本じゃないか!」
ポレはいったい僕をなんだと思っているのか。性欲大魔神だと勘違いしてるんじゃないか?
するとドアを叩く音が聞こえ、オルサバトルが部屋に入ってきた。
お知らせ
毎日投稿を条件に執筆してましたが、間に合うことができず、連載を終了します。
また新しい作品でお会いできたらと思います。




