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世界は異能で溢れているが、それがどうした  作者: 猫も犬も猫目である
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被害は……

更新だいぶ遅くなってしまった。

今日からまた頑張る!

舞が暴れた被害は甚大で、食事塔が半壊し座学塔の三部屋の壁がなくなりフロアになり、異能力を振るっても問題ないはずの実習塔の一部が消滅した。

人的被害も多く暴れていた生徒38名が入院する大怪我を負い、精神錯乱が8名。

巻き込まれた軽傷者は教員を併せて86名にも及んだ。

その中でも圭は全治六か月の大怪我で異能についても無理に使った後遺症があり大幅に劣化。

そして原因である舞は1人無傷でパンを頬張っていたそうな……。


その後、輩君は舞を止めたことで有名になり現在の生徒会長となっている。


一番の被害者であり、また功労者であるはずの圭は。

舞の抑止力として、同じ部で監視と一般常識の教育するはめになった。


理由は、なんでも舞と何時間も戦っていられたからだそうな。


「そして入院のせいで出席日数足りなくなった俺は留年して舞と同級生になりましたとさ」

語り終えた圭の背中には哀愁が漂っている。

まるでブラック企業に勤めているサラリーマンみたいだ。

「なんと言うか、大変だな」

圭が話終わる頃にはもう予鈴のチャイムが鳴っていた。


二人は午後の授業のため、それぞれの教室へと向かう。

太陽がふと振り返ると圭の背中には哀愁が漂っていた。

 

放課後。

太陽が部室に入ると芹以外の全員が揃っていた。

太陽は近くに座っている舞へ尋ねた。

「芹はどうしたんですか?」


真っ先に尋ねられたのが嬉しいのか、舞は瞳を輝かせ、

「昨日のお手伝いが片付いてないから、今日は休むそうですよ」

と弾むように答えた。


そんなやり取りに、圭が感心したようにうんうん頷きながら視線を向けてきた。


先ほどの話のことで、太陽が舞を怖がると思っていたのだろう。


太陽からしてみれば普通に舞と会話しているただけだ。

太陽からしてみれば、この部の変人度を鑑みれば大しておかしいことじゃないと答えただろう。


「まぁ芹にしちゃ珍しく真面な理由だな」

「いつもはどんなこと言うんだ?」

太陽が圭の呟きに尋ねると、三人とも何やら微妙な表情を浮かべた。


「あー、ゲームの発売日でクリアするまで学校行きませんとか、世界大会匿名参加で忙しいとかだな」

「春には花粉症や五月病がひどいので休む、なんてのもありましたね」

「他にもちょっと二次元の世界へ行ってくるとか、某国のスパイと電脳対決して世界を救ってくる、なんてのもあったわね」


芹は入学してまだ三か月も経ってないはずなのに、来ない理由に変なのがボロボロ出てくる。


そんな風に雑談をしていると、ふいに舞がポンっと手をたたいた。


「そうです、萌花に訊きたいことがあるんですよ」

「なにかな舞ちゃん?」

そう話かけられた萌花はニマニマしながら上機嫌だ。


(へぇ、萌花は本当に舞が好きなんだな。もしくは可愛ければなんでもいいのか?

けど芹も見た目は良いけど嫌ってるみたいだし萌花なりの基準があるのかな)

そんな太陽の疑問を置いて、舞は話しを進める。


「お友達同士って、休日にどんなことして遊ぶのですか?」

「そりゃぁ、健全な年頃の乙女だからね。

昼間から、薄暗い密室で二人っきりになって、あれやこれやしながら大声でいろいろするに決まってるじゃない!」

「どう聞いても不健全じゃねーか!? 不純異性交遊的なことしか連想できねーぞこの変態!!」

圭が立ち上がり萌話を指さした。

そんな圭を萌花は花で笑い、

「カラオケでノリノリで歌って踊ることのどこが不健全なのよ? これだから男は」

「言い方がいちいちいかがわしいんだよ!!」

この反論には至極もっともだと、太陽もうんうんと頷いて肯定している。


「言いがかりね。そう思うのは貴方たちの脳内が不健全いっぱいのドピンク一色だからよ!」

「圭たちの脳内が一面ピンク色かどうかなんてどうでもいいんで早く続きを教えてくださいよ」

「ゴメンね舞ちゃん。あんなゴミクズたちは放っておきましょうねぇ」


ゴミクズと言い切る萌花の太陽たちに対する扱い随分ぞんざいだった。



(器の小さいバカだと本心でも思っているけど人をゴミクズ呼ばわりとは……萌花は人間も胸も小さいな)

「おい太陽。焼き加減くらいは選ばせてあげるわよ?」

「な、なんだよ急に!?」


「憐れむような目でアタシの胸を見てたからよ。何を思ってたから知らないけど、太陽は顔に出やすいわねぇ」

何かを感じ取った萌花は青筋を立てるほど憤っていた。


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