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45 人類の戦い

 雷で近くのダンジョン前に移動したキーラとアウレ。

 前方ではダンジョンから出てきた魔物と十人くらいの冒険者が戦っている。

 軍はまだ救援にきていないようだ。


「他の所に行かない方がいい?」


「大丈夫。ここは任せて」


 アウレの言葉を聞いて、キーラは別の戦場へと飛ぶ。

 そしてアウレは冒険者と魔物が戦っている所へまっすぐ走り出す。

 そしてその勢いのままに飛び蹴りを魔物に食らわし、戦闘を開始する。


 またアウレの所だけじゃなく、世界各地で戦闘が始まる。


 ビフレアドでは、いち早く気付いたムスキルが先頭に立って戦う。

 ダンジョンから続々と出てくる角の生えた数メートルの巨人を剣で次々と切り伏せていく。

 そうして戦いながら、ふと、ムスキルは別の方向を向く。


 ここにいても恐怖で身がすくむような魔力を感じる。

 放っておけば間違いなく世界は滅ぼされるだろう。

 だが先生の魔力も感じる。

 先生が戦っているなら、きっと大丈夫だ。

 私は目の前の敵に集中しよう。


 ゼノとの旅で強くなったムスキルは、次々と魔物を屠っていく。


 また、かつてゼノたちが訪れた鉱山都市クルタリでは、第一王子ヴァンヘン・ティスタリヤが兵士や冒険者を率いて、いくつもの坑道に溢れる魔物と戦っている。


 また、あるダンジョンの前では、かつてゼノが倒したS級冒険者レイヨンが他の幾人かの冒険者と共に戦っている。

 しかしあまりの魔物の多さに苦戦していた。

 そこに何かが吹っ飛んでくる。

 それは多くの魔物を衝撃で飛ばしながら地面を抉る。

 そしてすぐに飛んできた方へ戻っていった。

 他の冒険者は何が起きたか分からずに口を開けているが、レイヨンはそれが何だったか辛うじて見えていた。

 それはキルバスに殴られて吹っ飛んできたゼノだった。


「チィッ」


 レイヨンは自分と戦っていた時よりもゼノが何倍も強いことが分かり舌打ちする。

 そして、いつまでも負けてられるか。

 俺が最強じゃないと駄目なんだよ!と怒って魔物を倒していく。

 世界各地で冒険者や騎士が必死になって戦う。



「魔無しのくせにやるじゃねえか」


 アウレが魔物をどんどん倒していると、冒険者の一人が声を掛けてきた。


「ありがとうございます。でも前に集中してください!」


 魔物に掌底を食らわしながら言うアウレ。


「おう!」


 冒険者の男も気合いを入れて魔物を倒していく。

 そうしてアウレや冒険者たちが傷を負いながらも魔物を倒していると、ふと辺りが暗くなる。

 ん?なんだ!?と冒険者たちが戸惑って周囲を見回してみれば、遠くに眩いばかりの光の柱があった。


 たぶん先生の魔法だ。

 私も頑張らなきゃ。

 先生たちが倒してくれるまで、なんとか人を守るんだ!


 アウレは気合いを入れ直して、魔物を次々と倒していった。



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